NTTコミュニケーションズは、東京都文京区に「東京第5データセンター」を竣工し、4月25日よりサービスの提供を開始する。
東京第5データセンターは、東日本大震災や阪神・淡路大震災クラスの地震にも耐えられる高性能免震構造ビルで、建物基盤には免震装置を設置するとともに、新開発の特殊バンパーを採用している。また、通常の高層建築物で求められる約2倍の強度の地盤へ、地中20m以上に杭を入れているという。
水害対策としては、電力設備や通信設備、サーバールームといった重要設備は3階以上に設置。停電時には、非常用発電機によって24時間以上無給油運転が可能となっている。また、通信ケーブルは3ルートから引き込むことによって、冗長性を確保する。
一方で、同センターは国内データセンター最高レベルとなるPUE(電力使用効率)1.45以下を実現し、二酸化炭素排出量も従来の建物と比較して約15%の低減を達成するなど、グリーン性能にも配慮されている。また、先進のエアフローマネジメントや高電圧直流給電対応など、さまざまなグリーンICT技術を導入している。
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