Developers Summit 2006 - デブサミ2006/2006年2月9日(木)・10日(金)

タイムテーブル Developers Summit

 



<アーキテクト>
2006/02/09(木曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【9-B-1】アーキテクチャの現在・未来~この先10年を考察する
日本アイ・ビー・エム(株)
ソフトウェア開発研究所 主管開発技術担当部員
竹村司

1986年日本アイ・ビー・エム(株)入社。以来、種々のインダストリー向けアプリケーションソフトウェアやソフトウェアコンポーネントの開発に従事。現在ソフトウェア開発研究所所属、主管開発技術担当部員。情報処理学会「オブジェクト指向シンポジウム2003優秀賞」受賞。

【関連著書】
Eclipseモデリングフレームワーク


「5年後には実行可能なモデルでシステムを構築できるようになる」という主張もあるこの時代に、10年後のアーキテクチャをはたして予測できるでしょう か?10年前から現在までのアーキテクチャの進化と、現時点で「一歩先にある技術」から、10年後のアーキテクチャを大胆に予測してみましょう。このセッ ションに参加して10年後の「あなた」の役に立つかどうかは運次第です。このセッションの資料をタイムカプセルに入れて10年後に取り出してみるのも一興 かもしれません。では、デブサミ2016でまたお会いしましょう。
【11:10から~11:55まで】
【9-B-2】SOAを今日から始める!~SOAの現実的な基盤となる ESB(エンタープライズ・サービス・バス)の機能とサービスの統合パターン
ソニック ソフトウェア(株) 
セールスエンジニアリンング部 シニアセールスコンサルタント
武末徹也

1993年、富士通(株)入社。SGML、XMLおよびWeb系アプリケーションの開発に従事する。2001年、日本エクセロンに入社後、SEとしてネイティブXMLデータベースの普及に努める。2003年1月、米国プログレス社との合併により、同社の子会社であるソニックソフトウェア(株)に移籍。以来、シニア・コンサルタントとしてSOA/ESBの導入を主導的に推進する立場で現在にいたる。SOA関連講習会の講師を含め、講演多数。

SOAは、ITインフラの再構築を考える上で避けては通れない話題となりつつあります。 一方で、「SOAによるアプリケーション統合やビジネスプロセス連携のために何を選択 すべきか?」という声が多いのも事実。ここでは、SOAの技術的な基盤として注目される ESB(エンタープライズ・サービス・バス)を業界で初めて製品化した「Sonic ESB」を通じ、 その機能と特長、プロセス連携や仲介機能、アプリケーションをサービスとしてラップす るための接続パターンなど、いかに低コストで柔軟性・俊敏性の高いSOAを実現するか、 デモを交えて解説します。
【13:10から~14:00まで】
【9-B-3】モデリングライブ
住友信託銀行 業務管理部 調査役
荒井玲子

1991年、日本にオブジェクト指向技術が入ってきた頃から、日本国内企業へのオブジェクト指向技術普及活動に携わる。富士ゼロックス情報システム、日本ラショナルにてオブジェクト指向の導入、研究開発、人材育成を軸に活動。プロセスエンジニア、シニアアーキテクトとして、プロジェクトにおけるオブジェクト指向技術の適用実績を持つ。技術記事の執筆活動とともに、大規模プロジェクトでの中核として開発をする、現実派のオブジェクト指向技術第一人者として評価を得ている.著書に,「UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート」(ディー・アート)がある.

【関連著書】
UMLによるオブジェクト指向モデリング セルフレビューノート


モデリングを始めたばかりの技術者が間違えやすい点,悩みがちな点と,その見つけ方,直し方について解説します.モデリングとはなんのためにあるのか,お絵描きとはなにが違うのか,についても扱います.
【14:20から~15:05まで】
【9-B-4】プラクティカルなモデル駆動開発 ~現実的なMDAの活用法の提案~
ボーランド(株) ALMビジネス本部 プロダクトマネージャ
後藤啓

1990年、Smalltalkに触れオブジェクト指向開発に興味を持って以来、C++によるOODB,CORBA関連の開発に従事。その後、J2EE関連のコンサルタントとして多数のプロジェクトに参加。UMLやモデリングの重要性と、いかに効率よく開発を行うかを中心にコンサルティングに従事している。


本セッションでは、MDAと言う言葉は単なるRADやCASEツールの繰り返しだととらえている方や夢物語として遠い将来の技術だと思われている方に、 OMG最新の技術標準である、QVTやOCL 2.0、MOFの考え方を利用して、現時点で実現可能なプラクティカルなMDA技術の活用方法を紹介する。
【15:25から~16:15まで】
【9-B-5】ユースケースによるアスペクト指向ソフトウェア開発
国立情報学研究所 実証研究センター 助手
総合研究大学院大学 複合科学研究科 助手
情報処理学会ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループ 幹事
鷲崎弘宜

ソフトウェア工学とプログラミング言語の研究と教育に従事。特に、コンポーネントベース開発、アスペクト指向、ソフトウェアパターン、アジャイルプロセスに興味を持つ。博士(情報科学)。早稲田大学非常勤講師、情報処理学会ソフトウェア工学研究会幹事、同研究会パターンワーキンググループ幹事、日本XPユーザグループスタッフ。

【関連著書】
ユースケースによるアスペクト指向ソフトウェア開発


日本アイ・ビー・エム(株)ソフトウェア・エンジニアリング ADメソッド&ツール ITS
(社)情報処理学会 ソフトウェア工学研究会 パターンワーキンググループ
太田健一郎

早稲田大学理工学研究科情報科学専攻卒業。現在は日本アイ・ビー・エムに所属し、社内向けソフトウェアの開発、開発方法論の展開などを行う。学生時代にデザインパターンとソフトウェア・テストに関連した研究に取り組み、特にソフトウェアのテストを容易にするためのパターンについて深く興味を持つ。今、最も興味を抱いているのは、DI(Dependency Injection)コンテナとそれを生かしたアジャイルな方法論である。

【関連著書】
ユースケースによるアスペクト指向ソフトウェア開発


(株)日立製作所 システム開発研究所 uVALUEイノベーションセンタ 企画員
(社) 情報処理学会 ソフトウェア工学研究会 パターンワーキンググループ
鹿糠秀行

武蔵工業大学電子情報工学科卒業、東京工業大学大学院知能システム科学専攻修士課程修了。学生時代から今に至るまで、一貫してソフトウェアエンジニアリングに関する研究開発に従事。日立製作所システム開発研究所に入社し、現在は自社向けソフトウェア開発ツールの設計やエンタープライズシステムの開発支援などを担当している。

【関連著書】
ユースケースによるアスペクト指向ソフトウェア開発


IBM 東京基礎研究所 副主任研究員
立堀道昭

IBM東京基礎研究所にて、サービス指向アーキテクチャの研究に従事。IBM developerWorksのJavaゾーンリーダを務めたこともある。研究分野として、プログラミング言語処理系、分散コンピューティング、システムソフトウェア、ソフトウェア工学に興味をもっている。東京大学非常勤講師。工学博士。

【関連著書】
ユースケースによるアスペクト指向ソフトウェア開発


ユースケースとアスペクト指向により、変更に強いソフトウェアを効率よく開発するJacobsonらの手法を、UMLのモデル例とJavaのアスペクト指 向拡張AspectJのコード例を通して解説します。オブジェクト指向モジュール化技術は、横断的な関心事(例えば機能/非機能要件を実現する振る舞い) を分離できません。ユースケースにより要件定義から分析・設計・実装・テストに至るまで横断的関心事を分離し、アスペクト指向により横断的関心事をクラス やコンポーネントの一部として実現し最終ソフトウェアへと構成できます。
【16:35から~17:20まで】
【9-B-6】現場コンサルタントが語る SOA 10の疑問
日本BEAシステムズ(株) プロフェッショナルサービス本部 プリンシパルコンサルタント
岡嵜禎

前職において、GISを使った大規模システム(C/S、Web)ベースの構築に従事。その後、J2EEフレームワークの開発及び開発プロセスの策定及び、構築支援を担当。 2001年から現職にあり、J2EE、サービス指向アーキテクチャ(SOA)、開発プロセスといった開発手法や、Portal、BPM (Business Process Management)を中心としたシステム統合を中心に幅広いコンサルティング活動を行う


現場コンサルタントがSOAを実践するにあたって、よく顧客から質問される中でも、特に重要なものを中心に解説いたします。 ・「そもそもSOAって何?」という事から、 ・「サービス粒度の決め方はどうする?」 といった内容まで、多くの方が疑問に思われる事について、現場のコンサルタントが、どう話をしているかについてお答えします。

<アーキテクト>
2006/02/10(金曜日)のセッション概要
【10:00から~10:50まで】
【10-B-1】Developer のための5つの習慣 - 日本をソフトウェア輸出大国にしていくために
(株)アプレッソ
小野和俊

1976年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、サン・マイクロシステムズ株式会社に入社。Sun Microsystems, Inc でのアプリケーション開発を経て、2000年より株式会社アプレッソ代表取締役社長に就任。2003年より製品開発に専念するため現職の代表取締役副社長 CTO。アプレッソで開発する DataSpider は2002年にソフトウェアプロダクトオブイヤー受賞。2004年 IPA 未踏ソフトウェア創造事業 Galapagos プロジェクト共同開発者。


外資系企業での勤務や US 本社での開発の経験、そして現在の国産パッケージソフトウェアの開発を通じて、私は日本の Developer ならではの強みや、日本がソフトウェア輸出大国になる可能性をずっと感じてきました。このセッションでは、日本をソフトウェア輸出大国にしていくためにぜ ひ Developer のみなさん に実践していただきたい5つの習慣を紹介します。
【11:10から~11:55まで】
【10-B-2】MDAによるコンポーネントベース開発アプローチ  ~SOAによる情報システムの全体最適をめざして~
(株)日立製作所 ソフトウェア事業部 
Java/XMLソリューションセンタ 推進部長
桐越信一

1974年 日立製作所入社。以来、ソフトウェア事業部の情報システム部門でソフトウェア開発環境や情報インフラの構築、業務AP開発など主に開発部門を支援する新規サービスの構築・展開などの業務に従事。2000年10月より、それまでの経験からUML、MDAなどのモデリング技術を用いて顧客システム開発時のコンサルタントとして活動。

【関連著書】
UMLモデリング教科書 UMLモデリング L2 第2版 / UMLモデリング教科書 UMLモデリング L2 / EJBコンポーネントによるWebシステム構築技法


SOAに基づいた情報システムの構築において、 サービス(コンポーネント)の切り出しが重要となる。 講師自らが参画したいくつかのプロジェクトにおける体験をベースに MDAによる業務分析、要求分析、システム分析のポイントや 分析モデルから実装まで一貫した開発手法の事例を説明する。
【13:10から~14:00まで】
【10-B-3】SOAの虚と実
日本ユニシス(株)ビジネス・イノベーション・オフィス マネージャ
XMLコンソーシアム ビジネスイノベーション研究部会 リーダー
牧野友紀

