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Oracle Database Cloudでいってみよう! ~ モダンな企業向けクラウドアプリを一番かんたん・安全につくる方法(AD)

Oracle Database Cloudだけで提供できるWebアプリケーションの開発方法

Oracle Database Cloudでいってみよう! ~ モダンな企業向けクラウドアプリを一番かんたん・安全につくる方法 【第3回】

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データを編集するためのページを追加する(続き2)

今作成した「顧客編集」ページに「顧客」ページからリンクします。完成イメージは次図のように、CUSTOMER_IDを編集ページへのリンクとする形です。

今作成した「顧客編集」ページに「顧客」ページからリンク
今作成した「顧客編集」ページに「顧客」ページからリンク

上図のリンクを実装するため、「ページID番号 - 顧客」ページをクリックします。

「ページID番号 - 顧客」ページをクリック
「ページID番号 - 顧客」ページをクリック

すると、「顧客」ページのPage Designer画面に遷移します。

「顧客」ページのPage Designer画面に遷移した
「顧客」ページのPage Designer画面に遷移した

CUSTOMER_IDフィールドをリンクに変更するため、次のように操作します。

  • ① 左のペインでCUSTOMER_IDを選択します。
  • ② 次に右のペインでIdentificationセクションのTypeを「Link」に変更します。
  • ③ さらにそのリンク先を設定するため、Linkセクションの「No Link Defined」となっている項目をクリックします。

すると、リンクの詳細設定を行うウィンドウがポップアップ表示されます。

リンクの詳細設定を行うウィンドウがポップアップ表示された
リンクの詳細設定を行うウィンドウがポップアップ表示された

「Target」セクションの「Page」で、先ほど作成した「顧客編集」ページを選択します。さらに、「Set Items」セクションで「CUSTOMER_ID」をセットするように設定します。この設定によって、「顧客」ページから「顧客編集」ページにCUSTOMER_IDを渡せるようになります。そして「顧客編集」ページでは、そのCUSTOMER_IDを使ってその他のフィールド情報をデータベースから自動的に取得してくれます。

上記設定を行ったら[OK]ボタンをクリックします。

なお、フィールドのタイプを「Plain Text」から「Link」に変更したため、次図のようにして、リンクの表示テキストを設定する必要があります。

リンクの表示テキストを設定
リンクの表示テキストを設定
  • ① LinkセクションのLink Textに「#CUSTOMER_ID#」として設定します。#で囲んだ文字列は実際には該当するフィールドの値で置き換えられます。
  • ② [Save]ボタンをクリックして変更を保存します。

ここまででページの開発は完了です。「③再生ボタンをクリック」してアプリケーションを確認してみると、イメージしたとおり、Customer Idの値がリンクとなっているはずです。これをクリックしてみましょう。

Customer Idの値がリンクになっている
Customer Idの値がリンクになっている

編集フォームがモーダルウィンドウとして表示され、選んだレコードのデータがフィールドにセットされていることが分かります。

選んだレコードのデータがフィールドにセットされた
選んだレコードのデータがフィールドにセットされた

ちなみに、この画面はレスポンシブデザインとなっており、モバイルデバイスでも自動的にレイアウトが最適化して表示されます。

画面はレスポンシブデザインとなっている
画面はレスポンシブデザインとなっている

このようにAPEXではデータの閲覧、編集といった基本的な画面は、1行もプログラミングを行うことなく、アプリケーション化することが可能です。また、顧客ページの「Action」プルダウンにはユーザーが個別にデータをグラフ化したり、画面をカスタマイズする機能が備えられています。

まとめ

今回はAPEXを活用してデータベースサービスだけでWebアプリケーションを開発する方法を紹介しました。これらはAPEXが備える機能のほんの一部です。他に、データを一括ロードするためのフォームや、Excelファイルからアプリケーションを作成する機能など、多彩な能力を秘めています。知れば知るほど「ここまでできるのか」と驚かれると思います。

また、これらの機能はデータベースサービスがプロビジョニングされた時点ですべてセットアップされています。追加でインストールしたり、設定する必要はありません。サービス利用開始からすぐに開発をスタートすることができます。

単にデータベースサービスという枠を超えたこのような開発フレームワークは、クラウドの特性と相まって、これまでとは違う企業システムの構築スタイルを可能にするものだと思います。

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この記事の著者

中嶋 一樹(ナカジマ カズキ)

日本オラクルのエバンジェリスト。Cloud Platformに関するエンジニアリングと啓蒙活動を担当。クラウドのビルディングブロックを使ったモダンなアプリケーションの開発、エコシステムの構築をライフワークにしている。公私ともに何かを開発していることが多い。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/9108 2016/02/01 18:00

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