Developers Summit 2007 - デブサミ2007/2007年2月14日(水)・15日(木)

タイムテーブル Developers Summit

 




<アーキテクト>
2007/02/14(水曜日)のセッション概要

【10:00から〜10:50まで】
【14-A-1】
関係性をデザインする—進化システムとネットワーク科学
同志社大学・工学部情報システムデザイン学科 教授
下原勝憲

1978年九大院修了後、電電公社(現NTT)通信研究所入所。MITメディア研究所客員研究員、NTTコミュニケーション基礎科学研究所社会情報研究部長、ATR人間情報科学研究所長、ATRネットワーク情報学研究所長を歴任。1998~2006年京大院客員教授を兼任。2006年4月より現職。


システムを関係性として捉える考え方は、分子・遺伝子・細胞といった微細なレベルから組織・経済・社会といった人間集団系までに適用することができます。 それらは情報を集め、編集し、ある機能を実現し、表現する、優れた情報処理のしくみを共有しています。本講演では、生物進化のしくみをコンピュータ上で実 現する進化的な方法論と関係性をネットワーク構造として分析するネットワーク科学の方法論を用いて、シミュレーションを通じて優れた情報システムのしくみ をデザインする研究について紹介します。
【11:10から〜11:55まで】
【14-A-2】
要件の構造化 〜ツールで効率化する要件の分析と管理〜
日本コンピュウェア株式会社 営業技術本部
藤原祐之

VBおよびVC++でのプログラマを経たあと、SE業務に7年間従事。ここでは主に官公庁向けの情報管理システムに深く携わる。その後、Visual Studio での開発経験を活かし日本コンピュウェアに入社。現在は、テストの啓蒙と.NETアプリケーションの品質向上を支援するDevPartner製品のプリセールスとして飛び回る毎日。最近はユースケースの解説で有名なAlistair Cockburnの著書を読み耽っている。


「いかにして顧客の要望を明確にし、漏れなく要件として定義していくか」さらには「変更をトレースし、継続的にプロジェクトの方向性を修正していくか」と いった課題をクリアするには、これまでのようなドキュメントやスプレッドシートによる手作業では不十分です。本セッションでは、「要件の構造化」という革 新的なアプローチにより、要件の定義から管理まで、ツールを使って効率的に分析、管理する手法を、デモンストレーションを交えてご紹介します。
【13:10から〜14:00まで】
【14-A-3】
プロジェクトを成功に導く要求獲得との本質は
有限会社エス・ラグーン 筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授
中谷多哉子

東京理科大学理学部応用物理学科卒、筑波大学大学院経営政策・科学研究科経営システム科学専攻を修了後、東京大学総合文化研究科広域システム科学専攻博士課程修了。博士(学術)。大学卒業後。日本電子計算株式会社入社。富士ゼロックス情報システム株式会社を経て1995年に独立エス・ラグーンを開業。現在。筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授。


要求獲得は、プロジェクトの成功・失敗を左右する重要なプロセスです。インタビューを行って要求者から要求を聞き出すということは日常的に行われています が、そこにどのような技術を導入することができるのでしょうか。このセッションでは、要求獲得の方法として、ゴール指向分析、シナリオ分析、クレーム分 析、ミスユースケースといった最新の、そして現場で即、使える技術を紹介します。
【14:20から〜15:05まで】
【14-A-4】
ネクストSOAの指針:進化する“エンタープライズ・サービス・バス(ESB)” 〜 システム統合からプロセス指向、そしてセマンテック統合へ 〜
ソニック ソフトウェア株式会社 セールスエンジニアリンング部 シニアセールスコンサルタント

武末徹也

1993年、富士通(株)入社。SGML、XMLおよびWeb系アプリケーションの開発に従事する。2001年、日本エクセロンに入社後、SEとしてネイティブXMLデータベースの普及に努める。2003年1月、米国プログレス社との合併により、同社の子会社であるソニックソフトウェア(株)に移籍。以来、シニア・コンサルタントとしてSOA/ESBの導入を主導的に推進する立場で現在にいたる。SOA関連講習会の講師を含め、講演多数。