長年に渡り、アプリケーション間のメッセージング技術に携わり、製品の開発、技術支援に従事してきた。B2B領域で数多くのWebサービス・システム構築を経験。現在、統合管理のない開かれた系におけるアプリケーション・アーキテクチャの調査・研究を行っている。XMLコンソーシアムのエバンジェリストとしても活動している。


SOA(サービス指向アーキテクチャ)の言葉はソフトウェアに関連する人々に浸透しています。 しかし,SOAが語られる文脈によりサービスの意味や目的が変化します。様々な視点で語れるSOAの皮を一枚ずつ剥いて,SOAに期待する本来の性質が何であるかを考えます。その上でサービス本来の性質を活かす分析・設計の方法を考えます。
【14:20から~15:05まで】
【10-B-4】オープンソースESBフレームワークMuleで始めるSOA
(株)オージス総研
Mule開発チームメンバー
小澤仁

大手システムエンジニアリング会社を経て、XML、Webサービス、SOA、ESBを中心として作業を行っています。OSS関係ではMuleの他に英語Seasarサイト(http://www.seasar.org/en/)の管理に関わっています。


Muleは業界初のオープンソースESB(エンタープライズ・サービス・バス)フレームワークです。DIコンテナ対応などと機能が豊富のために海外で注目 されています。新Mule1.3では新規に日本ローカライゼーション、Seasar2サポート、業務アプリケーション・パタンを予定しています。 Mule1.3を利用したシステム・アーキテクチャーの事例とシステム開発の特徴を、Mule1.3プレリリース版を利用したデモを交わして説明します。
【15:25から~16:15まで】
【10-B-5】要求定義入門
(有)エス・ラグーン
中谷多哉子

1998年東京大学大学院総合文化研究科修了.博士(学術).1986年から2005年3月まで,情報処理学会ソフトウェア工学研究会要求工学ワーキンググループ幹事.1996年より,開発者に向けて,オブジェクト指向を適用したモデリング技術支援を行っている.


ソフトウェア開発において,要求定義を行うプロセスは,その後の開発の成否を決定する重要なプロセスです.技術者は,ともすればシステムを動かすことに意 識を奪われがちですが,動くシステムを構築する前に,ユーザにとって役に立つシステムとは何かを考え,決定し,定義するプロセスが要求定義のプロセスにな ります.本セッションでは,要求獲得,要求分析,要求検証,ネゴシーエーション,文書化に至るプロセスを,要求工学の最新の研究動向を含めて概観します.
【16:35から~17:20まで】
【10-B-6】要求駆動型ソフトウェア開発
日本テレロジック(株)
鈴木弘一

1983年福井大学工学部情報工学科卒業。同年大手電気メーカに入社し、医療機器、通信機器のソフトウェア開発に従事。2000年、日本テレロジック株式会社に入社。ソフトウェア開発へのツール適用コンサルティングに従事している


分散化、複雑化が進む今日のソフトウェア開発環境において、要求事項を明確化し、要件をベースに開発を行うことによって、トレーサビリティを確保し、抜 け、漏れをなくしていくという、要求駆動型開発(RDD:Requirement Driven Development)が注目を浴びています。RDDの実際を事例を含めて具体的に紹介します。
【16:35から~17:20まで】
【10-A-6】分散アプリケーションの構築における BizTalk Server 2006 の位置づけ
マイクロソフト(株)サーバー プラットフォーム ビジネス本部
アプリケーション プラットフォーム グループ
熱海英樹

2003年2月にマイクロソフト入社。 .NET Framework の普及に従事するうちに、.NET 構想の実現には BizTalk Server が不可欠であると確信し、2005年10月より BizTalk Server のマーケティングを担当。2006年のマイ テーマは、「ビジネス プロセス オートメーションの訴求」である。


.NET Framework での分散アプリケーションのアーキテクチャ パターンに BizTalk Server をどのように適用するかを解説します。また、2006年上半期に発売を予定している BizTalk Server 2006 も合わせて紹介します。 次のキーワードに興味のある方は、是非、セッションを聴講ください。 「ビジネス プロセス」、「アプリケーション/データ統合」、「システム連携」、「BizTalkって何ですか?」



<カスタマーズオピニオン>
2006/02/09(木曜日)のスピーカープロフィール

【10:00から~10:50まで】
【9-A-1】ここまでやろう!超上流から攻めるIT化の勘所
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター エンタープライズ系ソフトウェア開発力強化推進委員 開発プロセス共有化部会 副主査 /(株)アイネス 金融システム本部 副本部長
菊島靖弘

1975年東京海上火災保険に入社。以来30年間、損害保険、生命保険、確定拠出年金といった業務システムの開発、並びに、開発品質管理に従事。2005年株式会社アイネス金融システム副本部長。IPA・SEC、エンタープライズ系開発プロセス共有化部会副主査。同、組込み系開発プロセス技術部会委員。

【関連著書】
実務で役立つプロジェクトレビュー


システムは企業の枠を超え社会インフラ化しました。利用者やシステム戦略が多様化、高度化し、要求が多様化・複雑化する中、競争優位を実現する良い品質の高機能なシステムを作るには、勝負はシステムを作り始める前に決まるといっても良いでしょう。超上流を押さえ、発注力をつけましょう。
【11:10から~11:55まで】
【9-A-2】事例から学べ!開発プロセス改善の成功パターン
横河ディジタルコンピュータ(株)EPS事業センタ 企画・営業マネージャ

伊東大助

1990年横河ディジタルコンピュータ入社、以来自社インサーキットエミュレータ製品「advice」の開発に従事し、2000年以降adviceシリーズのデバッガ開発責任者。現在は開発現場からプロジェクトマネジメントまでの経験を活かし、社内外での組込み開発プロセス改善活動に取り組んでいる。


今、開発現場で、開発のルールや手順を見直そうという試みが行われています。この、いわゆる「開発プロセス改善」という活動は、現場に負荷がかかりすぎたり、ルールが細かすぎたり、実際の運用が続けられないケースが多いのではないでしょうか。仕様は決まらないし変化する、品質があがらない、均一化できない、そもそも時間がない、最後になると大問題が起こる、とにかくうまくいかない...でも、何が悪いのかわからない。このような状況の中で、どうすれば現状を改善できるのか、成功パターンの実例をご紹介します。
【13:10から~14:00まで】
【9-A-3】損保ジャパンのIT戦略とSEへの期待 - 技術にこだわるユーザ企業と付き合うには
(株)損保ジャパン・システムソリューション
経営企画本部 企画部 品質管理グループ シニアシステムアーキテクト
服部浩憲

大手ソフトハウスを経て、91年安田火災海上保険に入社。システム企画部、システム開発部を経験し98年Web系システムのノウハウ蓄積と開発に従事。99年からWeb系オンライン基盤の企画・開発・展開を行い、04年全社のオンラインのWeb化を完了。その間02年に安田火災、日産火災、大成火災が合併し損害保険ジャパンとなる。05年損保ジャパン・システムソリューションに出向。アーキテクチャの企画に従事する。


ユーザー企業って我がままなだけだよね!! いえいえ、ユーザー企業には理想があり目標があり、それゆえにこだわりがあるのです。Webベースのオンライン基盤を企画・開発し、全社基盤として展開を図ってきた経験を基に、ユーザー企業のこだわりとデベロッパーの皆さんへの期待をお伝えしたいと思います。
【15:25から~16:15まで】
【9-A-5】天使のSEと呼ばれる知恵 -現場ユーザーにもわかる業務フローはこれだ!-
サントリー(株)情報システム事業部 システム開発部 課長
片山隆

4年間ソフトウエアハウスでPG・SEとして経験した後、酒類・食品メーカーのシステム部門へ転職。2000年以降は社内システムをJ2EEへシフトすべく、モダンプロセスやコンポーネントの普及に注力。05年春からはSCMと生産系アプリケーションの開発・運用チームを任される。が、人手不足からマネージャー自ら業務フローやUMLを書く毎日。


要求分析過程で度々登場する業務フロー。皆さんどうやって書いてますか?現場のユーザーにもピンとわかり、投資決定する経営者にも理解され、かつ、次工程でUMLに直結する業務フローってかけていますか? 実際の輸入業務を題材に、業務フレームワークと業務フローの書き上げ方と、これを次工程でのユースケースやクラス図に落とし込む様子をご紹介します。 *「天使のユーザー・悪魔のユーザー」をご期待いただいた皆様、申し訳ございませんがこのようなタイトル・内容とさせていただきますが、自信あり、必見です!
【16:35から~17:20まで】
【9-A-6】ERP導入を成功するポイント
Career Laboratory 講師(テクノブレーン㈱)

鍋野敬一郎

1966年生まれ。同志社大学工学部化学工学科卒業後、米国大手総合化学会社デュポン社の日本法人へ入社。農業用製品事業部に所属しマーケティング責任者などに従事。1998年よりERPベンダー最大手SAP社の日本法人SAPジャパンに転職しマーケティング担当、広報担当、プリセールスコンサルタントを経てアライアンス本部にてmySAP All-in-Oneソリューション立ち上げを行った。現在はERPベンダーのマーケティング・アライアンス戦略の支援や、ERP導入業者のビジネス活動の支援に従事。最近では、テクノブレーン株式会社が主催するキャリアラボラトリーでIT関連のセミナー講師も務める。


ERP導入は中堅・中小企業でも一般的になりましたが 高額な投資にもかかわらず、ERP導入を成功するのは 非常に難しいと言われています。 ERP導入を成功させるポイントは、従来のシステム構築 とは異なり業務要件に対応した機能が実現できれば良い というものではありません。 本講演では、ERP導入を成功させるポイントについて、 陥りやすい失敗のパターンやERP導入のアプローチに ついて分かりやすくご紹介致します。
【17:40から~18:40まで】
【9-A-7】清水建設、大手金融機関、航空会社などユーザー企業が考えるDeveloper 2.0とは
-ライブセッション 実践!要求開発-
清水建設(株)情報システム部
要求開発アライアンス / クラブネクスト 主宰
野田伊佐夫

1994年清水建設株式会社に入社。財務会計/事務管理/建設生産関連システムなどの開発を担当。オブジェクト指向による設計、開発手法の社内システムへの適用に取り組む。 2003年よりビジネスモデリング研究会(現:要求開発アライアンス)に参加。現在要求開発アライアンスメンバーとして要求開発方法論Openthologyの策定に参画。若手会クラブネクストを主宰。


要求開発アライアンスは、“ビジネス的価値を生み出す情報システムのシステム要求”はどのように開発されるべきかを、実際のシステム構築経験や工学的見地から総括し、要求開発方法論、Openthologyとして体系化することを目指しています。本セッションでは、「 ユーザー主導でプロジェクトをドライブするには 」をテーマに仮想事例に Openthology を適用し、ライブ形式で要求開発について紹介します。



<ファシリテーション>
2006/02/09(木曜日)のセッション概要

【17:40から~19:10まで】
【9-B-7】Developer 2.0 への自分探し ~キャリアアップのための自己啓発ワークショップ~with メディテーション
(株)永和システムマネジメント
オブジェクト倶楽部
平鍋健児

