コードジンのヘッダーが入ります
Visual Basicの登場により、フォームにコントロールを配置し、必要なイベントハンドラを記述するというRADスタイルのプログラミングが普及し、手軽にアプリケーション開発を行うことが可能となりました。一方で、プロフェッショナルな開発においてはこの手軽さが多くの問題を生み出す原因となってしまったのも事実です。
皆さんはイベントハンドラに大量の業務ロジックを書いたことで、後々大変な苦労をしたという経験はないでしょうか?今日のアプリケーション開発において、UIと業務ロジックを分離するなど責務によって独立性を持たせた構造でアプリケーションを構築することは、再利用性、保守性、テスト容易性、変更耐性、分業などあらゆる面において重要です。
MVC(Model/View/Controller)パターンは、そのような問題に対するひとつの解決策であり、多くのWebアプリケーションフレームワークで採用されているソフトウェアアーキテクチャです。このようなソフトウェアアーキテクチャの適用は、それをサポートするフレームワークの力が大きく、すべてのアプリケーションでMVCパターンが有効なわけではありません。
WPFアプリケーションでは、Model/View/ViewModel(M-V-VM)パターンというソフトウェアアーキテクチャの人気が高まってきています。このパターンはWPFのフレームワークの利点を生かした構造となっており、現時点でWPFアプリケーションに最適なパターンであるとされています。
本セッションではこのM-V-VMパターンを、実装のために必要なWPFの機能を中心に解説します。このパターンを採用することで、究極的にはUI部分のイベントハンドラを1行も記述しないということも可能です。
保守性、テスト容易性といった部分をなんとか改善したいと考えている方、“見た目”以外のWPFの利点が知りたい方、フォームの1つのイベントハンドラに100行以上のコードを書いている方は、是非本セッションにお越しください。
グレープシティは日本の .NET、Java開発者を支援するコンポーネントベンダーです。
グレープシティがコンポーネントの提供を開始したのは1993年。Visual Basic 2.0の時代から独自開発・提供を行ってきました。VBX、OCX、ActiveXと開発環境の変遷とともに進化を続け、現在は .NET、そしてJava向けに数多くの製品を提供しています。
また、自社開発だけでなく海外製品の“ローカライズ”にも力を注いでいます。
“ローカライズ”とは、日本語に翻訳するというものではありません。日本市場の声を開発元にフィードバックし、国内の開発者やエンドユーザーが必要とする機能を追加するなど、コンポーネントそのものの品質を向上させるために英語版の企画段階から携わっています。そのようにしてできた製品を一からテストし、日本のビジネスに最適化してリリース。この一連の流れがグレープシティの“ローカライズ”です。
今までも、そしてこれからも、グレープシティは日本の開発者のよきパートナーとしてともに歩んでまいります。
.NET開発のスピードを上げるコンポーネント製品群「PowerTools」
日頃のソフトウェア開発で、コーディング作業が開発スケジュールを圧迫していると感じたことはありませんか?また、機能の実装手段を考えるのに時間をかけ過ぎていませんか?
「PowerTools」シリーズは .NET開発を支援するコンポーネント製品群です。帳票、印刷、表計算、明細、伝票、グリッド、チャート、画像処理、通信、入力などあらゆるアプリケーションのユーザーインタフェース開発を支援します。Visual Studio + .NET Frameworkといった標準環境だけでは実装に手間のかかる“機能”、工数負荷の大きい“機能”を“部品(コンポーネント)”として提供しています。
コンポーネントを活用すれば、複雑なコードを記述することなく高機能なアプリケーションを開発できます。たとえば、Excelとの高い親和性や表計算機能を持つグリッド。郵便バーコードなど多彩なバーコード規格を備え、行間や文字の幅をポイント単位で設定・出力する帳票。ふりがなの自動表示、入力文字種の制限・自動変換を行うテキストボックスなど。専用のデザイナを使えばカスタマイズも容易に行えます。
Windowsフォームコンポーネント、ASP.NETコンポーネントに加え、2008年からはWPFコンポーネントも提供を開始しました。各プラットフォームにおいて開発生産性の向上を支援します。