レバテックは、同社が運営するITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント「レバテックルーキー」が、新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者を対象に実施した、新卒エンジニアの採用選考における着眼点に関する調査結果を4月6日に発表した。同調査は、2月8日~13日の期間に行われ、289名から有効回答を得ている。
調査対象者に、新卒エンジニアの採用選考にあたって、もっとも重要視している点を尋ねたところ(複数回答)、「コミュニケーション能力」(58.8%)がもっとも多く、「論理的思考力」(36.7%)、「人柄」(36.3%)、「プログラミングのスキルレベル」(28.0%)がそれに続いた。
プログラミングスキルを除く、人柄やマインド面で重要視する点を尋ねた質問(複数回答)では、「学習意欲が高い」(48.1%)が最多となり、以下「継続的に努力ができる」(42.6%)、「素直で誠実」(41.9%)、「協調性がある」(41.2%)が続いている。
新卒エンジニアの採用において、採用担当者から選考の評価が高い学生の共通点としては(複数回答)、「素直で誠実」(36.0%)、「論理的思考力が長けている」(35.3%)、「学習意欲が高く努力家」(33.9%)が上位を占めた。一方で、「キャリアビジョンが明確」(5.9%)という回答はもっとも少なく、新卒エンジニアの採用では、入社後のキャリアプランやキャリアビジョンは評価に大きく影響しないと考えられる。
新卒エンジニアの採用における、“お見送り”の理由を尋ねたところ(複数回答)、「コミュニケーション能力が低い」(56.4%)が最多となり、「論理的思考力が低い」(35.6%)、「人柄や性格面に懸念がある」(30.4%)、「身だしなみや態度が悪い」(26.6%)がそれに続いた。なお、「キャリアビジョンが不明瞭」(4.8%)、「自己分析を含む面接対策不足」(6.9%)を挙げる回答は少数派となっている。
プログラミングのスキル不足による選考の“お見送り”理由では(複数回答)、「自分で考えた実装ができていない」(30.1%)が前年調査と同様にもっとも多く、「プログラミング学習に対する主体性が見られない」(22.1%)、「ユーザーを意識した成果物の作成ができていない」(21.8%)がそれに続いた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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