米Amazon Web Services(AWS)は、DNSサービス「Amazon Route 53」のアップデートを行い、ドメイン名の登録と管理、Geo Routing機能のサポート、および利用料金の値下げを7月31日(現地時間)に発表した。
Route 53は、ヘルスチェックサービスを兼ね備え、可用性と拡張性に優れたドメインネームシステム(DNS)ウェブサービス。
これまでは、外部のレジストラでドメインを登録し、Route 53でホストゾーンを作成した後で、Route 53のネームサーバーを指すようにレジストラでドメインのエントリを設定する必要があった。今回のアップデートでドメイン名登録機能が追加され、AWSマネージメントコンソール内で全ての処理を完結することができるようになった。また、APIアクセスも可能。一般および国別のトップレベルドメイン(TLD)の中からドメインを購入することができ、管理、移管も可能。
また、Geo Routing機能を使うと、NSクエリの発信元のロケーションに基づいて、コンテンツ配信のために最も適切なAWSリソースを選択することができる。ユーザーのリクエストに対して、ロケーションに依存するレスポンスを返すことが可能になる。
さらに、Standardおよび、LBR(Latency-Based Routing)のクエリーに対する料金を20%値下げした。
改定後の料金は以下のとおり。
サービス名 | 最初の10億クエリ/月 | 10億クエリ以上/月 |
---|---|---|
Standard Queries | $0.40 | $0.20 |
LBR Queries | $0.60 | $0.30 |
Geo DNS Queries | $0.70 | $0.35 |
【関連リンク】
・アマゾン データ サービス ジャパン(米Amazon Web Servicesの日本法人)
・「Amazon Route 53」
・「【AWS発表】Route53 アップデート - ドメイン名の登録、Geo Routing、値下げ」
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