米Kongは、エンタープライズサービスメッシュ「Kong Mesh 1.1」の一般提供を、11月24日(現地時間)に開始した。
「Kong Mesh 1.1」では、「ゾーン」リソースの自動生成による簡素化されたマルチゾーン展開や、地域を意識した負荷分散によるマルチゾーンの遅延削減および出力コスト削減、新しい「Ingress」DPタイプを介したグローバルCPへの入力データプレーンプロキシの自動同期が可能になっている。
さらに、明示的な外部サービスのサポートが追加されており、kuma.io/serviceごとに複数のデータプレーンプロキシをグループ化するサービスリソースのサポートが追加されたほか、Kafkaプロトコルのサポートと「メッシュ」リソースの構成可能なパススルー制御機能が追加された。
セキュリティ面では、コントロールプレーンでデータプレーンプロキシを保護し、それらの間の通信をロックダウンするための新しいフローを搭載するとともに、K8以外のコンテナ化された環境向けのデータプレーンプロキシをコントロールプレーンに接続するための新しいフローや、Kubernetesプローブのサポートが追加され、Kubernetesのサイドカープロキシにおける準備チェックが改善されている。
そのほか、パフォーマンスの向上やKumaへの新たなGUIの搭載、「Envoy1.16.0」へのアップグレードなど、さまざまな機能改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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