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UNIXコマンド辞典

ヒストリ機能


2015/05/20 08:00

 過去に入力したコマンドを記憶しておき、同じコマンドを再度実行したり、一部修正して実行することができます。また、historyコマンドを実行して、それまでに入力したコマンドの一覧を表示することができます。

historyコマンドの実行例
$ history 5 
209 cd /
210 cd /etc
211 ls
212 vi syslog.conf
213 history 5

 実行例では、最近5回の入力コマンドを表示するように指示しています。

 また、上の使用例のようにhistoryコマンドを実行した結果、左側に表示された番号を使うことで、過去に入力したコマンドを、簡単に実行することもできます。「!」(感嘆符)に続けて番号を入力して実行します。

過去に入力したコマンドを実行する
$ !213 
history 5
210 cd /etc
211 ls
212 vi syslog.conf
213 history 5
214 history 5

 この例では、「213」のコマンドである、「history 5」を再実行しました。

HINT!

 直前に実行したコマンドを再度実行する場合には、「!!」(二重感嘆符)だけを入力して実行することもできます

 また、bashでは、この機能がさらに拡張され、[↑]キーと[↓]キーを使って、前後のコマンドをプロンプト部に表示し、それを編集しながら実行するということもできます。

「902」の「cat wc02」を「cat wc01」として再実行
[takeda]$ history 5 
901 ls -l
902 cat wc02
903 ls
904 pwd
905 history 5
[takeda]$

[↑]を押す

[takeda]$ history 5

[↑]を押す

[takeda]$ pwd

[↑]を押す

[takeda]$ ls

[↑]を押す

[takeda]$ cat wc02

[BackSpace]を押す

[takeda]$ cat wc0_

「1」と入力して実行

[takeda]$ cat wc01

 少し実践的な話になりましたが、まだ、UNIXコマンドをほとんど触ったことがない方には、イメージだけでピンとこなかったかも知れません。実際に使ってみてから読み返していただけると、さらに理解を深めることができるでしょう。

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本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
All Contents copyright © 2003-2009 Odyssey Communications Inc., Shoeisha Co., Ltd.

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