1989年東京大学工学部卒業後,3次元CAD,リアルタイムシステム,UMLエディタJUDEなどの開発を経て,現在(株)永和システムマネジメントにてコンサルタントとしてオブジェクト指向とアジャイル開発を研究,実践中。オブジェクト倶楽部を主宰。「リーンソフトウェア開発」、「アジャイルプロジェクトマネジメント」などを翻訳。現在の関心は、「個人」と「チーム」。ぼくのこの業界での15年間は、「よいソフトウェア開発とは?」という疑問の解答を求めて、テクノロジーからプロセス、そして人間へと関心がシフトしています。「ハート駆動型コミュニケーション」をモットーに、人に感動を与えられるコンサルタントを目指しています。

【関連著書】
XPエクストリーム・プログラミング ウェブ開発編 / UMLワークブック / オブジェクト指向ワークブック / XPエクストリーム・プログラミング適用編 / マルチパラダイムデザイン / XPエクストリーム・プログラミング実践記 / オブジェクトハンドブック 2002 / XPエクストリーム・プログラミング導入編


アートオブリビング・ジャパン代表
シュミッツ千栄子

戸板女子短期大学英文科、フロリダ州立ブリバードコミニティカレッジ経営学科、私立ザビエル大学国際関係学科を各々卒業。アメリカ在住10年。 アートオブリビング・ジャパン代表。同協会の創立者で、精神的指導者インドのシュリ・シュリ・ラビィ・シャンカールより直接指導を受ける。 1994年に、アートオブリビングのコース「スダルシャンクリヤ呼吸法」を日本に紹介し、アートオブリビング・ジャパンを設立する。以後、同呼吸法のコースの指導、講演会、ストレスマネージメントセミナー、アーユルヴェーダの施術、前世療法などを各地にて行う。訳業「ゴッド・ラブズ・ファン」「セレブレーティング・サイレンス」シュリ・シュリ・ラビィシャンカール著、出帆新社


80年代、90年代、2000年代のソフトウェア開発やビジネスの歴史を振り返りながら、自分の人生60年表を作成し、新しい自分の可能性と方向性を見つける、参加型ワークショップです。自分のキャリアデザインの指針となる、「自分は何が得意で、どうしたいのか」という内なる声に耳をすませ、自分自身のバージョンアップについて考えてみませんか?

<ファシリテーション>
2006/02/10(金曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【10-A-1】エンジニアの生きがいとは? 〜マインドマップを使ったQoEL探検ワークショップ〜
(株)永和システムマネジメント UML事業部
オブジェクト倶楽部
懸田剛

2003年より(株)永和システムマネジメントに在籍。ファシリタティブエンジニア。アジャイル開発、プロジェクトファシリテーション、オープンソースが現在の興味対象。マインドマップは2年ほど前から愛用。オープンソースマインドマッピングツールのFreeMindの日本語化を始めとする開発にも携わる。同社で開発・販売しているUMLモデリングツールJUDEのマインドマップ機能については、コンセプトに携わる。


エンジニアとして、質の高い人生の時間を過ごすこと」。このものさしをQoEL(Quality of Engineering Life)と呼び、エンジニアとして生きる時間の質を表します。このQoELはいつ生まれるのでしょうか。顧客から感謝の言葉をもらった時でしょうか?それとも、自分自身のスキルが向上した時でしょうか?「こんなときに幸せだった」「こうすると幸せになるよね」を参加者同士が議論しあい、ワークショップ形式でグループ・マインドマップにまとめていきます。
【13:10から~14:00まで】
【10-A-3】プロジェクト・オートメーション〜コンピュータもチームメンバだ!!
(株)永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部
角谷信太郎

「『楽しさ』がシステム開発の生産性を左右する」と信じてアジャイル開発を現場で実践するテスト駆動開発者。目標は達人プログラマ。好きな言語はRuby。好きなメソッドはextend。


ソフトウェア開発プロジェクトが人と人との協調作業であることは勿論です。しかし、その一方でプロジェクトは人とコンピュータとの協調作業でもあります。プロジェクト・オートメーションでは私たちが日々相手にしているコンピュータもプロジェクトの立派な一員と考えます。本セッションでは、プロジェクトの一員としてのコンピュータという視点からプロジェクトの自動化のあり方について考えます。彼らにもプロジェクトの一員としての役割をまっとうしてもらいましょう。
【15:25から~16:15まで】
【10-A-5】ファシリテーション入門
特定非営利活動法人 国際ファシリテーション協会 理事
本間直人

九州工業大学大学院博士後期課程単位取得退学。情報工学修士。NPO法人 国際ファシリテーション協会理事、NPO法人 学習学協会主席研究員、合資会社ホンマ・ドットコム代表。 講演活動では、コミュニケーション、ファシリテーション、コーチングのほか、創造的問題解決支援講座、防犯、防災、危機管理講座など、講演、研修講師として活動中。 

【関連著書】
チーム力をつくる3ステップ


GNFでは、,グループの可能性を最大限に引き出すファシリテーション技術を研究・開発し、その技術を企業や地域、 社会に還元していくことを活動の目的としています。このWSでは、体験型プログラムを通じて、コミュニケーションの質の向上のきっかけを一緒に笑いとともに考えます。
【17:40から~19:15まで】
【10-A-7】コーチングで元気になろう
松本屋
松本潤二

システム開発の現場で感じてきたコミュニケーションの重要性を、アジャイルプロセスとの出会いをきっかけに強く再認識する。さまざまな試行の一つとしてCTI(コーチ養成機関)でコーチングを学ぶ。アジャイルプロセスはプロセスが重要なのではなくマインドが大事だとアジャイルプロセス協議会にてアジャイルマインド勉強会をリードしています。ITの分野でもっと人間的な部分にスポットライトをあてて、人としての力を信じ掛け合わせ、チームや組織のパフォーマンスの向上を目指すマインドとプロセスの導入支援と研修や教育を行っています。また、ITに特化せず純粋にコーチとしても活動しています。・CTI(コーチ養成機関)応用コース修了・日本コーチ協会東京チャプタスタッフ・アジャイルプロセス協議会運営委員、アジャイルマインド勉強会リーダ


フリーランス
河野雅

京都府出身。立命館大学理工学部土木工学科卒業。建設コンサルタント会社に勤務後、プロコーチとして独立。「ありのままの自分を受け入れて、自分らしい人生を生きる」という当たり前で、素晴らしいことを一人でも多くの人に広めるべく活動中。(財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。CTIジャパン応用コース修了。(ともに2004年)


日本アイ・ビー・エム(株) テクノロジ・デリバリー 樋口研究室 室長
樋口節夫

大手コンピュータ・メーカーでソフトウェア・アーキテクトという職務を務めながら、コンピュータの最適な活用方法をお客様の現場経験をもとに考え出すコミュニティ「樋口研究室」を主催する。研究室に集まるメンバーの専門は、ミドルソフトやハードウェア、言語、OS、ツールなどの技術系から、プロジェクトマネジメント、リーダーシップ、人材開発、コーチングなどヒューマン系まで多岐にわたっている。サイトのアドレスは http://www.higuchi-lab.com メールアドレスはinfo@higuchi-lab.com

【関連著書】 一番やさしいJSP&サーブレット入門塾 /
Webシステムのデザインパターン


アネゴ企画 代表
上田雅美

某大規模プロジェクトのPMアシスタントとして7年間従事。2005年よりコーチとして独立。現在JAVAPRESS誌にて『The エンジニア・コーチング』シリーズの「頑張れ佐藤君」執筆中。株式会社コーチトゥエンティーワン サーティファイドコーチ、K財団法人生涯学習財団認定コーチ、ファイナンシャルプランナー【アネゴ企画】代表、コーチの為の勉強会 Coaching shower! 代表


(株)バンタンコミュニケーションズ 人材ビジネス チームリーダー
松尾美奈子

現在、クリエイターを育成する会社(株式会社バンタン)にてキャリアコンサルタント・コーチング・スキルUPトレーナーをしています。 ・NLPマスターⅠ(チーム医療にて) ・CTI(コーチ養成機関)応用コース修了(33期) ・NLPライフコーチ(チーム医療にて)・武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科卒 スクールでは、デッサンやアートトレーニングの授業を担当。ポップアート科担任→グラフィックデザイン科担任→ヘアメイク学部拠点長→人事教育担当責任者→ビジュアル学部・インテリア学部拠点長(現場再建)を経て現在に至る。輩出した卒業生は1500人を越える。


スクール・コーチ
佐藤扶由夫

10数年間私学で教鞭をとる中でコミュニケーションの難しさ、面白さに魅かれ、探求を進める。「未来塾異文化対応訓練コース」、「教師学初級講座」、「教師のため のカウンセリング実践講座」(東京私学教育研究所)修了。2003年にコーチングを学び始め、現在では職場内の同僚教員にコーチングを行う一種の企業内コーチ。(財)生涯学習開発財団認定コーチ。CTI応用コース修了


新関裕二

米国でのインターン、マダガスカルでの原始生活、500人キャンプ企画運営、インドでのコーチング等を経て、2002年コーチ活動開始。約90%のクライアントが「3ヶ月以内に当初の目標を達成」と回答。また、遊びから個性とチームワークを学ぶ「ありえないワークショプ」、「キャッシュフローゲームコーチング」「NPOコーチング研修」など各種ワークショップを主催。「自分らしい」生き方支援の一方、自発性の高い長所補完型組織の実現をめざす。個を抑える組織に代わり、納得感ある意思決定と、個々の長所を発揮しシナジーと成果のあがる組織を研究中。


コーチング オフィス めぐっち
田村恵

アパレルメーカー直営店で販売、店長、マネジャーを経て、教育担当。人事、経営企画部を経験。    現在、教育会社にて主に接客サービス業従事者への教育担当。同時に ヘルスカウンセリング、コーチングを学び、社内外でコーチングを行う。 コミュニケーション、サービススキル研修で年間2000人の受講生と関わる。


Michiru

石川県にて13年間人材ビジネス(採用・教育・仕組み作り・広告物作成など)会社にて、企業経営者のニーズに対応。企画提案を行う。その一方で新卒学生向けのイベントを担当し、就職相談を担当。現在は気付きを中心に人の成長に関わる企業に在籍しながらコーチ、ファシリテーターとして活動。


「コーチングで元気になろう」というテーマで、デベロッパが活用できるコーチングの技術やプロジェクトへの応用するためのヒント、また、参加者が自ら持っている力を発見し気付きをが得られるような体験重視のワークショップを企画しています。参加者は複数のグループに分かれて、それぞれのグループごとに異なった内容のワークショップをコーチ兼ファシリテータのリードの元で体験してもらいます。
【17:40から~19:10まで】
【10-B-7】みんなで踊ろうMVC,みんなで創ろうパターンダンス
(株)豆蔵 取締役会長
パターンワーキンググループ主査
羽生田栄一

オブジェクト指向やソフトウェア工学に関するコンサルティング・教育を自ら実践するとともに、それをテーマとした専門会社「豆蔵」の経営に参画しています。現在興味があるのは、ものごとの理解と可視化の関係、ソフトウェアの身体化と人文的ソフトウェアエンジニアリングの可能性の追求です。