今や、SOA基盤構築のための重要な製品カテゴリとして認知されたESB。一方で、「SOAによるアプリケーション統合やプロセス連携のために何を選択す べきか?」という声が多いのも事実。2007年、ESBはどのような進化を遂げるのかを見据え、システム統合セントリックなESBの強みや適用シーンを通 じて、SOA成功の条件を探ります。また、ビジネスプロセスの設計と実装におけるコスト面のギャップを解消するBPELの適用、SOAの必須要件である 「SOA管理とガバナンス」の問題、ビジネス上のデータ保全に必須のデータ交換を可能にする「セマンテック統合」にも焦点をあて、その最適解をデモを交え ながら解説します。
【15:25から〜16:15まで】
【14-A-5】
ビジネスモデリングを極める!(4+1)x1ビューで見える化する
株式会社豆蔵取締役会長 / アジャイルプロセス協議会会長、情報処理学会ソフトウェア工学研究会主査
羽生田栄一

オブジェクト指向やソフトウェア工学に関するコンサルティング・教育を自ら実践するとともに、それをテーマとした専門会社「豆蔵」の経営に参画しています。現在興味があるのは、ものごとの理解と可視化の関係、ソフトウェアの身体化と人文的ソフトウェアエンジニアリングの可能性の追求です。

【関連著書】
戦略マップによるビジネスモデリング / UMLモデリングのエッセンス 第3版 / ソフトウェアエンジニアリング / マルチパラダイムデザイン / UMLモデリングのエッセンス 第2版 / ユースケースの適用:実践ガイド / Visual Basicによるビジネスアプリケーション開発


システムビューロ 代表 / 日本物理学会 正会員
内田功志

日立系のシステムハウスで筑波博に出展した空気圧ロボットのメインンプログラマーを務め、富士ゼロックス情報システムにてオブジェクト指向の風に触れ、C++を駆使して印刷業界向けのシステムを中心に多数のシステムを開発。現在、ITコンサルタントとして、システムの最適化や開発の効率化などの技術面、特にオブジェクト指向開発を中心としたコンサルやセミナーを実施。特に最近ではビジネスに即したシステム化の提案や支援などにも注力している。

【関連著書】
戦略マップによるビジネスモデリング


戦略マップとRUPをベースにした実践的なビジネスモデリング手法を2人の対話形式で納得してもらいます。経営のビジョンや戦略に則して業務を分析し、そ れらのモデルに基づいて意味のある適正なシステムの開発へとつながるプロセスを具体例を通して紹介します。ビジネスとシステムの両方の有効性を的確に見え る化することの意味を納得してもらいます。
【16:35から〜17:20まで】
【14-A-6】
間違いだらけのSOA − 成功へのポイント
日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 IBMディスティングイッシュト・エンジニア(技術理事)
清水敏正

1974年にIBM入社後、ホスト、分散システム、LAN、OS/2などの技術サポートを経て米国テキサス州オースチンに5年間赴任。帰国後1999年からWebSphereの技術サポートに専念。多くのお客様のWebプロジェクトに関わった。2004年にDE就任。日本でのSOAの普及を目指して社内外での活動を実施中。

【関連著書】
SOA実践ガイドブック


SOAへの理解はこの2年間で急速に深まったはずであるが、実際には話題だけで終わったケースやなかなかプロジェクトが進行しないケースが多いのではない でしょうか。業務アプリケーションをサービスとして再加工あるいは新規設計・実装して、業務側もIT部門もSOAに満足しているという事例は、日本では見 つけることが難しいのは何故でしょうか。ここでは、色々なところで見られる間違いだらけのSOAへのアプローチを整理して眺めてみて、本来はどうするべき なのかを、SOA実践ガイドにも触れながら論じます。

