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構成管理ツール「Ansible 2.0」がリリース、設計を一新しさまざまな新機能を追加

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 米RedHat傘下のAnsibleは、構成管理ツールAnsibleの最新メジャー版「Ansible 2.0」を、1月12日(現地時間)にリリースした。

 「Ansible 2.0」の開発にあたっては、大がかりな設計の再構築によってさまざまな新機能の追加を可能にしており、playbookをpythonなどの言語で記述できるようにし、playbookやタスクの記述にともなう負担の軽減や、ユーザー間でのタグや関連付けを利用したタスクのグループ化を実現している。

 新たな記述方法を採用したplaybookの処理機能は、完全に1から作り直し、エラーをよりわかりやすく提示するとともに、YAMLによる修正のアドバイスを提供する。また、バージョン1.9.xではタスクを行単位で実行していたためループ機能が利用できなかった(バージョン1.6において削除されていた)が、「Ansible 2.0」ではタスクをダイナミックに実行するため、ループ機能が復活した。

 さらに、従来バージョンではすべての対象ホストに対して単一のタスクのみ実行可能であったが、「Ansible 2.0」ではホストごとに実行するタスクを指定できるようになっている。

 このほか、OpenStack管理のためのモジュールや、Amazon Web Servicesに対応したモジュール、VMware環境の設定や管理を行うモジュールなど、200を超えるモジュールが新たに追加された。

 なお、前述のように「Ansible 2.0」ではplaybookの記述方法が従来バージョンから変更されたほか、プラグインAPIの変更、一部タグの廃止、複数のバックスラッシュを利用したエスケープの動作変更が行われている。また、タスクのダイナミック実行にともなう問題が存在している。


【関連リンク】
Ansible(英語)

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https://codezine.jp/article/detail/9192 2016/01/13 14:00

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