【関連著書】

戦略マップによるビジネスモデリング / UMLモデリングのエッセンス 第3版 / ソフトウェアエンジニアリング / マルチパラダイムデザイン / UMLモデリングのエッセンス 第2版 / ユースケースの適用:実践ガイド / Visual Basicによるビジネスアプリケーション開発


システムのアーキテクチャを可視化する方法はUMLだけではありません。身体を用いたダンス表現も有効な手段です。UMLと違い自分のカラダを使うことで内側からモジュールどうしの接続を実感でき、さらにそれを外から観賞することでシステムのマクロなパターンや動的な振る舞いの側面を鳥瞰できます。今回は参加者みんなでMVCダンスを発展させていくプロセスをワークショップとして行います。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。



<プロジェクトマネジメント>
2006/02/09(木曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【9-E-1】曖昧性とのたたかい
元(株)日立システムアンドサービス 取締役社長
名内泰藏

昭和14年滋賀県生まれ。昭和36年京都大学卒業後、(株)日立製作所入社、昭和44年旧国鉄の座席予約システム MARS(マルス:Magnetic-electronic Automatic Reservation System)、昭和47年東海道・山陽新幹線の列車運行管理システム COMTRAC(コムトラック:COMputer aided TRAffic Contorol)など国内外の官公庁、金融関連企業の大規模システム中心にとりまとめを行いプロジェクト成功に導く。 昭和61年情報処理学会理事に就任。平成5年 情報システム事業部長、平成7年 取締役情報事業本部副本部長に就任。平成9年(株)日立システムアンドサービス取締役社長に就任、顧問を経て平成17年3月退任。

【関連著書】
曖昧性との共存 / 曖昧性とのたたかい


国鉄のみどりの窓口予約システム「マルス」をはじめ、数多くの大規模プロジェクトを手がけてきた名内氏。その著書「曖昧性とのたたかい」をベースにPM、ITプロジェクトの見積もり、契約ノウハウなど、現場の経験で鍛えた真髄を語ります。

<プロジェクトマネジメント>
2006/02/10(金曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【10-C-1】プロジェクトマネジメントによる効果的なプロジェクトの遂行について
日揮プロジェクトサービス(株)顧問
高橋良之

昭和39年日揮入社、国内・海外の石油精製、石油化学、化学、食品加工、家電、自動車関連プラントのプロジェクトをプロジェクト エンジニア、エンジニアリングマネジャー、プロジェクトマネジャーとして担当。「主なる経験」 ・石油精製関係:Delayed Coker, Calciner unit、附帯設備 ・石油化学、化学:塩化ビニールポリマー、デタージェントアルキレ  ーション、その他開発プロセスを含んだ多数 ・食品製造、食品加工関係、部品組立製造ライン:6プロジェクト ・自動車関係:3プロジェクト ・プロジェクト遂行管理システムの開発のリーダ ・エンジニアリング遂行技術向上のためのコンサルタント役務(日揮 以外)その間、プロジェクト遂行・プロジェクトマネジメント技術を高めるための合理化活動、システム・遂行要領書整備、プロジェクトマネジャー、プラントエンジニア育成のための推進リーダーを務める。 ・エンジニアリング振興協会では、80年代にプロジェクトマネジメン ト部会委員を務め、現在プロジェクトマ ネジメント講習会の講師を 10年継続中・エンジニアリング遂行技術向上のためのコンサルタント役務実行中  


最近のプロジェクト・ビジネスを取り巻く環境の変化は著しく、またそのビジネス案件が複雑且つ競争が激しい。顧客の要求事項、コスト、スケジュールに対する制約がやたらと多く、さらに安全性を含んだ技術要求条件が厳しいために、プロジェクトの進め方、追加変更に対する対処の仕方、作業効率の高めるためのチームビルディング等のエンジニアリング環境が以前とは大きく異なってきている。その悩みを解決する手段としてプロジェクト・マネジャーを軸としたプロジェクト・マネジメント技術の活用がより重要になってきている。その活用性のヒントを理解することを目的とする。
【11:10から~11:55まで】
【10-C-2】ソフトウェア品質向上を実現するテスト工程最適化への道
エンピレックス(株)エンタープライズ・ソリューション・グループ プロダクト マネージャ
浦口宗也

ソフトウェア商社のプリセールス・エンジニアを経て、2002年よりエンピレックスにて性能テスト/監視製品の技術支援ならびにコンサルタントとして活躍。2005年よりe-Manager Enterpriseのプロダクトマネージャーとして、日本市場の要求を製品に入れるべく奔走中。


短期開発と高品質という、相反する課題を要求されるソフトウェア開発。エンピレックスでは、この課題の解決を支援する、テスト工程管理ツールe-Manager Enterpriseを提供しています。本製品は、開発とテストで生成されるテストケース、結果、不具合情報などの膨大なテスト資産を一元管理し、開発プロジェクトに関わる全員が品質情報を共有するフレームワークを提供、更にテスト資産の再利用を促進します。本セッションでは、ソフトウェアテストにおける現状の課題と、効果的に品質を向上させるためのテスト工程管理方法について解説いたします。
【14:20から~15:05まで】
【10-C-4】アジャイルとCMMI®を活用したプロセス改善の提案 ~Microsoft Solutions Framework v4概要~
マイクロソフト(株)コンサルティング本部 シニアコンサルタント
情報処理学会 情報規格調査会 SC7専門委員会 委員
同 WG10小委員会 委員
小泉浩

 約10年間の機械メーカ勤務の後2000年10月より現職。現在、情報システムおよびITサービスに関する戦略策定、プロセス改善、プロジェクトマネジメント、システム構築・運用に関するコンサルティングを行っている。Microsoft Solutions Framework, Microsoft Operations Frameworkのトレーナも務める。  技術士(情報工学、総合技術監理)、中小企業診断士、Manager's Certificate in IT Service Management、情報処理技術者 プロジェクトマネージャ

【関連著書】
ファンクションポイントの計測と分析


アジャイルとCMMI、Microsoft Solutions Framework (MSF) Version 4では、対極にあるようにも見える両者の利点を生かしたソフトウェア開発プロセス改善を提案します。このセッションでは、MSF v4の特に特徴的な技法や概念のいくつかをご紹介します。
【15:25から~16:15まで】
【10-C-5】.NET開発における品質向上への取り組み~Visual Studio 2005 Team Systemによる継続的な結合テスト
Nagile.com
黒石高広

NAgiler駆け出し(Level. 2)、一流のNAgileマスターを目指して精進中。現在は、テストだけでなく、アジャイル開発、サービス指向アーキテクチャ、ソフトウェア・セル生産に関心を持って研究と実践に励んでいる…はずです。


.NET開発に限らずソフトウェアの品質向上の鍵を握るテストについて、Visual Studio 2005 Team System(VSTS)の先進的な機能を利用した継続的な結合テストを題材に解説します。またVSTSを用いてどのようにソフトウェアの品質を測定することができるかについても併せて解説します。
【17:40から~18:30まで】
【10-C-7】泥臭い事例からの飛翔 ~Developer2.0のためのプロジェクト上流編~
ウルシステムズ(株)代表取締役社長
漆原茂

1987年 東京大学工学部卒業。同年沖電気工業入社。同社在籍中1989年より2年間、スタンフォード大学コンピュータシステム研究所客員研究員。オープンシステムでの大規模基幹系システムを多数手がける。オープン系のトランザクション処理技術の世界標準策定に関与、製造・流通・公共・通信・金融・サービス等の広い分野でのシステム構築を実施、先端技術の導入を推進した。2000年7月、企業のビジネス戦略に直結した業務とITの融合を目指し、ウルシステムズを起業、代表取締役社長に就任。現在に至る。


プロジェクトの成否を大きく左右する「上流工程」。 そこに潜むいくつかの罠を実際の泥臭い事例をもとに紐解きます。 他所では絶対語らない、デブサミ限定の本音トーク。 自分のバージョンを上げたいディベロッパーの方々、必見です。



<開発テクノロジー>
2006/02/09(木曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【9-C-1】オープン・ソース・ソフトウェアをビジネスで活用するには
SRA OSS, Inc. 日本支社 取締役支社長
石井達夫

(株)SRAを経て、現在はSRA OSS, Inc.日本支社長として、日本でのOSSビジネスを推進する立場にある。個人的にもPostgreSQLの開発、普及活動に取り組んでおり、名実ともにPostgreSQLを最強OSS DBにするのが夢。日本PostgreSQLユーザ会会員。

【関連著書】
PostgreSQL徹底入門 第2版 / PostgreSQL徹底入門~8対応~


今やオープン・ソース・ソフトウェア(OSS)はビジネスの欠かせない要素として注目されています。OSSには、コストの低減や商用ソフトのライセンスの縛りからの解放など、様々なメリットがあると言われていますが、OSSの導入、調達方法については必ずしも明確な基準があるわけではなく、せっかく導入したOSSのメリットを活かせていないケースもあるようです。そこで本講演では、OSSの最新動向を踏まえ、とりわけコスト削減効果の高いデータベースのOSS化を中心に、OSS の評価、導入のポイントを解説します。
【10:00から~10:50まで】
【9-D-1】ソフトウェア・セル生産方式によるSoftware Factoiresの実現
財団法人 京都高度技術研究所・顧問
松本吉弘

東芝・理事、京都大学・大学院工学研究科/工学部情報工学科・教授、(財)京都高度技術研究所 副理事長兼所長、シュツットガルト大学客員教授、大阪工業大学教授、武蔵工業大学教授などを経て、現職。工学博士、IEEE Life Fellow。1970年代から1980年代にかけ、東芝、ABB、シーメンスで大規模ソフトウェア工場の立ち上げを行い、ミシガン大学、カーネギーメロン大学、カリフォルニア大学バークレー校などでソフトウェア工場に関する特別講義を担当した。全国発明表彰、科学技術長官賞など受賞。


「ソフトウェア・セル生産方式」は、筆者が1970年代に、数千名規模のソフトウェア工場で実現した方式の発展であります。本発表では、Software Factoriesのコンセプトが、ソフトウェア・セル生産方式によってどのように具体化できるかについて、詳細に説明します。
【11:10から~11:55まで】
【9-D-2】.NET開発において、ソースコードから未テスト箇所を完全に無くす
~コンピュウェアのテスト ソリューション ”例外シミュレーション”+”カバレッジ分析”+”テストの自動化”~
日本コンピュウェア(株)営業技術本部
藤原祐之

VBおよびVC++でのプログラマを経たあと、SE業務に7年間従事。ここでは主に官公庁向けの情報管理システムに深く携わる。その後、Visual Studioでの開発経験を活かし日本コンピュウェアに入社。現在は、テストの啓蒙と.NETアプリケーションの品質向上を支援するDevPartner製品のプリセールスとして飛び回る毎日。多くの機能を持つDevPartner Studioの中でも特に”静的ソースコード解析”がお気に入り。


