米Googleは、UI SDKであるFlutterの最新バージョンである「Flutter 3.22」と、プログラミング言語Dartの最新バージョン「Dart 3.4」を、開発者イベント「Google I/O 2024」にて5月15日(現地時間)に発表した。
Flutter 3.22では、Flutterで開発されたWebアプリケーションをWebAssemblyへコンパイルする機能が安定バージョンとなっている。開発チームが行ったテストによれば、同機能の利用によってWonderousのフレームレンダリング時間が一般的なケースでは2倍、最悪のケースでのパフォーマンスは3倍改善されたという。
あわせて、ゲーム開発者向けの機能として、SoLoudオーディオエンジンが利用可能になったほか、クロスワードスタイルのグリッド生成や、2D物理シミュレーションを使用したゲームメカニクスの作成方法、Webベースのゲームにおける読み込み速度を最適化するためのガイドなどが提供されるようになった。
Dart 3.4では、JSONのより優れたオプションであるJsonCodableマクロのプレビュー版が組み込まれている。また、dart fixによってIDEでのAPIの直接移行や、高度なプロファイリングのための新たなDevTools機能が利用できるようになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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