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NTTPCコミュニケーションズ インタビュー(AD)

NTTPCが米国の先端技術を組み合わせたパブリッククラウド『WebARENA CLOUD9』を開始

「WebARENA CLOUD9」担当者インタビュー

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安定性と柔軟性を兼ね備え、すぐに使えるクラウド

 CLOUD9は、「使いたい時にすぐに使える」「高い安定性とセキュリティ」「柔軟なリソース変更と料金体系」の3つのコンセプトのもと、サービス内容が練られている。

  すぐに使えるように、申し込みから利用開始までのプロセスを短縮できるよう自動化している。クレジットカードでの支払いであればオンラインサインアップして最短3分で利用可能となる。「他社のサービスでは、申し込みから利用可能になるまで数日かかる場合も多いですが、申し込みからすぐに使えるというのは他にはないメリットの一つです」と安松氏。

  安定稼働への配慮では、サーバー故障時など代替サーバーへの移行を自動で行う『フェイルオーバー機能』(図1)や、リソースの利用状況に応じて空きリソースのあるサーバーに自動移行する『マイグレーション機能』(図2)が標準で提供されている。負荷に応じてリソースを拡大・縮小できるオートスケールアップやオートスケールアウト機能の提供も今年の春以降のリリースとして計画を発表している。

フェイルオーバー機能(図1):
サービス停止が長期化しそうなサーバー故障時も、「フェイルオーバー機能」により、各仮想サーバーが代替サーバーに自動移行して自動復旧するため、ダウンタイムの短縮が期待できる(図はサービス紹介より引用)
フェイルオーバー機能(図1)。サービス停止が長期化しそうなサーバー故障時も、「フェイルオーバー機能」により、各仮想サーバーが代替サーバーに自動移行して自動復旧するため、ダウンタイムの短縮が期待できる(図はサービス紹介より引用)
マイグレーション機能(図2):
「マイグレーション機能」によって、リソースの使用状況に応じて空きリソースのあるサーバーへ自動移行するので、従来の共有ホスティングサービスに比べて他の仮想サーバーによる高負荷の影響を抑えることができる(図はサービス紹介より引用)
マイグレーション機能(図2)。「マイグレーション機能」によって、リソースの使用状況に応じて空きリソースのあるサーバーへ自動移行するので、従来の共有ホスティングサービスに比べて他の仮想サーバーによる高負荷の影響を抑えることができる(図はサービス紹介より引用)

 元来、WebARENAのホスティングサービスは、安定稼働という点で定評があり、NTTグループ運用の信頼感がある。データセンタ事業部 技術開発部の萩原氏は「WebARENAでは、動画変換やイベントのチケット販売、テレビ番組やスポーツイベントと連動したサイトなど、特に急激なアクセスを集めるコンテンツの運用経験が多数あります」と実績を語った。

データセンタ事業部 技術開発部 サーバプラットフォーム担当 主査 萩原正浩 氏
データセンタ事業部 技術開発部 サーバプラットフォーム担当 主査 萩原正浩 氏

 その理由の一つとして、ユーザーは回線を高く評価しているという。「WebARENAのサービス全般的にネットワークの帯域が十分確保されています。実は、日本にあるほとんどのインターネット回線のスピード計測サイトは弊社でホスティングしています。ネットワーク帯域という点でも評価されていると思います」とも語った。

 さらに、セキュリティ面の配慮から、サーバーは、プライベートネットワークに設置され、「ポートマップ設定機能」によって必要なポートだけを開放する設計となっている。「これまでの経験やお客さまの声からコントロールパネルを設計しました。ポートマップ設定もその一つです。セキュリティを担保するため、お申し込みしたてのお客さまがサーバーを作成しても、外向けのポートが開いていないため、最初はサーバーへのログインはできません。sshdをスタートさせたり、開放するポートを設定したりといった操作をコントロールパネルから行えるようになっています」と萩原氏。

 リソース面では、ディスクやメモリ、CPUといったリソースは、コントロールパネルからオンデマンドで即時変更可能となっている。基本サービスの仮想マシン構成はディスク容量50GB、メモリ1GB、CPU1コア共有となっており、ディスク容量1000GB、メモリ16GB、CPU4コア共有まで必要に応じて利用できる。これだけ容量があると専用サーバーからの乗り換えニーズにも応えられる

オンデマンドスケールアップ機能イメージ:
アクセス増加やリソース不足などの利用状況に合わせて、サーバーを停止することなくスケールアップできる(図はサービス紹介より引用)
オンデマンドスケールアップ機能イメージ:アクセス増加やリソース不足などの利用状況に合わせて、サーバーを停止することなくスケールアップできる(図はサービス紹介より引用)

 リソースの仕様決定の方針について萩原氏は、「例えば、メモリ512MB、CPUが0.5個など、あまりに小さな構成で始めるつもりはありませんでした。運用時にお客さまがリソースについて気にしなくてもいい最低ラインから始められる構成になっていると思います。また、最大値はできるだけ広げて、パフォーマンスを出せるようにしました」と語った。

 料金体系は、初期料金5,250円(税込)と、前述の最小構成による月額基本料金が4,800円(税込、クレジットカード支払いの場合)。これに、ディスク容量/メモリ/CPUのリソース変更料金などのオプション料金が加算される。月の途中でリソース変更を実施した場合でも、サイズ変更し使った日数分だけ日割りで課金されるようになっている。

 なお、CLOUD9では他社のクラウド型ホスティングサービスでは有料となるデータ転送量への課金がない。萩原氏は「アクセスに応じてリソースを拡大・縮小できるのがクラウドのメリットの一つですが、転送量が従量課金だと、ユーザーにとっては費用負担が増える場合もあると思います。CLOUD9では転送量は無料で無制限なので、回線の品質とともにアピールできるポイントです」と語る。

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日本の慣習に合わせながら、更なる進化を続ける「CLOUD9」

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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