オープンソースのKubernetesディストリビューション「k0s」が、11月13日(現地時間)に発表されている。
k0sは、Pharos Kubernetesの精神を受け継いだ、100%アップストリームのvanilla Kubernetesディストリビューション。ローカル開発から大規模な本番環境まで幅広く適用可能で、依存関係がなく、どこでも簡単に実行できる。
非常に容易なインストールを実現しており、新たなKubernetesクラスタを数分でブートすることが可能であり、開発者はKubernetesの特別なスキルや専門知識がなくても、簡単にコンテナ環境の利用を始められる。
カーネル以外にホストOSの依存関係がない、単一のバイナリとして配布されており、特定のホストOSディストリビューションや、追加のパッケージは必要なく、脆弱性やパフォーマンスの問題は、「k0s」で直接修正される。また、コアは超軽量なので最小限のリソースで使用でき、自動化されたクラスタライフサイクル管理機能を備えている。
おもな機能としては、CRI、インテルやARMを含む複数のアーキテクチャ、一般的なCNIおよびCSI、RBAC、OpenIDプロバイダ、ポッドセキュリティポリシー、ネットワークポリシー、マイクロVMランタイム、コントロールプレーンの分離をサポートする。
さらに、LinuxホストまたはWindows Server 2019(ワーカーノードのみ)で実行でき、CoreDNSによるDNS、メトリクスサーバーによるクラスターメトリクス、水平ポッド自動スケーリング(HPA)、GPUサポート、ダウンタイムゼロのクラスターアップグレード、クラスターのバックアップと復元といった機能を搭載している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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