米Appleは、統合開発環境Xcodeの最新版となる、「Xcode 13.1」を10月26日(現地時間)にリリースした。
「Xcode 13.1」には、iOS 15、iPad OS 15、tvOS 15、watchOS 8、macOS Monterey 12用のSDKが含まれており、iOS 9以降、tvOS 9以降、watchOS 2以降のデバイス上でのデバッグをサポートしている。なお、「Xcode 13.1」を使用するには、macOS 11.3以降を実行しているMacが必要となる。
「Xcode 13.1」には、コンソール、Xcode、lldb、およびデバッグツールが、iOS 15、watchOS 8、tvOS 15を実行しているデバイスから転送されるクラッシュログを正しく表示できないという不具合が存在するため、デバイスからログファイルをインポートして可読形式に変換するか、AirDropを使用して転送したログをXcodeで開くなどの対処を行わなければならない。
ほかにも、プルリクエストにコミットを追加しても、Xcodeを再起動するまでChangesナビゲータが変更されない、ブランチで変更をプッシュした後に[Recent Branches]セクションにUpstream Arrowが表示され続ける場合がある、プルリクエストコメントのコードを正しくフォーマットしない場合がある、GitLabセルフホストアカウントのクレデンシャルを忘れたり拒否したりする場合がある、Repositoriesナビゲータにおいて複数のブランチに現在のブランチインジケータを表示する場合がある、iOS 15.1でButton要素がデフォルトでiPadカーソルホバー状態をサポートしない不具合が確認されている。
なお、Interface Builderにおける、一部のiOSストーリーボードのUITableViewに影響していたレンダリングの問題と、iPhone 13 miniが横向きに回転しない問題は修正された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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