<アーキテクト>
2007/02/15(木曜日)のセッション概要
【10:00から〜10:50まで】
【15-B-1】
Googleを支える大規模分散システム / Google における開発プロセス
グーグル株式会社 ソフトウェアエンジニア
工藤拓

2005年4月Google入社、奈良先端技術大学院大学で博士課程を修了後、1年間のポスドクを経て、Googleへ入社、専門分野は自然言語処理。


グーグル株式会社 ソフトウェアエンジニア
小松弘幸

2005年4月Google入社、東京工業大学在学中にGoogleでのインターンを経験し入社を決意。専門分野はユーザインタフェース。


前半では我々が構築してきたスケーラブルなシステム基盤について述べます。まず、データセンタ設計上の課題と我々の取り組みについて説明します。続いて、 大規模分散データベースシステムBigtableを中心にGoogleの基盤技術を述べ、また、大量のデータを活用したアプリケーションもいくつか紹介し ます。 後半では我々のプロジェクトの企画から設計・開発・運営にいたるまでの開発プロセスを、昨年リリースされた Google トランジットを題材に紹介します。フラットな組織を維持するためのエンジニア同士の情報共有方法や高品質なソースコード維持するための工夫などを、日本オ フィスならではの苦労話を交えながら話します。
【11:10から〜11:55まで】
【15-B-2】
XMLの有効利用 〜 データマッシュアップの実現 〜
株式会社ジャストシステム / xfyエンタープライズ事業本部 部長代理
中川誠一

大手ソフトウェアメーカーにてXMLの推進を担当。その後、ドキュメントコンサルタントを担当し、現在に至る。


既存システムを有効活用するために、いろいろな企業様でXML化が推進されています。ただ、作成されたXMLをどのように活用するかに関しては、これから 検討されるのではないかと思われます。そこで、ジャストシステムとして一つの解決策をお出しします。データのマッシュアップ技術でどこまで実現できるかを ご説明します。
【13:10から〜14:00まで】
【15-B-3】
アーキテクチャ構築はじめの一歩
日本アイ・ビー・エム株式会社 アプリケーション・サービス ITアーキテクト
山本久好

1983年、日本IBMに入社。メインフレームの製造・製品技術支援を経て、 1994年よりSEとして多数のITシステム開発プロジェクトに参画。現在は、ITアーキテクトとして金融系プロジェクトに従事。 ITアーキテクト育成や要求工学研究を目的とするIBM社内の技術コミュニティのメンバーでもある。


最近、アーキテクトの認知度やプロジェクトでのアーキテクトの役割の重要性が高まってきています。当セッションでは、これからITアーキテクトを目指す ITプロフェッショナルを対象に、ITシステムのアーキテクチャ構築をどの様に進めていくのか、その概要とITアーキテクトに求められるスキルや考え方に ついてもあわせて解説します。
【14:20から〜15:05まで】
【15-B-4】
〜実践SOA!基幹システム再構築の落とし穴〜 業務に共通する「帳票」を独立・サービス化でシステム基盤を強くする!
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 技術本部長
小島薫

1959年6月9日生まれ47才。石川県出身 1982年日本福祉大学 経済学部卒業。製造業でのシステム構築、経営企画等に従事した後に独立系のパッケージベンダーに入社。汎用機からオープンシステムまでの基幹系データベースを中心にデータウェアハウス、XML関連のサポート、プリセールス、コンサルティング、マーケティングを経験し、2005年ウイングアークに入社し現在技術本部長。


