＜受賞のコメント＞
このたびは、デブサミ2005・ベストスピーカー賞をいただき、ありがとうございました。

「デベロッパーの復権」のためには、テクノロジのフィールドだけではなく、
ビジネスというフィールドにおいても、「ものをつくる」ことに対する正当な評価が必要であるように思います。そのためには、ユーザーも正しい評価が出来るように「努力する」ことを忘れてはならない、とも考えております。

デベロッパーやエンジニアに限ったことではないのでしょうが「自らの立場で、自らを高める努力」という姿勢や至誠があってこそ、happinessを得ることができるのではないでしょうか。

タイトルとは裏腹に、普段の自分自身の姿勢や至誠を戒める内容のセッションであり、聴講いただいた皆様のお役に立てたかどうか不安がございましたが、身に余る光栄です。

ご来場された皆様に深く御礼申し上げます。

＜受賞のコメント＞
某「恋に落ちたら」のドラマの中でもITに対してスポットが当てられ、世間のITに対する注目度は高まっているように感じます｡ただ、いろいろ誤解もある ようで(笑)、中で実際に働いているデベロッパーからすると、「分かってないよね世間は」と思うところもあることでしょう｡

現実を振り返ってみると、心が疲れていたり、何かをあきらめたりすることが多すぎるくらいに多く存在するのではない でしょうか｡自分が正しいと思うことを上司に進言して、むげに却下されることほど、やる気を失うことはありません｡しかし、世の中保守的な人が多いことを 考えると上司が悪いと一概に言うことも出来ないでしょう｡

保守的な人に認めてもらうためには、自分達が正しいと思うことが、誰でもあたりまえだと思ってもらえるくらいに認め られる必要があります｡くさっているだけでは、何も変わりません｡常にあきらめずに行動し、正しいことを「あたりまえ」にしようではありませんか｡そうし て初めて、デベロッパーが復権出来るのではないでしょうか。

＜受賞のコメント＞
特別賞、どうもありがとうございます。私のセッションに高いご評価をいただいたことは、これからの開発技術者が見ているものを如実に表しているとおもいます。

日本のＩＴ系デベロッパーは、今岐路にたたされていると思います。限定的で標準的なノウハウと労力で開発する人月の 時代に終わりを告げ、アイデアと実行力が求められる時代に入ろうとしているのではないでしょうか。技術の本質を見抜き、社会にどのように役に立つものか。 それを認識した上で技術を選定して活用する能力を持つ人も、それを実践するために、たくさんの技術を身につけ、実行していく能力を持つ人も必要です。

複雑なＩＴ環境の中で、自分が持てる能力を充分に発揮していくために開発環境を整備することの重要性に共感いただいたのだと思います。技術者が「じっと手を見る」時代に別れを告げ、自分が持つパーソナリティーを存分に発揮できるＩＴ開発の時代を作り上げましょう。

＜受賞のコメント＞
数あるデブサミ セッションのなかで、Visual Studio 2005 セッションへお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。

限られた時間のなかで内容を盛り込みすぎといったご意見や、会場が狭すぎといったご意見も、数多く頂戴しましたが、近日中に公開する Visual Studio 2005 Beta 2日本語版を始め、皆さまに直接 Visual Studio 2005 に触れて頂ける機会を、これからもっともっと増やしていきますので、ぜひ年内の製品リリースに向け、ご期待ください。

さて、デベロッパーの皆さまへのメッセージということですが、いまや日本を支える存在である IT は、その名のとおり「情報を扱うための技術」です。そして、情報を扱うための器であるハードウェアも重要ですが、情報の扱い方を決めて実質的に ITがビジネスや生活を支えるための中核は、まさしくソフトウェアにあると、私は勝手に信じています。

そのソフトウェアを生み出すエンジニアの皆様は、まさに世の中を動かす原動力といっても過言ではないでしょう。その意味で、デベロッパーの皆さまには、世 の中に対する「思い」を強く持って頂き、それをソフトウェアで表現することで、もっともっとオモシロい世の中が実現されるのを、楽しみにしています。