オープンソースの分散型バージョン管理システムGitの開発チームは、最新版となる「Git 2.34」を11月15日(現地時間)にリリースした。
「Git 2.34」では、スパース対応のインデックスが追加されており、従来バージョンのインデックスとは異なり、インデックスでリポジトリの関心のある部分のみ、具体的にはスパースチェックアウト内またはスパースチェックアウトとリポジトリの残りの部分との境界にあるリポジトリの部分のエントリのみを追跡できる。
また、フェッチを提供する際に、すでに持っているセットから到達可能なものはクライアントに送信しないコンポーネントが含まれており、マルチパックインデックスファイルのコンテンツに関連付けられた、新しいビットマップ形式が導入され、ビットマップは複数のパック内のオブジェクトを柔軟に表すことができ、到達可能性ビットマップを最大限に活用すべく、最大のリポジトリを1つのパックに再パックする必要がなくなった。
ほかにも、ortが新たにデフォルトのマージ戦略になるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です