ホストマイグレーション、ERP導入等によるシステムの再編で、どの業務にも共通する「帳票」は重要でしかも解決が難しい課題として取り上げられます。業 務に共通化する「帳票」を独立・サービス化することにより着実なコストメリットと効率化を実現しながら、迫る内部統制強化や事業構造の変化に対応できる強 いIT基盤構築成功のシナリオを先進のお客様事例からズバリご紹介します。「実践的な全社帳票運用の統合・共通化」は、今ある資産を十分活用しなから、こ れからのSOAを前提としたシステムにも対応可能な、基幹システム再構築における現実解です。
【15:25から〜16:15まで】
【15-B-5】
ビジネスで使うサービスの現実的な設計
日本アイ・ビー・エム アプリケーション・イノベーション・サービス ICP ITアーキテクト / XMLコンソーシアム エバンジェリスト SOA部会リーダー
天野富夫

1984年日本IBM入社。基礎研究所にて画像処理、Webサービスに関する研究・開発に従事。2000年より同社サービス部門に異動。保険・金融関係のWebアプリケーションやWebサービスソリューションの開発に関わる。XMLコンソーシアム エバンジェリスト / SOA部会リーダー。


日本ユニシス株式会社 ITソリューション部 上席研究員 / XMLコンソーシアム ビジネスイノベーション研究部会 リーダー
牧野友紀

長年に渡り、アプリケーション間のメッセージング技術に携わり、製品の開発、技術支援に従事してきた。B2B領域で数多くのWebサービス・システム構築を経験。現在、統合管理のない開かれた系におけるアプリケーション・アーキテクチャの調査・研究を行っている。XMLコンソーシアムのエバンジェリストとしても活動している。


SOAシステムの構築は特定のWS-*規格や製品を採用するだけでできるわけではありません。本講演では、トランザクションの完結性、サービスのリライア ビリティ等についてサービスとサービスを利用するアプリケーションの設計(モデリング)の時点でどのような考慮を行なうべきか、検討します。
【16:35から〜17:20まで】
【15-B-6】
実践事例 〜 SOA実現に向けた現場でのコンポーネントベースモデリング 〜
株式会社 日立製作所 ソフトウェア事業部 第2ネットワークソフト設計部 担当部長
桐越信一

1974年 日立製作所入社。以来、ソフトウェア事業部の情報システム部門でソフトウェア開発環境や情報インフラの構築、業務AP開発など主に開発部門を支援する新規サービスの構築・展開などの業務に従事。2000年10月より、それまでの経験からUML、MDAなどのモデリング技術を用いて顧客システム開発時のコンサルタントとして活動。

【関連著書】
現場のUML―モデルベース開発のすべて/
UMLモデリング教科書 UMLモデリング L2 第2版 / UMLモデリング教科書 UMLモデリング L2 / EJBコンポーネントによるWebシステム構築技法


SOAを実現する上では、サービスを構成する単位のコンポーネント化が重要となります。 このコンポーネントの導出について、講師自らが実際のプロジェクトで実践した経験を基に、MDAによる開発アプローチを解説。CIM(業務分析)、 PIM(要求分析、システム分析)でのモデリングアプローチ、またPSM(システム設計)での論理設計から最終的にソースコードを生成するMDAツールな どを事例ベースでご紹介します。
【17:40から〜19:10まで】
【15-B-7】
対談:ITアーキテクト大解剖
有限会社東風意匠計画 共同主宰
大川信行

建築家 日本女子大学非常勤講師 大成建設設計本部を経て2000年に独立。施設の用途や与条件を史的に分析・分解して現代の建物の計画を批判的に捉えなおすことを継続的に研究している。また設計(デザイン)業務はもちろん、そこから派生する与条件のデータ管理、設計的なアイディアを中心に据えた新規事業の開発、施工分離発注のマネジメント、チームワークとしてのCADシステムなど、興味は多方面に分散する。著書に「ビルディングタイプの解剖学」


マイクロソフト株式会社 デベロッパー&プラットフォーム統括本部 Software Architect
萩原正義

Software Architect 1993年マイクロソフト入社。北海道大学、早稲田大学非常勤講師。.NET開発、アーキテクチャの調査研究と技術啓蒙に従事。アスペクト指向、フレームワーク実装技術、開発方法論、データ中心アプローチとオブジェクト指向分析/設計との融合、モデル駆動型アーキテクチャ、サービス指向アーキテクチャなどが現在の興味対象。趣味は、IT業界の著名人との雑談とウインタースポーツ。ソフトウェア技術の発展に貢献することが夢。

