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IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿

Watson IoT PlatformとNode-REDで、Wio Nodeのセンサーデータ取得とデバイスへのデータ出力を体験してみよう

IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿 第3回

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 IBM Bluemixは、PaaS(Platform as a Service)として皆さんに最強の開発環境を提供します。Bluemixの特徴として、開発基盤だけではなく、100を超えるサービス「IBM Watson、ランタイム、IoT、Storage(DB)、アナリティクス、モバイル」など、豊富な開発環境やAPIがシンプルな形で提供されており、より素早くアプリケーションを構築&運用することが可能です。「IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿」では、コミュニティの皆さんが最近もっとも注目しているBluemixのサービスを、順番に紹介していきます。今回は「IoT」「Node-RED」を 取り上げます。

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概要

 ここ最近、Internet of Things(以降、IoT)が注目されています。実際のIoTの感覚をつかむには触ってみることが重要だと考えます。もちろんRaspberry PiやArduinoでも試せますが、今回は「Wio Node」というデバイスを使って、「Watson IoT Platform」と「Node-RED」でWio Nodeでセンサーデータ取得やデバイスへのデータ出力を体験してみましょう。

 Wio NodeはAndroid/iPhoneの専用アプリ「Wio Link」を経由してプログラミング可能なWiFiモジュールです。Groveモジュールを挿していろいろなセンサーやアクションを体験できます。

 Wio Nodeデバイスは、iOS/Androidアプリ上で接続しているセンサーや出力に合わせた設定を行い、Wio Nodeデバイス自体にどのようにデータをやり取りするのかをファームウェア書き込みすると、その上でSeeedサーバーでのAPIについても同時に設定されます。

 例えば、Raspberry PiやArduinoで行う場合、センサーや出力に合わせてデータ取得のプログラム(ファームウェア)や、さらに、それをやり取りするWeb上の窓口のサーバープログラム、つまりAPI化までを自分自身で対応します。Wio Nodeでは、そういった流れはWioアプリに任せて「データを取得した後にどう扱う?」「サーバー側からどういうきっかけでデバイスを動かす?」というIoTの連携に注力できます。

 今回は「Watson IoT Platformから温度データを発信してWio Nodeデバイスの7セグメント4桁ディスプレイに温度データを表示すること」「Wio Nodeデバイスの超音波距離センサモジュールの計測する距離データをWatson IoT PlatormのQuickStartでグラフで可視化すること」を中心に、Node-REDとWio Node APIがどのように橋渡しをするかについても交えながら説明していきます。

使用したもの

 今回開発するシステムで使用したものの一覧です。

ハードウェア

ソフトウェア

IBM Bluemix

  • Watson IoT Platform
  • Node-RED
  • IBM DevOps Services

おもな流れ

  • Bluemixでのインストールと設定
  • Wio Nodeのデバイスとアプリの設定
  • Node-REDのフローの設定
  • センサー取得とデータ表示を試してみる

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この記事の著者

田中 正吾(Bluemix User Group)(タナカ セイゴ)

2004年よりフリーランスで活動。以後インタラクティブコンテンツ制作を主に関わる。最近はフロントエンドを中心にJavaScript開発制作・デジタルサイネージ制作・デバイス連携など行っています。ウォンバットが好きなのでWEBの力を注いで情報収集中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/9624 2016/09/21 14:00

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