柳井です。 去年の年末に「アートが知りたい[本音のミュゼオロジー]」という本を読みました。現代アートに携わる様々な業種の人にインタビューし、まとめた本です。 “アート”という1つの業界にも、美術家、美術館員、画廊経営者、コレクター、NPO関係者など多数の人がいます。また、美術に疎遠な人には耳新しい、メセナ、レジデンス、トリエンナーレなどに関わる人もいます。 この本では、そういった人々が、自分の立場からアート界の問題点を語っています。しかし、その問題意識は互いに噛み合っておらず、立場が違うとこれほどに論点が違うのかと驚かされます。 ソフトウェアなどの開発の現場にも、様々な立場の人がいます。そして、立場が変われば、視点が異なります。互いに「問題だ」と思っていても、その内容は全く違っていたりします。この本のように、どんなことを考えているのか聞いてみる。そういったことは、大切なことだと思います。 |
||
連載4コママンガ。巨大ロボの場合は搭乗シーンが結構重要だったり。毎週火曜日更新。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です