【関連著書】
アーキテクトの審美眼 / COM IDL & インターフェイスデザイン


株式会社エーティーエルシステムズ
鈴木雄介

ITアーキテクト流通系システム子会社、ベンチャーを経てフリーランスに。JavaEEを中心にエンタープライズアプリケーションからWeb2.0系までビジネスとテクノロジーを融合したWebアプリケーション開発を行う。趣味は読書。建築、デザイン、マーケティング、経営、組織論まで幅広く読むものの、全部システムの話につなげたがる。そんな日々の妄想はブログ アークランプ(http://www.arclamp.jp)にて。エーティーエルシステムズ チーフアーキテクト 兼テクノロジーディレクター。稚内北星学園大学客員助教授。


ITアーキテクトの仕事とは、適性とは、そしてキャリアパスとは。一線で活躍されているソフトウェアアーキテクトの萩原氏と建築家の大川氏をお招きし、『アーキテクト』の本質を聞きながら、会場の皆さんと一緒にITアーキテクトについて考えていこうと思います。



<カスタマーズ・オピニオン>
2007/02/15(木曜日)のスピーカープロフィール

【11:10から~11:55まで】
【15-A-2】
ビジネスイノベーションを発奮するIT活用の術
株式会社芝パークホテル 代表取締役社長
石原直

※詳細準備中
【14:20から~15:05まで】
【15-A-4】
一目置かれるERPコンサルタントの条件 ~ お客様の評価と信頼を勝ち取る技 ~
Career Laboratory 講師(テクノブレーン株式会社)
鍋野敬一郎

1966年生まれ。同志社大学工学部化学工学科卒業後、米国大手総合化学会社デュポン社の日本法人へ入社。農業用製品事業部に所属しマーケティング責任者などに従事。1998年よりERPベンダー最大手SAP社の日本法人SAPジャパンに転職しマーケティング担当、広報担当、プリセールスコンサルタントを経てアライアンス本部にてmySAP All-in-Oneソリューション立ち上げを行った。現在はERPベンダーのマーケティング・アライアンス戦略の支援や、ERP導入業者のビジネス活動の支援に従事。ERP研究推進フォーラムの講師やテクノブレーン株式会社が主催するキャリアラボラトリーでIT関連のセミナー講師も務める。


ERPシステムは企業の基幹システムとして大手企業から中堅中小企業まで幅広く導入が拡大していますが、これを支えているのがERPコンサルタントと呼ばれる技術者です。多くのERPコンサルタントの中でも、ごく一部の優れたERPコンサルタントはお客様から一目置かれる存在であり絶大な支持を得ているのです。本セッションでは、プロジェクト事例からこのような「一目置かれるコンサルタント」の活躍についてご紹介いたします。
【17:40から~18:30まで】
【15-A-7】
ソニーにおける新規事業開発物語 ~ 常識を変えるアプローチとは ~
ソニー株式会社 パーソナルソリューションビジネスグループ ネットメディア開発室 チーフプロデューサー
本間毅

1974年生まれ。中央大学在学中から起業し、1997年にWebインテグレーションを行うイエルネット設立。黎明期のビットバレーやピーアイエム株式会社(後にヤフージャパンに売却)の設立にも関わる。2002年、イエルネットの全営業権を譲渡し、2003年、ソニー入社。ネット系事業戦略部門、リテール系新規事業開発等を経て、2005年よりグループ内のネットメディア開発に携わる。社外ベンチャー企業との協業により、Web2.0やBlog/SNS系テクノロジの社内導入を推進する一方、ソニーグループのアセットを活かした新たなネットメディアの立ち上げを準備中。