本セッションでは、.NET開発においてツールを使いアプリケーション品質を定量化することで問題箇所を特定し、また、テスト漏れ(未テスト コード)をいかになくすか。コンピュウェアのテスト ツールの組み合わせによる具体的なアプローチ方法をご紹介します。これにより、品質の高いアプリケーション開発を支援するだけでなく、テスト品質の向上策もご提案します。
【11:10から~11:55まで】
【9-E-2】小規模でも大きな利益。FileMaker によるソリューション開発の利点
~中小企業や大企業の部・課向けの開発で大きな利益を上げる方法~
(株)ジェネコム 代表取締役 / FileMaker Solutions Alliance(FSA)メンバー
高岡幸生

ファイルメーカーPro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo) FileMaker Solutions Alliance(FSA)メンバー。ソフトウェアハウス数社にて経験を積み、1995年にジェネコムを設立。10数年にわたり FileMaker Pro を中心としたシステムの開発や、エンドユーザコンピューティング・コンサルタントとしてビジネスを展開。2005年8月に米国で開催された「FileMaker Developer Conference 2005」において、開発実績、書籍執筆、トレ−ニングセミナーの実施、ポータルサイトの運営、コミュニティへの積極的な取り組みなど、FileMaker に関する広範囲な活動が評価され、日本人として初めて「FileMaker Excellence Award winners for 2005」を、この年の全世界の受賞者3名のうちの1人として、受賞。


sevensdoor.com所属/FileMaker Solutions Alliance(FSA)メンバー/ FileMaker 7 Certified Developer /アップル認定トレーナー
竹内康二

ファイルメーカーPro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)代表 FileMaker Solutions Alliance(FSA)メンバー。FileMaker Pro および Mac OS X Server 関連のソリューション開発者 / トレーナー。米 FileMaker 社認定「FileMaker 7 Certified Developer」。Apple認定トレーナー。アップル技術者認定資格トレーニングコース講師。有限会社スプラッシュと共同で受託開発およびコンサルティングを実施。開発者 / ライターのコラボレーションチーム「sevensdoor.com」に所属し、米FMPtraining.comによる FileMaker ソリューション開発者向けトレーニングを日本向けにローカライズし、実施中。また、FileMaker ユーザ向けのイベント「FileMaker Fun Night!」をプロデュースし、AppleStore Ginza シアターにて月1回開催。


世界で1千万本以上出荷されている FileMaker Pro。バージョン7以降の FileMaker Pro は、最新のリレーショナルアーキテクチャが採用されるなど、ソフトウェアの再設計がおこなわれたことにより、デベロッパの生産性において画期的な進歩を遂げています。1ファイルあたり、作成可能なテーブル数は100万、取り扱い可能なデータ容量は8テラバイトに増加し、XML/XSLT/ODBC/JDBCなどのオープンスタンダードな技術も積極的に取り込まれています。こうした製品強化にともない、デベロッパのソリューション開発の領域は大幅に広がりました。さらに、デベロッパにとって最も喜ばしいことは、こうした豊富な機能や開発環境に加えて、優れたインターフェースを利用した効率的な開発がおこなえるため、開発コストや工数を大幅に削減できるという点であるといえます。このセッションでは、FileMaker によるソリューション開発を軸とする会社を経営し、10年を超える開発歴をもつ高岡と FileMaker ソリューションデベロッパ向けトレーナーのエキスパートの竹内が、FileMaker によるソリューション開発の利点をプレゼンテーションとデモンストレーションで紹介していきます。
【11:10から~11:55まで】
【9-C-2】Apache Geronimo ハッキング - Apache GeronimoはEclipseの夢を見るか?
日本アイ・ビー・エム(株)ソフトウェア事業
夷藤勇人

1999年,日本IBM入社.2001年からJ2EEアプリケーションサーバの技術支援を担当. 2002年には,米国IBM ラーレイ研究所にて,SpecJAppServer2002の開発に従事.専門はJava/JavaEE, Python,Eclipse.最近はTopCoderにおけるアルゴリズムコンテストに参戦しています.


ApacheプロジェクトのJ2EEアプリケーションサーバ・Apache Geronimo.1.0の正式リリースが待たれる「Geronimo」ブランドのもとに,数々のサーバサイドJavaに関するプロジェクトが集結しつつあります。 このセッションでは,Apache Geronimoの先進DIアーキテクチャを紹介します。Apache/BSDライセンスのオープンソース・プロダクトの集大成であり,誰もが自由に利用可能なApache Geronimoの参加型アーキテクチャの可能性についてお伝えいたします。
【13:10から~14:00まで】
【9-C-3】オープンソース、使ってみたらこうだった――GREEに見るオープンソースソフトウェア活用の実際
グリー(株)取締役最高技術責任者
藤本真樹

1999年より株式会社アイアイジェイテクノロジーにて、アプライアンスサーバシステムの構築に従事。 2001年に上智大学文学部卒業後、株式会社アストラザスタジオを経て、2003年2月有限会社テューンビズに入社。 PHP等のオープンソースプロジェクトに参画しており、 楽天株式会社を始めとしたオープンソースソフトウェアシステムのコンサルティング等を担当。 2005年6月グリー株式会社 取締役 最高技術責任者に就任。

【関連著書】
超・極める!PHP


オープンソースソフトウェアがミッションクリティカルなシステムで利用され始めたことで、各オープンソースソフトウェアの問題点や限界点を正しく理解することや、実際の運用の現場における明文化されにくい「ノウハウ」の重要性が高まってきています。本セッションでは、ソーシャルネットワーキングサービス「GREE」のシステムにおいて、どのようにオープンソースソフトウェアが用いられ、実際にどのように日々の運用が行われているのかを例にして、オープンソースソフトウェアによるシステム構築、運用の実践的なノウハウを解説します。(仮)
【13:10から~14:00まで】
【9-E-3】楽々ERDレッスンLive ~これが楽々DB設計の勘所!~
(株)スターロジック 代表取締役兼CEO
特定非営利活動法人 Seasarファウンデーション 理事
羽生章洋

受託電算業務のオペレータや汎用機のPG・SEの後、C/S型システムのSE・PM。DOAに傾倒の後ERPコンサルタントを経て、ベンチャー証券会社の立ち上げに参画しビジネスモデル特許策定およびJavaによる外為のネットトレーディングシステムを構築。その後数社のIT担当取締役などを経て、現在は株式会社スターロジックの代表取締役兼CEO。

【関連著書】
楽々ERDレッスン / 幸せなITパーソンになるためのいきいきする仕事とやる気のつくり方


業務システム構築においてRDBMSの利用は不可欠であり、DB設計の重要性は決して無視できません。一方でDB設計に従事する人の数はプロジェクトにおいて常に少数であり、なかなかスキルアップの機会に恵まれません。本セッションでは、DB設計を一定の手順ですらすらとこなしていくための勘所をお伝えします。DB設計を担当している方はもちろんのこと、今後DB設計に挑戦したいという方にもお薦めいたします。
【13:10から~14:00まで】
【9-D-3】ASP.NETによるAjax実装
吉松史彰

プログラマ

【関連著書】
プログラミング Microsoft .NET Framework 第2版


Microsoftが2005年のPDCで発表したASP.NET用Ajax開発支援ライブラリ『Atlas』の概要を紹介します。
【14:20から~15:05まで】
【9-A-4】史上最多!?道路交通情報Webサービスを使った複合Webサービスシステム
PFUアクティブラボ(株)プロダクト開発部 担当部長
XMLコンソーシアム Webサービス実証部会 リーダ
松山憲和

小学生の時に出会った『マイ・コンピュータをつくる(安田 寿 著)』に触発されコンピュータの世界に足を踏み入れる。1988年PFU入社。現在、XML、Webサービス関係の製品開発を手がけると共に、XMLコンソーシアムでは多くのWebサービス実証実験に参画。XMLコンソーシアム エバンジェリスト。


XMLコンソーシアムでは、史上最多!?13個ものWebサービスが連携したシステムを構築しました。この実証実験の詳細を、デモを交えながらご紹介します。
【14:20から~15:05まで】
【9-C-4】OSSを活用したシステム構築の8つのポイント
(株)日立システムアンドサービス 
システムファウンデーションズテクノロジーセンタ 主任技師
吉田行男

2000年頃より、Linux/OSS関連の事業企画を担当。2005/01より日本OSS推進フォーラム開発基盤WGに参画し、JBossの評価を実施。Linuxコンソーシアムセキュリティ部会に所属。


OSSは、現在急速に広まりつつあり、今後もますます加速していくだろうといわれています。そのような状況の中で、従来のようなインターネットサーバでの活用の段階を過ぎ、業務システムへの適用が今後進んでいくことが容易に想像できます。業務システムでのOSS活用にあたっては、データベース等のミドルウェアをどのように使いこなすかが重要なポイントであり、システム構築にあたって、OSSを的確に選択し、使用するためには正しい知識とノウハウが必要です。本セッションでは、事例をもとにOSS選択の基準及び構築のポイントについて解説します。
【14:20から~15:05まで】
【9-E-4】データベース・パフォーマンス革命 ~新たなオブジェクト指向データベースの時代へ
ソニック ソフトウェア(株)セールスエンジニアリンング部 シニアセールスコンサルタント
秦信之

日本エクセロン、プラムツリーソフトウェアを経て、現在ソニックソフトウェア(株)のシニア・コンサルタント。大規模ネットワーク監視システム、日本最大規模の顧客データベース、Webショッピングサイト等の数々のオブジェクト指向の開発、コンサルティング活動に従事した経験を持ち、現在では金融分野の投資戦略プラットフォームにおける適用なども手がける。


リアルタイム性を求められる金融サービスからネットワーク監視シス テム、日本最大規模の顧客 DB、世界最大のWeb購買サイト等で 採用されるオブジェクト指向データベース「ObjectStore」。RDBでは 対応が困難な複雑なデータ構造に強く、特許取得の高速キャッシュ 技術によりAppサーバによる多階層システムのパフォーマンスを最 大化。モデリングからOn-the-Flyによる修正・変更まで、極めて高 い柔軟性と生産性を実現します。WebシステムやJavaベースの データ管理はもちろん、現在のDBのパフォーマンスや開発工数増 大にお悩みの方は必聴です。
【14:20から~15:05まで】
【9-D-4】コンポーネントベース開発のススメ
グレープシティ(株)ツール事業部 PowerTools製品部
八巻雄哉

2003年1月、PowerToolsシリーズのテクニカルサポートとして入社し、その後、製品開発、マーケティングと広く活動。関心の対象は、いかに現場の開発者が楽をできるかということ。


使いこなしていますか?コンポーネント。本セッションではVisual Studio 2005を使った具体的なデモを行いながら、生産性向上のキーとなる考え方、グレープシティがコンポーネント製品に採用した技術の一部などをご紹介します。『開発ツールの老舗』ならではの現場で役立つ技術解説をお楽しみください。
【15:25から~16:15まで】
【9-C-5】Ruby on RailsとLLによるWebアプリケーション開発
(株)ツインスパーク 制作部
日本Rubyの会 代表
高橋征義

