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アトラシアンは、138 か国、15,600 以上の顧客実績を持ち、世界で広く使われているソフトウェアを開発しています。アジャイル開発手法を用いることにより、優れた製品を短いサイクルでリリースすることを可能にしています。本セッションでは、その開発手法について説明します。以下の内容を含む予定です。
・スタンドアップ、ペアプログラミング、継続的インテグレーションなどのプラクティスをどのように行っているのか、どのようなツールを用いているのか
・アトラシアンにおけるソフトウェア開発の特長の一つであるドッグフーディング(自社内でのベータ版の試用)。自社製品であるエンタープライズウィキを一般リリース前に社内システムに展開し、社内ユーザーからのフィードバックを得て、製品開発に反映
・アトラシアンのもう一つの特長である、製品のバグ/課題管理状況を公開し、一般ユーザーからのフィードバックや、課題への対応状況を共有するという手法
以上、アトラシアンの取組を通して、アジャイル開発を実践されている、あるいは実践しようとしている組織、グループ、チームの方に参考になるお話ができればと思います。
アトラシアンはコラボレーションツールと開発ツールに特化したオーストラリアのソフトウェア企業です。軽量で使いやすいソフトウェアをリーズナブルな価格で提供しています。特長は以下のとおりです。
・138 か国、15,600 以上の顧客実績を持っており、世界で広く使われているソフトウェア
・2002 年に創立、2009 年 6 月期の売上は約 4500 万 US ドル
・ベンチャーキャピタルなどからの投資を受けない無借金経営ながら、常に利益を出し続けており、財務状況が優良な企業
・シドニー本社の他、サンフランシスコ、アムステルダムなどにオフィスを持ち、従業員数は全部で 200 名程度
・オープンソースコミュニティや非営利組織には無償ライセンスを提供
アジャイル開発に最適なアトラシアンのデベロッパーツール
JIRA (ジラ) は 107 か国、 11,500 以上の顧客実績を持ち、世界で広く使われているバグ/課題管理システムです。特長は以下のとおりです。
・バグ/課題管理の他、プロジェクト管理、ヘルプデスクなどに使用
・シンプルな操作性、柔軟性の高いソフトウェア
・OpenSocial 対応ダッシュボード。 JIRA のガジェットを iGoogle など他のアプリケーションで使用したり、他の製品のガジェットを OpenSocial コンテナーである JIRA で使用可能
・開発プロセスやビジネスプロセスに合わせカスタマイズできるワークフロー
・JQL (JIRAクエリーランゲージ) を用いた高い検索性能
・100 以上のプラグインにより高い拡張性
GreenHopper (グリーンホッパー) は、最も人気のある JIRA 用プラグインで、アジャイルプロジェクト管理などに使われています。特長は以下のとおりです。
・バーチャルインデックスカードを用いて課題、タスク、ユーザーストーリーを見える化
・ドラッグアンドドロップによりカードを移動できる高い操作性
・タスクボード上でのタスク管理
・ダイナミックなバーンダウンチャートなどで進捗をチャート化