ベンチャーと大企業の両方の性格を併せ持つ個性派集団ともいえる「ソニー」という企業グループにおいて、新たなチャレンジは日常茶飯事です。しかし、設立後60年を経て、ともすれば保守的になりがちな大企業の組織の中で、どのようにして柔軟かつ挑戦的なネットサービスの新規事業開発を行ってきたのか、4年に渡る経験を振り返りながらお話ししたいと思います。ネットの世界で次々に生まれる新たなアイディアを、実際のサービスとして形にするまでのプロセスにおいては、開発現場との密接な協力と、アイディアの体験を伴う周囲の説得が不可欠でした。「低予算」「短期間」「タイミング重視」「プロジェクトオリエンテッド」、これらのキーワードを中心に、実際の体験を物語としてご紹介します。



<コンサルタント>
2007/02/14(水曜日)のスピーカープロフィール

【15:25から~16:15まで】
【14-E-5】
『コンサルタントへの道』 ~ ゼロからのスタート ~
IBM ビジネスコンサルティング サービス株式会社 戦略コンサルティング・サービス・シニア・コンサルタント
長谷部秀昭

1990年 日本アイ・ビー・エム(株)入社。大型汎用機の技術支援部門へ配属。1995年にソフトウェア事業部に異動しJavaの日本語化機能策定支援に従事、その後WebSphereの製品企画、テクニカル・マーケティングなどを担当し、日本市場での立ち上げと普及に専念。2002年よりコンサルティング部門へ異動し、主に製造業のお客様のIT戦略策定支援、経営管理、CRM、生産管理、営業改革などのエンゲージメントに参画し、現在に至る。


「コンサルタントになるために何が必要だと思いますか?」 この質問への回答は、簡単ではありませんが、私自身がSEから戦略系ITコンサルタントへ転進し、これまでの実体験を通してITコンサルタントに必要なスキルについて述べさせていただきます。また、お客様のSEやPMの方々を対象に初級コンサルティング・スキルの育成を目指した『ITコンサル道場』を提供しておりますので、その内容についてご紹介し、ITコンサルタントとして備えておくべきケイパビリティについて”心・技・体”の観点から講演させていただきます。
【17:40から~18:30まで】
【14-E-7】
これからの会計情報システムと会計システムコンサルタントへの道
IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社 フィナンシャルマネージメント エグゼクティブビジネスアドバイザー
中澤進

71年日本IBM入社。IBMコンサルティンググループに所属し、製造業、流通業を問わず経理・財務部門の業務改革、管理会計、内部統制分野でのコンサルティング及び会計システムプロジェクトの実績多数。2002年10月よりIBMビジネスコンサルティングサービス(株)取締役に就任後、2007年1月より現職。「ダイヤモンド・ハーバードビジネスレビュー」「日経ビジネス」「CFO協会誌」「旬刊経理情報」等への寄稿、その他「日経ビジネススクール」講師等、セミナー講演多数。現在、中澤会計システム研究所を立ち上げ、その代表も兼ねる。


上場企業に取って、企業価値の最大化、あるいは説明責任の遂行は、グローバル化する証券市場とあいまって益々重要になっています。ところが、その基盤となる会計情報システムが旧態然としたアーキテクチャーのまま存在し、激しく変化する環境に対応できていないのが現状ではないでしょうか。そこで、会計情報システムの重要性とこれからの会計情報システムの在り方を考えるとともに、会計システムコンサルの必要性と、そこへ向ってのキャリアパスを考えて見たいと思います。