株式会社ツインスパークにて、Webアプリケーションの開発に従事。日本Rubyの会代表。FSIJ会員。


これまで業務アプリケーション開発にはJavaが使用されてきた一方で、Webアプリケーションでは相当の規模のものでもLightweight Language(LL)と呼ばれるPerl、PHPなどが実際に使用されてきた。そして昨年はJavaの10倍の生産性を持つという触れ込みのWebアプリケーションフレームワーク、Ruby on Railsが登場した。このような現象の背景と、Railsによるソフトウェア開発の可能性について説明する。
【15:25から~16:15まで】
【9-E-5】SQL Server パフォーマンスチューニング
(株)CRC ソリューションズ ビジネスソリューション第 1 事業部ソリューション技術部テクノロジーソリューション課
PASSJ 理事/Web テクノロジー分科会ボードリーダー
小川貢

前職にて ASP (Active Server Pages) によるサイト構築を担当した後、現在の会社においても Web 関連の開発に従事。仕事上、SQL Server を利用する機会が多いことから、PASSJ の立ち上げに関与。現在 PASSJ の理事および Web テクノロジー分科会ボード リーダーとして活動。 PASSJ での活動が Microsoft に認められ、2001 年に MVP for SQL Server として認定され、現在に至る。 Microsoft のプロダクトの中で何をおいても SQL Server が大好き。


SQL Server 2000/2005 のパフォーマンスチューニングするために見るべき箇所や設定方法、クエリーの最適化するためのやり方など、私が現場で実践している方法をお伝えします。
【15:25から~16:15まで】
【9-D-5】.NET開発者のためのDIコンテナ入門 ~TDDで実装する簡易DIコンテナ~
(株)アジルコア
特定非営利活動法人 Seasarファウンデーション
佐藤太一

使うテクノロジはJavaが圧倒的に多いのですが、緊急回避的に周辺のテクノロジに触れる事も多いです。微妙にC/C++が出来てしまう為に、ActiveXやBrewに触る機会もありました。今回は、.NETでお話させて頂きますが、.NETによる開発現場について理解が至らないなぁ…と感じています。 .NETでの開発に不満をお持ちの方、是非お話を聞かせて下さい。


VSUG 発起人/XPJUG 企画担当スタッフ/INETA Japan コミュニティリーダー/S2.NETコミッタ/NAgile Open Source Project Groupアドバイザ
福井厚

オブジェクト指向とオートキャンプが好きなアジャイル系ドットネッターです。デブサミ2005に続き、2006もコンテンツ委員を担当させて頂きました。去年11月にVisual Studio ユーザーグループが発足、発起人として参加しました。MSMVP Solutions Architect(2005)


.NET開発者を対象に、DIコンテナのエッセンスを.NET環境における簡易DIコンテナの実装を通じて解説します。また.NET環境のDIコンテナの代表としてS2Container.NETをご紹介します。
【16:35から~17:20まで】
【9-C-6】並べて安心!JBoss Clusteringのススメ - アーキテクチャからパフォーマンスまで一挙解説
JBoss Inc. Core Developer & Consultant, JBoss Cache & Clustering
Ben Wang, Ph.D.

JBoss ClusteringとJBoss POJO Cacheプロジェクトのリーダー。航空宇宙学の博士号を持ち、1995年NASAのプロジェクトにてハイパフォーマンス並列コンピューティングの研究に携わる。2003年にJBoss Inc.に入社。J2EE、クラスタリング、キャッシングについての講演活動や、Japan JBoss User Groupの設立、JBoss Forumの国際化作業にも携わるなど、アジア地域でのJBossの普及活動も行う。


(株)NTTデータ 基盤システム事業本部 オープンソース開発センタ
金子崇之

1999年NTTデータ入社。2000年頃からJ2EEアプリケーションサーバの評価に従事。2003年からは、OSSアプリケーションサーバに注力し、OSSの技術支援やコンサルティングを行う。 2004年度日本OSS推進フォーラムの活動にてJBossの評価を実施。2005年度には同フォーラムにて、JBento(Java Benchmark Toolkit)の開発に携わる。


JBoss ClusteringはJGroupsとJBoss Cacheというオープンソースプロジェクトからなる高性能、高可用なクラスタ機構で、柔軟かつ簡単に使用することができます。 本セッションではJBoss Clusteringの開発リーダーBen Wang氏を迎え、解説を行います。 最初にJBoss JEMS (JBoss Entreprise Middleware System)の概要と、JEMS上でのJBoss Clusteringの役割について解説します。 続いてJBoss Clusteringのアーキテクチャと、HttpSessionレプリケーションのユースケースの紹介を行い、最後にJBento (Java Benchmark Toolkit) を用いたJBossクラスタのパフォーマンスについて、Tomcatクラスタとの比較を行いながら解説します。
【16:35から~17:20まで】
【9-D-6】Team Foundation Server によるチーム開発コトハジメ
マイクロソフト(株)デベロッパー&プラットフォーム統括本部 
シニアプロダクトマネージャ
岩出智行

オージス総研にてオブジェクト指向による設計、開発に携わりエンジニアとしての基礎を築く一方、1999 年よりシリコンバレーに駐在し、技術の持つダイナミズムに刺激を受ける。C++、Java、C# による開発を経験する中、.NET Framework の洗練されたプログラミングモデルに触れ、マイクロソフトへ転職。現在は .NET Framework と Visual Studio Team System の普及に努める。


Visual Studio 2005 において、初のサーバー製品となる Team Foundation Server。 この Team Foundation Server では、情報共有あるいはコミュニケーション基盤としての機能を提供すると共に、Team System が提供する各種機能を統合し、一つ上の開発環境を提供します。本セッションで、Team Foundation Server の魅力をご覧下さい。(事前にhttp://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/teamsystem/ にて技術情報をご確認下さい)
【16:35から~17:20まで】
【9-E-6】アジャイルWeb-DB開発 ― ツールを活用した効率的な開発
(株)エコス 最高技術責任者
杉本晋吾

東京都出身。株式会社エコスの立ち上げ時に創業メンバーとして参加。入社後は、Windows開発チームリーダー、開発部長を経て、2004年、最高技術責任者に就任。現在は、製品開発やSIプロジェクトのプランニングと、自社およびパートナー製品の啓蒙活動を中心とする傍ら、様々なセミナー講師を務めている。


ビジネスアプリケーション開発において、DBMSを多用することが必須となっています。特に短納期、高品質と動作パフォーマンスを求められる昨今では、アプリケーション開発時に様々な問題が起り得ます。本セッションでは、いかにして早く確実にDBを利用したシステム開発を行えるか、どれだけ早期に問題点を解決できるかをポイントとして、ツールを活用した「アジャイル」的な開発手順についてご紹介致します。
【17:40から~19:10まで】
【9-C-7】飛び込め! オープンソースプロジェクト
ユニアデックス(株)ソフトウェアプロダクト統括部 サーバソフトウェア二部第一グループ グループマネージャ/日本OSS推進フォーラム開発基盤WG, Aliciaプロジェクト
高橋秀樹

1981年日本ユニシス(株)(旧ユニバック)入社.入社以来,一貫してユニシスメインフレームOS の開発・保守に従事.2003年からはメインフレームに加え,大型IAサーバを中心としたLinux/OSS関連のマネジメントを担当.2004年7月に部署ごとユニアデックス(株)に転籍し現在に至る。


(株)日立製作所 システム開発研究所 第二部企画員
横浜リナックスユーザーズグループ
平松雅巳

2002年日立製作所入社、同社システム開発研究所において、Linuxカーネルの高信頼化などの研究開発に従事。ひょんなことからカーネル本の翻訳に携わり、さらに深みにはまる。最近はカーネル内プローブに関する研究開発を行っている。オープンソースとは大学の頃からの付き合い。


まつもとゆきひろ

株式会社ネットワーク応用通信研究所特別研究員。1993年以来オブジェクト指向言語Rubyの設計・開発を行っている。1997年から現職。会社では本業としてRubyを開発している根っからのオープンソース開発者。性格はふまじめだが、敬虔(?)なキリスト教徒でもある。温泉好き。鳥取県出身、島根県在住。牡羊座。O型。

【関連著書】
プログラミングRuby


風穴江

1990年から「月刊スーパーアスキー」誌の編集に参加し、Linuxの連載記事や、GNUプロジェクトなどのフリーソフトウェア動向を担当。1998年にフリーランスジャーナリストとなり、主に技術解説や業界動向に関する記事執筆や講演を行う。その傍ら、1999年4月から2001年5月まで「月刊Linux Japan」の編集長も務める。2002年から現職。


オープンソースソフトウェアの大きな特徴の1つは、誰もが自由に開発に参加できるという点にあります。プロプライエタリなソフトウェアでは決して許されることのない、このユニークな特徴を正しく理解し活用することができれば、オープンソースソフトウェアを利用することのメリットをさらに大きいものにすることが可能となります。本パネルディスカッションでは、オープンソースソフトウェアの開発プロジェクトに「デビュー」を果たした企業技術者をパネラーに迎え、どのようにしてデビューしたのか、デビューしてどうだったかといった経験を語っていただくとともに、開発プロジェクトに参加することの意義や、コミュニティにおける暗黙の「お作法」などについて語り合います。
【17:40から~18:30まで】
【9-D-7】VSUG流・コミュニティサイトの作り方
フリーITコンサルタント /(株)レピダム シニアアドバイザー
Visual Studio ユーザーグループ 発起人 / 運営委員
奥津和真

今から約 26 年ほど前、小学生の頃からコンピュータに興味を持ち、実際に触れる機会にも恵まれる。社会人となってからは一貫して IT 業界に関わる事となる。その後、2002年に独立し複数のわらじを履くことが普通な日常をおくっている。2005年は、Visual Studioユーザーグループを立ち上げ、以前にも増してコミュニティ活動にまい進中。Microsoft MVP for ASP / ASP.NET July 2005 - June 2006 を受賞。


(株)インフォネット
Visual Studio ユーザーグループ 発起人 / 運営委員
杉下朋年

福井県在住。WEB制作会社で、企業向けWEBサイトのシステム開発を担当。VBのプログラミングをきっかけにコミュニティ活動をはじめて早10年。プログラミングに関しては、仕事であれ趣味であれ理屈は後回しにしてとにかく「楽しむ」ということを最優先しています。ここ最近はDNNに惚れ込んで夜も眠れず・・・?


