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5分でわかるActiveReports帳票(AD)

5分でわかるActiveReports帳票-HTML5ビューワ

ActiveReports for .NET 9.0Jで作るサンプル帳票(4)

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基本的な使い方

 HTML5ビューワの基本的な使い方を紹介します。ここでは、ActiveReports 9.0J Webサービスと連携させて、HTML5ビューワにレポートを表示します。

 付属のサンプルは、「01_基本的な使い方.html」をご参照ください。

備考

 HTML5ビューワをActiveReports Serverと連携させる場合は、ActiveReports 9.0J Webサービスの代わりに、ActiveReports Serverが提供するWebサービスを使用します。詳細については、製品ヘルプの[JavaScriptでHTML5ビューワの操作]をご参照ください。

 HTML5ビューワを使用するには、以下の設定が必要です。

  1. JavaScriptファイル、CSSファイルを設定する
  2. ビューワのdiv要素を設定する
  3. ActiveReports 9.0J Webサービスを設定する
  4. レポートを表示する関数を設定する

JavaScriptファイル、CSSファイルの設定

 HTML5ビューワはjQueryウィジェットとして動作するため、必要なJavaScriptファイルおよびCSSファイルを設定します。

標準

  • jQuery 1.9.0以上
  • Bootstrap 3.0
  • Knockout.js 2.3.0以上
  • フォントファイル(※Bootstrapをファイル参照する場合)

HTML5ビューワ

  • GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Html.css
  • GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Html.js
  • GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Html.min.js
<link rel="stylesheet" href="css/bootstrap.css" />
<link rel="stylesheet" href="css/GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Html.css" />
<script src="scripts/jquery-1.10.2.js"></script>
<script src="scripts/bootstrap-3.0.0.js"></script>
<script src="scripts/knockout-2.3.0.js" type="text/javascript"></script>
<script src="scripts/GrapeCity.ActiveReports.Viewer.Html.js" type="text/javascript"></script>

ビューワのdiv要素の設定

 レポートを表示するためのビューワ領域を設定します。HTMLファイルにdiv要素を追加し、スクリプトで使用するためid属性を指定します。

<div id="viewer" style="width: 800px; height: 600px; border: black solid"></div>

ActiveReports 9.0J Webサービスの設定

 プロジェクトの[追加]-[新しい項目]から、「ActiveReports 9.0J Webサービス」(ActiveReports.ReportService.asmx)を追加します。ActiveReports 9.0J Webサービスは、サーバー側でレポートを生成してクライアントに配信します。

レポートを表示する関数の設定

 HTML5ビューワの本体であるJavaScriptオブジェクトGrapeCity.ActiveReports.Viewerを呼び出す関数を追加します。

<script type="text/javascript">
    $(function () {
        var viewer = GrapeCity.ActiveReports.Viewer(
        {
            // HTML5ビューワを表示する領域(div要素のid属性)を設定します
            element: '#viewer',
            // HTML5ビューワに表示するレポートを設定します
            report: {
                id: "_5min2015SampleCS_04.rpt_01_基本的な使い方"
            },
            // ActiveReports 9.0J WebサービスのURLを設定します
            reportService: {
                url: '/ActiveReports.ReportService.asmx'
            },
            // HTML5ビューワのツールバーのUIを設定します
            uiType: 'desktop',
            // HTML5ビューワを日本語化するファイルを設定します
            localeUri: 'scripts/ja/ja.txt',
        });
    }
    );
</script>

 各オプションの設定内容は、以下の通りです。

elementオプション

 HTML5ビューワを表示する領域を設定します。

report.idオプション

 HTML5ビューワに表示するレポートを設定します。レポートの種類により、設定方法が異なります。

a. セクションレポート(コード)

 クラスの完全名を指定します。たとえば、プロジェクトの名前空間が「MyProject」、レポートのクラス名が「MyReport」である場合には、「MyProject.MyReport」と指定します。また、クラスの完全名は「アセンブリ名」ではなく「ルート名前空間」から始まります。なお、サンプルでは先頭の文字が数字であるため、ルート名前空間の名称として自動的にアンダースコアが付加されて「_5min2015SampleVB_04」となっています。

b. セクションレポート(XML)/ページレポート/RDLレポート

 レポートファイルのURLを指定します。たとえば、「Reports」フォルダに含まれる「PageReport1.rdlx」を表示する場合、「Reports/PageReport1.rdlx」と指定します。

reportService.urlオプション

 ActiveReports 9.0J WebサービスのURLを設定します。

uiTypeオプション

 HTML5ビューワのUIを設定します。デスクトップ(desktop)、モバイル(mobile)、カスタム(custom)から選択します。

localeUriオプション

 HTML5ビューワを日本語化するファイルを設定します。

基本的な使い方
基本的な使い方

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HTML5ビューワの操作

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この記事の著者

グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/9055 2015/11/10 15:31

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