米Deno Landは、JavaScript/TypeScript向けのパッケージレジストリ「JSR(JavaScriptレジストリ)」を、3月1日(現地時間)にパブリックベータ版としてオープンソースで公開した。
JSRのWebページでは、モジュールを名前やパッケージの説明で検索可能となっており、それぞれのパッケージにはドキュメントの充実度や高速な型チェックのための型宣言の有無や、複数のランタイムとの互換性といった、さまざまな要素に基づく品質スコアが付与されている。
あわせて、自動生成されたモジュールのAPIリファレンスや、インストール方法などが表示され、その手順に従ってモジュールをインストールできる。
モジュールの作成者にとっては、JSRを使用することでモジュールの公開作業が非常に楽になり、TypeScriptで作成したパッケージは、ビルド作業を行う必要がなくソースをJSRに直接公開することが可能となっている。
公開されたパッケージのページでは、READMEファイルがホーム画面として使用されており、パッケージ用のAPIドキュメントが自動的に生成される。また、パッケージによってエクスポートされた関数とシンボルは、ソースコードとコメントからドキュメントが生成される仕組みとなっている。
パッケージは、CLIで公開できるほか、GitHubリポジトリをリンクして公開する方法も用意される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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