<プロジェクトマネジメント>
2007/02/14(水曜日)のスピーカープロフィール

【10:00から~10:50まで】
【14-E-1】
プロジェクトマネージャーの醍醐味
株式会社東京証券取引所 常務取締役 最高情報責任者(CIO)
鈴木義伯

鈴木義伯(昭和 24年1月19日生まれ)1972年 東京電機大学卒業、同時にNTTに入社。以来、データ通信分野のシステム開発に従事。2001年株式会社NTTデータ 取締役金融システム事業本部事業部長。2005年NTTデータフォース株式会社代表取締役社長2006年 株式会社東京証券取引所 常務取締役 最高情報責任者(CIO)。(東京証券取引所はITの基盤の上に成立している市場である。ITの全社最適を図り、金融インフラとしての信頼性確保と効率化を全社で推進している。)


入社以来、主に金融システム開発に従事し、大型プロジェクトのマネージャーを長く経験して来ました。2006年2月、縁あって東京証券取引所のCIOに就任しました。今回はプロジェクトマネージャーとして経験した事を中心に、発注者との折衝や開発過程で発生した問題の対処などを通じ、マネージャーの苦労や喜びを感じていただき、プロジェクト成功の充実感をお伝えしたいと思います。
【13:10から~14:00まで】
【14-E-3】
見積の極意
株式会社NTTデータ SIコンピテンシー本部 設計積算推進部 課長 / 日本ファンクションポイントユーザ会事務局長
藤貫美佐

1987年日本電信電話株式会社入社。以来社内開発標準やソフトウェアメトリクスの開発、普及に従事。1996年からファンクションポイント法の見積りへの活用、普及に注力。2005年より日本ファンクションポイントユーザ会事務局長。見積り能力向上のために日々奮闘中。


ソフトウェア開発の見積りについて悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか。見積りが難しいのはそこに多くの要因が潜んでいるからです。本セッションでは、見積りにおけるポイントについて解説するとともに、陥りやすい落とし穴についてお話します。
【14:20から~15:05まで】
【14-E-4】
アーキテクチャを如何に”維持”するか? ~SOA時代のアーキテクチャ・マネージメント~
日本アイ・ビー・エム株式会社 Rational ソフトウェア テクニカル・セールス & サービス
藤井智弘

大手電気メーカー系ソフト会社、製造系ソフト会社でSEを経験後、データベース・ベンダーを経て現職に至る。オブジェクト指向を「マニアな皆さんのおもちゃ」から「ビジネス」へ展開しようと、非主流派路線をひた走る。

【関連著書】
アジャイル開発の本質とスケールアップ


SOAはいうに及ばず、組込みの世界でも統一アーキテクチャや共通フレームワークの採用によって、開発効率と質の向上の両立を達成しようという動きが一般化しつつあります。一方で規模の増大と開発要員のスキルのばらつき、そしてオフショア開発の定着に伴い、継続した開発において「アーキテクチャを如何に維持するか」が大きな課題になっています。本セッションでは、”アーキテクチャの管理”に焦点をあて、そのポイントをデモを含めてご紹介します。
【17:40から~19:10まで】
【14-D-7】
実践!みんなのリーダーシップ~あなたのチームワークは活きてますか?
株式会社 チェンジ・マネジメント・コンサルティング 代表取締役 / 特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会 理事
森時彦

長年にわたって日米の企業にてマーケティング、営業、技術開発、事業買収などさまざまな組織のリーダーを歴任。今年7月に、リーダーシップ育成と組織の変革を支援するプロセスコンサルティング会社、チェンジマネジメントコンサルティングを設立し、代表取締役となる。元日本GE役員。著書「ザ・ファシリテーター」。


ぷちくらふと有限会社 代表取締役 / 日本ファシリテーション協会ビジネス系プロジェクト事務局
檀野隆一

SI企業にて、オンラインゲーム開発、WEB系管理システム開発等に従事。3年ほど勤めた後、独立してソフトウェア開発を主な事業とする「ぷちくらふと有限会社」を設立。マネジメントや教育に関心を持ち、ファシリテ-ションを体験するためにFAJに入会。現在はビジネスの現場でファシリテ-ションをどう用いるかを日々模索中。


