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【10:05-----11:25】
 来日特別講演 インターネットの父、ローレンス・ロバーツ博士
ローレンス・ロバーツ氏
Caspian Networks
最高技術責任者( CTO)
見えてきた第二次インターネット革命
~創始者が語るインターネットの歴史・現在・未来
世界初のコンピュータネットワーク「ARPANET」を構築した、ローレンス・ロバーツ博士がついに来日。
“インターネットの父”が語るネットワーク・テクノロジーの未来に熱い注目が集まる!

インターネットの出発点は、米国国防総省の高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency=ARPA)が作った「ARPANET」だというのが定説になっている。ローレンス・ロバーツ博士は当時ARPAの主任研究員としてこの ARPANETの構築に携わり、他の3人の研究者と共に「インターネット創設の4人の父」と讃えられている人物だ。
その後は世界初のデータ・コミュニケーション・キャリアであるTelnet社、NetExpress社、ATM System社の経営トップを歴任するかたわら、高性能ATMやQos付イーサネット・スイッチなど数々の技術開発をみずから担当。一貫してネットワーク テクノロジー開発のリーダーシップを取ってきた功績に、数多くの賞が与えられている。MIT(マサチューセッツ工科大学)で博士号を取得。現在は Caspian Networks社の会長兼CTO(最高技術責任者)を務め、ネットワーク・アーキテクチャの世界的権威として信望を集めている。
今回の来日では「見えてきた第二次インターネット革命」と題して、ネットワーク技術の歴史と現在、そして近未来を語ってくれる予定だ。インターネットをそ の手で作り出した人物が語るインターネットの未来像は、早くも参加者の熱い注目を集めている。

【11:30-----12:50】
馬場 史郎 氏
グローバル ナレッジ
ネットワーク(株) 副社長
 
SEとして生きること
~これからの時代を生き抜くSE像

SEにとってIT技術は重要だが、それだけではこれからの時代は生き抜けない。こ れからの時代のSEには「IT技術を超えた力」が必要である。プロジェクト管理や顧客の業界知識はもちろんだが、SEとしての心構え、プロジェクトを闘う 闘争心、交渉力、説得力、管理能力など人間的な側面の能力も重要だ。
ところが一般にSEの多くはシステムや製品などIT技術には情熱を燃やすものの、交渉力などの対人関係やビジネスなどには弱い傾向がある。それでは21世 紀は生き残れない。もっともっとSEは自己成長のため企業のために「IT技術を超えた力」を持つことにエネルギーを傾注し、「お客様に信頼され頼りにされ るSE」にならなければならない。IT業界のベストセラーといわれている「SEを極める」の著者、馬場史郎に、「プログラムはなぜ動くのか」の著者、矢澤 久雄が聞く。IT業界のベストセラー同士のセッションに乞うご期待。
聞き手:
矢澤 久雄 氏
テクニカルライター
【10:00-----11:20】
山崎秀夫氏
(株)野村総合研究所 
経営情報コンサルティング部
 上席研究員
 
ITエンジニアを自立させるナレッジコミュニティ
~テクノロジーや企業を超える技術知識交流とは?

21世紀、IT革命を背景とした「知識の経済」が本格的に動きだした。技術や顧客ニーズの変化が激し く、ソリューションの提供が求められる中、企業は「知識資本」を構築し、またIT技術者たちは「知識の泉」として中世の職人組合のような「ギルド」形成を 模索し始めている。この現代の「ギルド」であるナレッジコミュニティは、先進的なIT技術者の間や企業により、知識の交換機構として既に活用されている。 そして面白い事に、社内外の両コミュニティの連動運用すら始まっているのだ。本講演では、国内外のIT技術者によるナレッジコミュニティ活用の現在と将来 を報告する。さらに「ノウハウの機密保持と知識共有」という矛盾するテーマにも言及する。
【11:30-----12:50】
坂村 健 氏
東京大学教授
 
ユビキタス社会における開発者の役割

Part1は、日本のコンピュータ技術の第一人者である坂村健氏の講演、Part 2は、坂村氏の講演内容を踏まえて、サイバーリテラシーを提唱する矢野直明氏との対談となる。
コンピュータが箱の中から飛び出して、生活の隅々にまで縫い込まれていくとき、それらの小さな端末を設計し、組み立てていく技術者は、私たちの生活そのものの開発者であり、そのデザイナーだと言ってもいい。
そこでは技術的に何ができるかを追求するばかり でなく、どのような技術を使えばいいのか、場合によっては、使える技術をあえて使わないといった、より高い見識が求められることになる。ユビキタス社会の 開発者の役割とは、まさに新しい社会を築き上げることである。またユビキタス・コンピューティングが社会的コンセンサスを得るためには、「安心・快適な循 環経済型の少子高齢化社会を実現するため」といった具体的な戦略・理念、技術者の心の中から湧き出るようなビジョンがほしい。
ユビキタス化によってIT技術が多様化していく時代の中での開発者の役割について、本セッションでは熱い議論が期待される。
聞き手:
矢野 直明 氏
サイバーリテラシー研究所