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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

NTTデータで利用実績の多いAWSサービストップ10は? 最新アップデート情報も紹介!

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 本連載では、AWSに関して、なかなか時間がとれず最新のアップデートを追えていない方や、これからAWSを利用したいと考えている方に向けて、AWSから発表される数多あるサービスアップデートのうち、NTTデータのITスペシャリスト達がこれだけは押さえておくべきと厳選した内容を定期的に紹介します。第1回の本記事では、具体的なAWSの最新アップデート紹介にあたり、まずNTTデータとして利用実績の多いサービスを紹介したいと思います。

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はじめに

 筆者が所属するNTTデータでは、数千のプロジェクトにおいてAWSを利用した開発・運用が行われています。一般的なWebシステムから機械学習基盤など多岐にわたる用途のプラットフォームとしてAWSを活用しており、さまざまな形でのAWSの利用ノウハウが蓄積されています。

 今後、AWSのアップデート情報を紹介するにあたり、まずは当社での利用料金が多いサービスを共有することで、「何からキャッチアップすればいいのか」「どんなAWSサービスを導入すればいいのか」について何か参考になるのではと考えています。また、読者の皆様がコスト削減対象のサービスを見つける上でも参考になるのではとも考えています。

NTTデータにおいてよく利用されているAWSサービスランキング

 以下の表は、NTTデータにおいてよく利用されているAWSサービスを利用料金順に並べたものです。

NTTデータにおいて利用実績の多いAWSサービスランキング(利用料金順)
順位 サービス名
1位 Elastic Compute Cloud(EC2)
2位 Relational Database Service(RDS)
3位 Workspaces
4位 Virtual Private Cloud(VPC)
5位 Elastic Load Balancing(ELB)
6位 CloudWatch
7位 ElastiCache
8位 Simple Storage Service(S3)
9位 RedShift
10位 Contact Center(Amazon Connect)

 1位のEC2、2位のRDSは多くの企業において同様の結果となっているのではないかと思います。コンテナをはじめとしたサーバレスサービスが注目されていますが、EC2やRDSは依然として多くのシステムで採用されており、AWSを利用したシステムではベースとなるサービスです。

 3位のWorkspacesは少し意外なランクインと感じる方も多いかもしれません。いわゆる仮想デスクトップサービスで、コロナ禍でのリモートワークの気運が高まり、当社内で急激に利用実績が増えたサービスです。

 4位のVPCはNAT Gatewayなどネットワーク通信を行うサービスをまとめたものです。システム構築時にはネットワーク通信を行うコンポーネントはほぼ必須となるため、必然的に多くのシステムで利用することになり、高い順位となっています。

 5位のELBはLoad Balancerのサービス群です。Webシステムを構築する場合にほぼ必須となり、多くのシステムで採用されていることがわかります。

 6位のCloudwatchは監視サービスです。商用システムであれば、まず監視は行いますので、利用されるケースが多いです。監視項目1つ辺りの料金は安価ですが、詳細に監視を行う場合、監視項目数が増える傾向があり、積み重なって上位にランクインしました。

 7位のElastiCacheはインメモリキャッシュサービスです。システムのパフォーマンス向上を目的に採用されることが多いです。多くのシステムで利用されるわけではないですが、単価が他サービスと比べると高いため、この順位となっています。

 8位のS3はオブジェクトストレージサービスで、EC2やRDSに並んで有名なサービスです。多くのAWSサービスで出力されるログの保管先となるため、知らずと利用していることも多いのではないでしょうか。単価は非常に安価ではありますが、気づくと意外と料金が高額になっていると感じる方もいそうです。

 9位のRedshiftはデータウェアハウスサービスです。AWSでデータ分析を行う場合、選択肢に上がることが多いサービスです。EC2と同様にCPU・メモリなどのリソース量に応じた料金が設定されています。他のAWSサービスと比較しても単価が割高であるため、利用料はある程度高額になることを覚悟して利用することが多いサービスかと思います。

 10位のAmazon Connectはコールセンターを構築できるサービスです。今まで自前運用していたコールセンターをクラウドベースで構築しなおそうというニーズは年々高まっており、利用料が徐々に増えてきています。既にAWS上にシステムが構築されている場合は、連携も容易となりやすいです。

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この記事の著者

奥村 康晃(株式会社NTTデータ)(オクムラ ヤスアキ)

 NTTデータ入社以来、クラウドサービスのAPIを連携させることで効率的な管理を可能とするクラウド管理プラットフォームの開発に従事。現在では、クラウド導入の技術コンサルや組織での技術戦略立案にも携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/16723 2022/11/10 11:00

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