米Googleは、クロスプラットフォームのアプリケーションUIを作成できるオープンソースのSDKであるFlutterの最新版となる、「Flutter 2.8」を12月9日(現地時間)にリリースした。
「Flutter 2.8」では、モバイルでのパフォーマンスの向上に注力されており、アプリの起動速度を向上するとともに、使用メモリ量を削減している。
さらに、アプリのFirebaseやGoogle Cloudといったバックエンドサービスへの接続を容易にしており、Google Adsにおけるproduction-qualityのサポートや、カメラおよび組み込みWebプラグインのメジャーアップグレードが行われた。
ほかにも、開発者の生産性向上が重視されており、2要素認証やパスワードリセット機能といった、サインインに関する広範なサポートを実現する、Firebaseによる認証の処理を行うサインインウィジェットが追加されるとともに、モジュール式の2Dゲームエンジン「Flame 1.0」が搭載されている。
なお、「Flutter 2.8」は同バージョンのリリースを前に亡くなった、Very Good Venturesの開発者であり、初期の頃よりFlutterに大きく貢献してきた、Kevin Gray氏に捧げられた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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