名称 | Developers Summit 2011(デブサミ2011) |
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会期 | 2011年2月17日(木)・18日(金) |
会場 | 目黒雅叙園(東京・目黒) |
主催 | 株式会社 翔泳社 |
お勧めする方 | 技術者、ソフトウェア開発者、システム開発者、ネットワーク管理・運用者、IT教育担当者、 ITマーケティング・セールス担当者、IT関連部署マネージャ、プロジェクト関連マネージャ |
参加費 | 無料 |
半導体、ウォークマン、ゲーム機、携帯電話、デジカメなど、日本の技術力は世界をリードする製品を数多く生み出してきました。「技術立国日本」の力の源泉 は、こうした成果を生んだ技術者の独創性にあったといえるでしょう。 しかし、いま「日本の技術」にかげりが見えているように思えるのはなぜでしょう。
それは、コンピュータソフトウエアの分野において、その80%を輸入に依存し、基盤技術のほとんどが米国に占有されている現状が大きく影響しています。そ の一方で、インド、中国、アジア諸国の開発力との競争にもさらされてきる現実があります。また、ある民間会社の調査によると、日本のソフトウェア技術者が 新卒入社以後、研修など勉強する場を与えられているのは、30%以下という状況だといわれています。厳しい経営環境の中で、企業が教育や研修の機会を維持 していくのも、非常に困難な状況となっているようです。
こうした状況の中で、ソフトウェア開発者自身が相互に知識やスキルを伝達しあう「コミュニティ」が、インターネットの普及とともにますます盛んになってき ていることに私たちは注目しました。さまざまな開発現場の疑問が、会社の壁を超えた交流によって解決され、広がり浸透していく……こうした「学びの場とし てのコミュニティ」にこそ、現在の技術の閉塞を突破する可能性があると考え、技術者コミュニティを中心軸に据えたイベントとして、2003年2月に最初の 「デベロッパーズサミット」を開催しました。
コミュニティのリーダーたちが、さまざまな開発ジャンルの課題に応えるセッションを企画し、ソフトウェア開発者(デベロッパー)たちが参加し、それぞれの 問題解決のヒントや情報を得ること。コミュニティでの議論を活発化し、領域を超えた交流の場を提供すること。こうしたビジョンを引き継いで、 「Developers Summit (通称:デブサミ)」を開催していきます。
ソフトウェア技術者が、そしてソフトウェア業界が、活力と独創力を獲得するために、ささやかな契機になればいいと考えて努力するつもりです。デブサミで、 デベロッパーの皆さんの疑問や不安や提案をぜひぶつけてください。その中から、次の世代に残せる何かが生まれてくると、我々は、信じています。
厳しい経営環境の中で、企業が新卒以外の社員に対して継続的に教育や研修を行うのは非常に困難な状況となっています。そういった状況の中で、相互に知識やスキルを伝達しあう「コミュニティ」が盛んになっているのは、デベロッパーが「学ぶ」「共感する」「認識する」場を求めているからではないでしょうか。デブサミは、さまざまなジャンルの「コミュニティ」リーダーが企画した、実際的・現場的学びの場を提供するコンファレンスです。
そこで、デブサミのロゴマークには、「木」を選びました。3本の「木」が力強く成長している様子を表しています。デブサミがデベロッパーにとって自らの成長のきっかけになり、また、それがゆくゆくは現在の技術の閉塞を突破する可能性となってほしい、というのが私たちの願いです。