2005年11月に発足したVisual Studio ユーザーグループのWebサイトhttp://vsug.jp/では、DotNetNuke(DNN)というオープンソースで開発が進められているASP.NETベースのCMS(コンテンツ管理システム)が利用されています。 当セッションでは、実際にVSUGサイトの企画・開発に携わった視点から、最新版DNN 4.xのアーキテクチャや開発環境を含めた紹介と、ローカライズの際のポイントやサイト公開後実際に起こった問題点の改善方法など、DNNを用いたWebサイト開発のためのノウハウをご披露します。
【17:40から~18:30まで】
【9-E-7】SQLインジェクションの脅威 〜Webアプリケーションセキュリティ〜
セントラル・コンピュータ・サービス(株)アウトソーシング事業本部 ネットワークサービス部 シニア・セキュリティ・スペシャリスト
長谷川武

東京理科大学理学部卒業後、セントラル・コンピュータ・サービス株式会社に入社。システム開発プロジェクトリーダーを数多く務めオブジェクト指向技術やソフトウェアの品質問題に取り組んだ後、セキュリティスペシャリストとなる。2002年にはIPA ISEC『セキュア・プログラミング講座』の制作ディレクターを務めた。これを契機に、現在は勤務先とそのパートナー企業を通じてセキュアプログラミングセミナー/実習/スキル評価テストといった教育サービスを「TRUSNET(R)アカデミー」として提供している。


 数多くのWebサイトのお陰で、われわれは豊かなインターネット生活を享受しています。しかしこれらを実現しているWebアプリケーションプログラムは、その内部にさまざまなセキュリティ脆弱性を隠し持つことも多いのです。ひとたび攻撃を受ければ、個人情報の流出、データベースの破壊、サーバ乗っ取りが起こりかねません。 このセッションでは、Webアプリケーションに生じがちな脆弱性を広く捉えつつ、その中でも特にデータベースに直接大きなダメージを与えるSQLインジェクション問題について掘り下げて解説します。

<開発テクノロジー>
2006/02/10(金曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【10-D-1】EnterpriseLibraryの真実
アバナード(株)
enterpriselibrary.jp
市川龍太

EnterpriseLibraryの普及に向けて情報サイト公開、執筆などを行っている。現在は日本に上陸してまだ間もないアバナード株式会社(http://www.avanade.com/)に所属し、EnterpriseLibraryを拡張したACA.NETフレームワーク、MSFとN*ツールをベースにしたACM for Agileという独自のメソドロジーに取り組む。・MSMVP for Solutions Architect ・the June 2005 patterns & practices Champion Award 受賞


西崎公太

Team EntLib.jp - enterpriselibrary.jp を拠点として、国内における Enterprise Library の普及に向けて活動中。


pattenrs & practicesの集大成とも言えるEnterpriseLibraryを、マイクロソフトが提供するサンプルアプリケーションに導入することで、EnterpriseLibraryをどのように導入・活用すれば良いのか?そして何よりもEnterpriseLibraryは本当に使えるのか?という疑問について開発実演を交えながら解説していきます。
【11:10から~11:55まで】
【10-D-2】チーム開発におけるインストーラーパッケージの情報共有
(株)ネットワールド SI技術本部 主任
永瀬晋作

株式会社ネットワールドに勤務。InstallShield 製品担当エンジニアとして、InstallShield 教育コースのインストラクターや各種展示会などのセッションでスピーカーを担当している。


アプリケーションが複雑の度合いを増す今日、アプリケーションのコーディングからインストーラーパッケージの作成まで一人の開発者がこなすことは難しくなってきました。アプリケーションをコーディングした開発者とインストーラーパッケージを作成する開発者のチーム間でのスムーズな情報共有を支援する InstallShield Collaboration を紹介します。
【11:10から~11:55まで】
【10-A-2】デブサミ2006 ! オフィシャルコミュニティによるLightning Talks
翔ソフトウェア(INETA Japan所属)
小島富治雄
VB.NETとC#でデザインパターン(INETA Japan所属)
中西庸文

【タイトル】
ソフトウェア開発をシンプルにする考え方のコツ ―― 開発をもっと楽にするNAgileの基本思想 ――
【概要】
@IT の記事 「第2回 NAgileで始める実践アジャイル開発」 に関してご紹介。アジャイル開発で重要な、シンプルさにプチパラダイムし、実践する方法とは?


日本PostgreSQLユーザ会
永安悟史

【タイトル】
JPUG Reloaded
【概要】
Windowsネイティブ対応,さらなる高速化と,着実に進歩を遂げるPostgreSQL。 ユーザ会自身もNPO法人へと進化を果たしました。JPUGのこれからについてお話しします。
【講師関連書籍】
PostgreSQL徹底入門 第2版/ PostgreSQL徹底入門~8対応~/


dev2devデベロッパグループ
原嘉彦

【タイトル】
「Webサービスを”楽楽”開発・保守する方法教えます!」~ 悩みのある開発者は、dev2devプロジェクトに集合
【概要】
開発現場ではいろいろな課題が山積しています。適切にフレームワークやツールをうまく活用できるかどうかでプロジェクトの成否が決まる場合も多くなっています。 今回は、「Webサービスの実装」をスマートに解決するための、”秘策”として、オープンソースApache Beehiveの魅力を10分でご紹介します。 また、「開発者の駆け込み寺?」としてのdev2devデベロッパグループ活用のメリットをお話します。


codeseek(INETA Japan所属)
原敬一
codeseek(INETA Japan所属)
衣川朋宏

【タイトル】
プログラムの作り方 設計書からプログラムを完成させるまで
【概要】
仕様書からプログラムを作成するという作業の手順について習ったことがある人は少ないのではないかと思います。模範となる手順を知らずに仕事をするのですから効率よく作業できるはずはありません。仕様書からプログラムを作り出すにはどうしたらいいか。そのときに出来上がる業務プログラムのソースコードはどういうものになるべきかについてお話いたします。


デブサミ2006 オフィシャルコミュニティの中から「われこそは!」と声を上げた4団体による、10分間スピーチで構成されたオムニバスセッション。短い時間だからこそ、問題の本質が見えてくる!技術の問題は、コミュニティで解決!その筋のエキスパートが現場サイドのノウハウとコミュニティの持ち味を語ります。※各セッションの詳細はプロフィールをご覧ください。
【13:10から~14:00まで】
【10-C-3】次世代.NET開発基盤 WinFxの世界 ~ .NET開発の最新技術をすべてお見せします!WPF!WCF!WWF! ~
(有)アークウェイ 代表取締役
森屋英治

アークウェイ代表取締役、マイクロソフトMVP、.NETテクノロジーのコンサルタント。現在ソフトウェアセル生産方式、NAgile開発,.NETらいし開発手法を研究。Windows Vista時代のWinFxテクノロジー関心があり、Enterprise Library2.0との融合など2006年の技術的な大きな波を楽しもうと考えている。


2006年に起きるマイクロソフトテクノロジーの大きな技術革新を皆さんと一緒に体感できるようコード中心で、Windows Vista時代の基盤テクノロジーWinFx,その中心的な技術WPF,WCF,WWFを解説していきます。
【13:10から~14:00まで】
【10-D-3】第六の馬 - Java SE 6 Mustang の新機能
横河電機(株)ネットワーク開発センタ
櫻庭祐一

Javaと共に生き、Javaと共に暮らして早や10年。現在はMustangとProject Looking Glassの二束のわらじ状態です。WebサイトはJava in the Box (http://www.javainthebox.net)。


Java SE 6 MustangではJMXの強化やDTrace、例外ハンドリングの向上など、デバッグや保守に関する機能が強化されました。また、スクリプト言語のサポート、Web Servicesなど新しい機能が満載です。本セッションでは「JavaSE 6 Mustang じゃじゃ馬ならし」の櫻庭が独自の視点でMustangを乗りこなすポイントを紹介します。
【14:20から~15:05まで】
【10-D-4】「データ連携を徹底研究!」 ~Pervasive Data Integratorで開発を最小限に企業内のシステム連携を実現~
(株)エージーテック 営業部 マネージャー
高橋隆

入社以来、Pervasive製品のセールスマネジャーとして従事、幅広い見識と経験からお客様にあったベストソリューションを提案。現在、販社パートナーとの連携を強化するとともに、Pervasive製品の拡販に全国営業を展開中。


PC、UNIX、メインフレーム、ERP、CRM...など個別のアプリケーションが構築され、アプリケーション間の連携が取れない、以前のデータを活用出来ないなど、お悩みを抱えていらっしゃる方が多いと思います。また、手組みで開発すれば連携可能だが、莫大なコストと時間がかかってしまう、そんな問題に当セッションでは企業内データ統合/連携の事例や活用方法など、今すぐ実践できるPervasive Data Integratorソリューションをご紹介致します。
【14:20から~15:05まで】
【10-A-4】XP 2.0
日本XPユーザグループ

日本XPユーザグループは、主にeXtreme Programming(以下XP)の普及を目的としたユーザグループです。参加者同士によるXPについての交流や情報交換の場を提供するべく活動しています。

【関連著書】
eXtreme Programmingテスト技法


Kent Beckの"XPエクストリーム・プログラミング入門"の第2版についての解説と、日本でのXPの実践テクニックをまとめた"Enterprise XP"について解説します。Kent Beckの考える第2版としてのXPと、日本という土地柄でSIビジネスの中でのXPの実践について、現場の役に立つ話をしたいと思います。
【15:25から~16:15まで】
【10-D-5】Web2.0的SOA Ajax+DI+JBIで実現する疎結合アーキテクチャ
アークランプ
鈴木雄介

2005年よりフリーランスとしてJ2EEシステム開発、コンサルなどを行う。スーツとギークの融合を目指して、日々の思いをブログ”アークランプ”に公開中(http://www.arclamp.jp)。


世間で騒がれてはいるものの接点の少なそうなWeb2.0とSOA。セッションでは両者を比較しながらWeb2.0的SOAを考えてきます。そしてデモを通じてAjax、DI、JBIを組み合わせた疎結合アーキテクチャを知れば、ワクワクするような可能性を感じられるはずです。
【16:35から~17:20まで】
【10-D-6】狛犬(Seasar2)の飼い方教えます。 ~企業とオープンソースの生きる道~
(株)電通国際情報サービス 開発技術センター シニアコンサルタント
特定非営利活動法人 Seasarファウンデーション Chief Committer
ひがやすを

1992年、東京工業大学理学部卒業後、株式会社電通国際情報サービスで、主に大手都銀のシステム開発を手がける。現在は、ITアーキテクトとして金融以外のプロジェクトにも参加する一方、JavaオープンソースプロジェクトSeasarのチーフコミッタもつとめる。


(株)電通国際情報サービス 事業推進本部 マネージャー
飯田哲夫

電通国際情報サービスにて、金融分野におけるシステム開発、ソリューション企画に携る。現在は、オープンソースを中心に新しいSIビジネスモデルの構築に取り組む。東京大学文学部仏文科卒業、マンチェスター・ビジネス・スクール経営学修士。ZDNetにて"エンタープライズニュースの読み方"執筆中。


当社で2005年11月に開始したSeasar2の商用サポートサービス。お陰様で好評を頂いておりますが、そこに至るには様々な苦労がありました。お客様のニーズ、オープンソース・コミュニティの立場、企業の立場という3者の狭間で揺れ動いた(振り回された?)経緯を、当ビジネス企画担当とひがやすをが赤裸々に語ります。 そしてそこから得られた教訓から、SIer・ソフトウェア企業、そしてそこに所属する技術者にとって、オープンソース・ソフトウェアとは何なのか、どのようにつき合っていくべきかについて分析と提言を行います。
【16:35から~17:20まで】
【10-C-6】「既存データの活用と拡張」~データ連携機能による開発工数の削減とデータ利用の拡張~
アイエニウェア・ソリューションズ(株)エンジニアリング統括部 システムエンジニアチーム
磯辺信雄


