コードジンのヘッダーが入ります Developers Summit 2009

株式会社システムインテグレ-タ

【12-E-4】『脱Excel』を実現!統合プロジェクト管理パッケージ『SI Object Browser PM』を利用してIT企業も近代化しよう
~PMBOKの9管理エリアをすべてカバー、原価比例法、EVM法をWサポートしたプロジェクト管理!!~
代表取締役社長 梅田弘之

納期遅れやコストの超過、バグの多発……、ITプロジェクトの現場ではよく見られるこれらの問題を解決するため、多くのITベンダーはプロジェクト管理の強化に取り組んでいる。そんなITベンダーを支援するパッケージ製品が登場した。それがシステムインテグレータ開発の「SI Object Browser PM」である。同製品はPMBOKで定義されている9エリアを統合して管理。プロジェクトを見える化し、平均利益率の向上への期待が高まる。

統合プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM」で、プロジェクトを見える化

「パッケージはその分野の知識を集大成したもの。本セッションではSI Object Browser PM(OBPM)を紹介する。これからの解説が少しでもみなさんのプロジェクト管理の知識習得に役立てばいいと思っています」──。開口一番、OBPMをはじめとするパッケージソフトの開発を手掛けるシステムインテグレータ・代表取締役社長の梅田弘之氏はこう語った。OBPMはPMBOK(米プロジェクトマネジメント協会が策定したプロジェクトマネジメントの知識体系)の9つの知識エリアを統合した総合プロジェクト管理システムである。

開発の背景について梅田氏は「長年、プロジェクト管理強化に取り組んできた結果、総合システムでなければ現場のプロジェクト管理力は向上しないと考えたから」と明かす。従来、梅田氏の会社でも時間やコスト、品質、スコープ、リスク、要員、調達などプロジェクトを管理する上で欠かせない項目をExcelやMS Project、自社開発のツールなどバラバラのツールで行っていた。その実体験から「プロジェクト管理ツールもERP化しよう」と考えついたと言うのだ。

プロジェクトを総合的に管理する重要性とは?

先に紹介した「タイム、品質、コスト、スコープ、要員管理、調達、リスク、コミュニケーション、統合、というPMBOKの9つの知識エリアを統合していること」は、OMPMの第一の特徴である。しかもそれらはコストEVMや進捗EVM、品質EVMという形で数値化されるため、「部門長やPMOがプロジェクトの状態を容易に把握できるようになる」と梅田氏はデモを交えながら、OBPMの特徴を次々と紹介していく。

第二の特徴は2009年4月1日から適用される「工事進行基準」に対応していること。「原価比例法とEVM法の2方式をサポートしています」と梅田氏。「原価比例法、EVM法を並べて見られる仕組みも用意しています」と続ける。もちろん従来からの完成基準でも管理は可能、常時は双方の方法で管理しているが、プロジェクト単位で選択することができるというのだ。

第三にCMMIレベル3以上を実現するためのベースシステムとして活用できること。「Excelベースで管理する欠点は、自己流が蔓延して標準化がなされないこと。しかしOBPMを導入すればルールに従って入力していくだけ。そしてドメイン(組織)単位でPDCAサイクルをまわしていくことで、プロジェクト管理のノウハウがブラッシュアップされていくわけです」(梅田氏)

このように個別のプロジェクトがよく見えるようになることも大事だが、「例えば『来月空いていそうな要員がいるか』『危なそうなプロジェクトはないか』など、組織や会社という視点でプロジェクトを束ねて管理できることもIT企業にとっては重要な要素」(梅田氏)である。統合プロジェクト管理ツールであるOBPMであれば、「会社や組織として管理する機能も付加されているため、それも可能。つまり上司や現場が見たいものが見られる仕組みになっているのです」と梅田氏は力強く語り、自社での活用例を紹介した。システムインテグレータではOBPMとERPパッケージ、さらにはSFAシステムを連携させ、2008年より本番稼働させている。

もちろんどんなによい機能をもつツールでも、活用されなければそのメリットは享受できない。しかしOBPMでは「現場が入力を負担に思わない配慮を施している」と梅田氏。

最後に梅田氏は「OBPMを導入することでこれまで見えなかった数字が見えてくる。それが分かるからこそ、プロジェクトの平均利益率の向上が期待できるのです」と熱く語り、セッションを締めくくった。

図1:PMBOKの9エリアすべてを統合した「総合プロジェクト管理パッケージ」
問い合わせ先
株式会社システムインテグレ-タ
〒336-0027
埼玉県さいたま市南区沼影1-10-1 ラムザタワ-7階
URL: http://www.sint.co.jp/
E-mail: ozaki@sint.co.jp
戻る
コードジンのフッターが入ります