エクセルソフトは23日、JavaアプリケーションをWindows用およびLinux用に高速化・最適化するJava開発ツール「Excelsior JET 7.2」の販売を開始した。
Excelsior JETは、Javaアプリケーションやコンポーネントであるクラスファイルを、Windows上ではEXEおよびDLLファイルに、Linux上では実行ファイルおよび共有オブジェクトに変換する開発ツール。変換されたネイティブコードの実行ファイルはJavaのクラスファイルよりも高速に動作し、Sun MicrosystemsのJREも必要としない。日本語インストーラーを含む10か国語のインストーラーを作成できるJetPackⅡが搭載されており、作成したアプリケーションは無料で配布できる。
今回のバージョンでは、新機能として「スタートアップ アクセラレーター」が追加された。これにより、大規模なJavaアプリケーションなどの起動時間を大幅に短縮できる。ビルドにかかる時間も短縮され、アプリケーションのコンパイル時間を30%程度抑えることが可能だ。ほかにも、ユーザビリティやインストーラーの強化やJITコンパイル時間の短縮、不具合の修正など、多くの改良が加えられている。
動作環境は、Windows 7/Vista/XP、Windows Server 2008/2003/2000、Linux Kernel 2.4.x/2.6.x、glibc 2.2.5またはそれ以上。価格は、スタンダードエディションのWindows版が163,800円から、Linux版が259,350円からとなっている(すべて税込)。また、各エディションには、Windows版&Linux版(バンドル)も用意されている。
製品の詳細については、公式サイトを参照のこと。
【関連リンク】
・Excelsior JET 7.2:エクセルソフト
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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