【17:40から~19:10まで】
【10-D-7】残業撲滅のためのキラーフレームワークはこれだ
(株)電通国際情報サービス 開発技術センター シニアコンサルタント
特定非営利活動法人 Seasarファウンデーション Chief Committer
ひがやすを

1992年、東京工業大学理学部卒業後、株式会社電通国際情報サービスで、主に大手都銀のシステム開発を手がける。現在は、ITアーキテクトとして金融以外のプロジェクトにも参加する一方、JavaオープンソースプロジェクトSeasarのチーフコミッタもつとめる。


(株)スターロジック エンジニア
特定非営利活動法人 Seasarファウンデーション
木村聡

「働けど働けどゴールが見えず今日もまた残業」こんな経験をしたことは無いでしょうか。Seasar2は、このような修羅場から「あなたとプロジェクト」を救い出します。Seasar2が提供する理想的な開発をぜひあなたも体験してください。
【17:40から~19:10まで】
【10-E-7】Object-One 第2弾「アーキテクト対コンサルタント」 ~IT技術者がディベートの技を競うオブジェクト指向の知的格闘技~
ウルシステムズ(株)シニアコンサルタント
ObjectOne 第2回ディベータ
小笠原記子

学生時代に受けたオブジェクト指向入門という講義が今の私の出発点でした。最近は「解る」瞬間が面白くて未知なるものへのチャレンジを続けています。


エスエムジー(株)
ObjectOne 第2回ディベータ
小森裕介

<キーボードをマイクに持ちかえ今日も戦う、帰ってきたウルトラディベータ>本当はディベートが苦手なエンジニア。今回は初戦敗退した第1回大会の雪辱をはらすべく参加。会社ではシステムの設計・開発がメインの仕事・・・のはずだったが、最近は出版活動や講演活動が多いので「本当にエンジニア?」と聞かれることも。コーディングはもっぱら自宅での気分転換。最近はオープンソースのDIコンテナ、Seasarの開発にもコミッタとして関わるようになる。


(株)豆蔵 BS事業部 システムエンジニア
ObjectOne 第2回ディベータ
中村年宏

<二代目 豆侍> AS400プラットフォーム上で稼動するレガシーな販売管理システム、Javaを使った情報系Webアプリケーション、.NET Frameworkを使った生産管理システムの保守や開発などに携わってきた。これまでの経験から、システム開発や保守の効率を決めるのはプログラム言語やシステムの新旧でなくデータベースとインタフェースの設計だと考えている。


(株)永和システムマネジメント 第二事業本部 サービスプロバイディング事業部 第2システム開発部 部長
ObjectOne 第2回ディベータ
岡島幸男

<<抜くか「伝家の宝刀」!? 武闘派現場リーダー>>自社製品の企画・開発など様々な経験を得て、現在は主にWebアプリケーション開発を行う現場リーダー。最近は部長も兼任し、技術者が燃えるチーム創りに腐心する毎日。永和システムマネジメント一筋10余年。前回惜しくも敗退した平鍋副社長の敵を取るべく参戦。


日立ソフトウェアエンジニアリング(株)
テレコムシステム事業部 第1テレコムシステム本部 第2システム部
Object-One 第1回優勝者
北林拓丈

<日立ソフトの黒い三連星、Object-One第1回優勝者>入社後、Javaを利用した大規模システムや、モバイル系システムの構築に数多く携わる。2003年より1年間、米国ベンダーの製品開発研究所にて、アプリケーションサーバのパフォーマンス検証に従事。現在は実際のWebシステム開発及びパフォーマンス検証を行っている。


(株)NTTデータ ビジネスイノベーション本部 VC投資チーム プロジェクトリーダー
ObjectOne 第2回モデレータ
関根智

Object-One第一回もモデレータを担当させていただきました。しかし、本人はあまり技術志向ではなく、ビジネス志向の人間です。


(株)ピコラボ 代表取締役社長
ObjectOne 代表
青木保一

博士課程在学中の1990年、友人と二人で株式会社デュオシステムズを設立し、技術コンサルティングや企画提案型のシステム構築等を手がける。2004年に株式会社ピコラボを設立し、先端IT技術を軸に調査研究からビジネス化、製品化に至る研究開発プロセスの総合的なプロデュースを支援。博士(理学)。


自薦・他薦により応募いただいた20代、30代のIT技術者の中から数名を書類選考し、与えられたテーマ・課題についてトーナメント形式でディベートを行います。勝敗はオブジェクト指向技術に関する高い見識を持った審査員団と観戦者の皆さんによって決まります。



<組込みソフトウェア>
2006/02/10(金曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【10-E-1】求むエンジニア。デジタル家電の企業戦略におけるソフトウェアの重要性。
松下電器産業(株)ソフトウェアエンジニアリングセンター所長 工学博士
今井良彦

1974年3月 京都大学工学部情報工学科卒業。 同年4月 松下電器産(株)入社。 音声情報処理、画像処理、ネットワーク、ソフトウェア工学関係の研究開発に従事。 1996年3月 京都大学より工学博士号授与。2001年12月より 松下電器産業(株)ソフトウェアエンジニアリングセンター所長。 松下全社のソフトウェア開発プロセス革新活動などを推進。


近年の市場状況と今後の予測とから、さらに伸びていくデジタル家電について紹介します。 そのデジタル家電に組み込まれているソフトウェアを開発するうえでの問題点とデジタル家電の製品サイクルが短いことを述べ、到来すると予想される事態への備えを述べます。これらを踏まえ、組込みソフトウェアに求められる開発者像を示し、ITエンジニアの方々に組込みソフトウェアへの魅力を感じていただき、組込みソフトウェア・エンジニアへの貢献をお願いします。
【11:10から~11:55まで】
【10-E-2】ビルドの自在性、コンポーネントの進化を可能にする構成管理ツールPERFORCE
(株)東陽テクニカ
ソフトウェア・ソリューション SCMリードアセッサー
岡野喜久男

約10年間のプログラマ・SE業務を経て、1994年に株式会社東陽テクニカに入社。以来、ソフトウェア構成管理を中心にソフトウェア・プロセスに関する技術サポートおよびコンサルティング業務に携わる。最近では、変更要求管理の重要性を再認識し、開発プロセス/ワークフローを改善する切り口をここに見出そうとしている。


コンテナベースSCM(コンテナベース・ソフトウェア構成管理:Container Based Software Configuration Management)は、2002年に発表された1つのプロセスモデルであり、ソフトウェア開発における次の2つの現実(可能性)に対応します。
■ソフトウェア製品は、無数の構成でビルドされる
■コンポーネント自体が、個々に進化する
構成管理ツールPERFORCEを用いて、これをどのように実装するかをお伝えします。
【13:10から~14:00まで】
【10-E-3】ETロボコンで垣間見た、組み込みモデリングにおける理想と現実
(株)オージス総研 ソリューション開発本部 組み込みソリューション部 部長
ETロボコン実行委員会 審査委員長
渡辺博之

通信機器メーカでソフトウェア開発に従事した後、組込み開発の現場に対するオブジェクト指向の導入支援に携わっている。「本気で良いと思ったら、まず実践してから自分なりに体系化する」ことがモットーで、このスタイルを繰り返しながら、現在に至る。最近は、ソフトウェア開発以外の幅広い知識の習得に日々いそしんでいる。

【関連著書】
思考系UMLモデリングエクササイズ / 組み込みUML / リアルタイムUML 第2版


㈱リコー MFP事業本部
SESSAME WG2 (特定非営利活動法人 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)
幸加木哲治

㈱リコーにてMDAによる開発を経験後、技術者育成に携わる。学生時代、ETロボコンの前身、UMLロボコン第1回ショートトラック部門において優勝。その後組み込みの世界に足を踏み入れる。SESSAME-WG2における、組み込み技術者向けオブジェクト指向開発の教科書作りで分析モデリングを担当。3月末にSESSAME-WG2の成果であるオブジェクト指向教科書が発刊予定(翔泳社より)


今や組み込み分野における一大モデリングイベントとなったETロボコン。その中で一貫して追及されて来たのは「良いモデルは性能も良い(=速い)のか?」という命題です。今回は、過去4回の結果から見えてきた、組み込みモデリングの理想と現実の姿、それを踏まえた上での実践におけるモデリング活用方法などについて、実際のモデルを紐解きながら優秀モデル受賞者の方々と一緒に考えてみます。
【14:20から~15:05まで】
【10-E-4】Developer2.0 ロードマップの作り方 ~ ETSSを使った自分の見える化 ~
(独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 研究員
組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会 理事
渡辺登

沖通信システム株式会社にて、キャリア向け交換システムのファームウェア開発者に従事。2002年以降、組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)において組み込みソフトウェア技術者のスキルを体系的に整理するスキル標準の草案を作成し、経済産業省主催の組込みソフトウェア開発力強化推進委員会の委員に参画。2004年秋,独立行政法人情報処理推進機構に設立されたソフトウェア・エンジニアリング・センターに研究員として出向。ETSS(組込みスキル標準)の策定・普及啓蒙に従事。


キャリアパス描けていますか? 技術の進歩は速く、ビジネスのやり方も変わることが当たり前の世の中。開発を生業とする我々はどのようなキャリアパスを描けばいいのでしょうか? 『コアコンピタンス』、『適性』、『キャリアアンカー』・・・、巷ではこんな言葉が我々を追いつめるかのように氾濫しています。 自分のスキルをたな卸しする機会はありますか? 組込みスキル標準(ETSS)は組込みだけでなく開発全般に使えます。このセッションでは、Developer2.0 ロードマップを描くためのスキルたな卸しをしてみたいと思います。
【15:25から~16:15まで】
【10-E-5】「泥臭い」開発プロセス改善の実態
横河ディジタルコンピュータ(株)EPS事業センタ センタ長 eSPITS活動支援統括責任者
柳川力

S35.4.3生 柳川 力(やながわ ちから) 83年 横河電機入社 IPAプロジェクト Σice(インサーキットエミュレータ)開発、横河ディジタルコンピュータ製 ADVICE開発、半導体LSIテストシステム開発を経て、ソフトウェア開発は、もはや体力と勢い開発の終焉を悟る。21世紀のビジネスモデル、社会環境の変化に対して、既存ソフトウェア工学を実践する技術(新しいソフトウェア工学分野)が存在せねばならない。現在 このビジョンをベースに横河ディジタルコンピュータ EPS事業センタにて組込み開発プロセス支援 統括責任者として活動中。


開発プロセスを改善する活動は、楽ではありません。開発現場にとっては一種の挑戦です。今のやり方に限界があるからこそ、取り組まなければ何も解決されないし、一方で忙しい現場には改善活動に取り組んでいる時間はないという相反する現実もあります。また、トップダウンのお仕着せの改善は、現場に根付くのは非常に困難ですし、本当に良くしたいと思うなら現場が動かなければなりません。現実的な解と技術は何か、効果を出すにはどうしたらいいのか、その勘所をご紹介します。



 

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Developers Summit 2005