Unix上で動作するWindows互換サーバーを開発するSambaグループは7月3日、新しいバージョンSamba 3.4.0をリリースした。3.4系列で最初の安定リリースとなる。
Unix用のWindows互換サーバーを開発するSambaグループは7月3日、新しいバージョンSamba 3.4.0をリリースした。3.4系列で最初の安定リリースとなる。
3.3リリースからの大きな変更点としては、 passdbのデフォルト値が「tdbsam」に変更されたため、従来の「smbpasswd」を暗黙に利用していた場合は明示的な設定が必要となった。また、ユーザー認証に関して信頼関係にないドメイン名を処理する方式が変更され、spoolss印刷サーバにおいてプリンタ変更通知を含む多くの修正が加えられている。
また、Samba単独でActive Directoryドメインコントローラの実現を目指す次期バージョンSamba 4の機能を試してみたいユーザのために、Samba 4系列のソースコードが同梱され、Samba 3系列との「統合(merged)」ビルドも可能になった。
なお、従来のバージョンでは6月23日に、セキュリティリリースとしてSamba 3.3.6、Samba 3.2.13、Samba 3.0.35がそれぞれリリースされている。Samba 3.x系では2008年7月に3.2.0、2009年1月に3.3.0とほぼ半年ごとにバージョンアップしている。
【関連リンク】
・Samba 3.4.0 Available for Download
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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