米Amazon Web Servicesは、自動運転技術の主導的企業である米Auroraが、機械学習トレーニングとクラウドベースのシミュレーションワークロードとして優先的に使用するクラウドプロバイダに、AWSを選択したことを、12月1日(現地時間)に発表した。
Auroraは、AWSのインフラストラクチャと機能ポートフォリオを使用し、スケーラブルな自動運転技術である「Aurora Driver」の安全な開発を加速する。Aurora Driverは、空間認識センサー、安全な経路計画ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアを制御して車両プラットフォームと統合するコンピュータで構成されており、AuroraはAWSが提供するクラウドを使用して、毎日数兆にもおよぶデータポイントの処理を行っている。
Auroraによる、AWSを利用したVirtual Testing Suiteは、Aurora Driverを開発するための独自のアクセラレータであり、道路工事など複雑な道路状況でも、迅速かつ安全にナビゲートするようAurora Driverをトレーニングする。同社は、2019年からAWSで大規模なシミュレーションを実行しており、2021年末までにAWSで実行するシミュレーション量の、1日あたり1200万以上への拡大を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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