株式会社ATLシステムズ ITソリューション事業部 / 日本ファシリテーション協会ビジネス系プロジェクト事務局
片山智咲子

大手SI企業でエンジニアとしてJavaを中心に基幹システムの開発を行う。その後IPテレフォニー系のベンチャー企業の立ち上げを経験後、現職にいたる。現在は「プロジェクト開発 ファシリテーター」として初期構築だけでなく、サービスとして継続的にビジネス価値を高めるSI企業として社内外問わず、チーム力を最大限発揮できる「場」の開発中。コーチングやファシリテーションなども生かして、学習する組織の開発を目指す。


オフィスアミューズ代表 / 日本ファシリテーション協会ビジネス系プロジェクト事務局
西野亜希

「日本のビジネスパーソンが元気に働くサポートをする」をモットーに、ビジネスパーソン対象のOne-to-oneコーチ、学生から定年退職者までキャリアデザインのサポート、企業内若手社員の育成プログラムの開発・トレーナーを行う。米国モンタナ大学ビジネススクール卒(MBA)。(財)生涯学習開発財団認定コーチ。


株式会社タシロコム 代表取締役 / 日本ファシリテーション協会ビジネス系プロジェクト事務局
田代純子

ゴルフ用品、産業用フィルムを扱う会社を経営。前職サーティワンアイスクリームの研修マネジャーの経験を生かし、瓦施工管理会社の人財開発、プロジェクト活動の推進にも取組んでいる。ファシリタティブなリーダーシップによるチーム力アップが学びのテーマである。株式会社日本瓦ユニオン顧問。産業カウンセラー。


日本ファシリテーション協会ビジネス系プロジェクト事務局
中西悟司

大手企業にて、物流システムの開発、開発ツールのテクニカルサポート、ナレッジマネジメントシステムの製品企画を経験。現在、内部監査部門にてシステム監査、業務監査を担当する。SOX法関連業務に従事した際、部門のリスクマネジメントを支援する過程でファシリテーションに出会う。日々の監査活動でファシリテーションを活かし、監査対応部門による改善活動の促進に繋げている。


生まれ持った資質や長い経験がないと良いリーダーにはなれないのでしょうか。また、いつの時代も求められるリーダーシップスタイルは変わらないものなのでしょうか。いいえ、そうではありません。このセッションでは、現場のチーム力を上げるために、参加者自身がリーダーシップを自分の事として捉え、チームの力を最大限に引き出すリーダー(ファシリタティブ・リーダーシップを持ったリーダー)へと成長するための足がかりを、ワークシップを行いながら見つけていきます。決められた答はありません。答えは皆さんの中からワークショップを通じて見つけ出してください。

【特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会 ビジネス系プロジェクト(通称FAJ-Biz)】
ファシリテーションを活用して組織やチームを変えようと、日々ストレッチゾーンにある課題にチャレンジする熱きビジネスパーソン集団です。

<プロジェクトマネジメント>
2007/02/15(木曜日)のスピーカープロフィール
【17:40から~19:10まで】
【15-E-7】
思考のプロが教える!多異変な時代の「思考力」と「対人力」
グローバルインパクト 代表パートナー
船川淳志

慶応大学法学部卒業。東芝、アリコ・ジャパン勤務後、アメリカ国際経営大学院にてMBA取得。グロービス等を経て、グローバルインパクトを設立。著書に『Transcultural Management』(Jossey-Bass出版1997年等多数。JMAグローバルビジネスリーダープログラム主任講師、NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」講師などグローバル人材開発の幅広い活動を行っている。


知識があってもニーズの汲み取れないSEや、ITを理解しているだけのITコンサルタントになっていませんか? 今や、多様性と変化に向き合う「多異変な時代」を迎えています。その中で、様々な人と協業をすすめ、真の知的付加価値を生み出すためには、我々のファンダメンタル、つまり思考力と対人力をこれまで以上に発揮することが求められています。年間2000人の企業人が受講しているセッションのエッセンスをこのワークショップで経験して下さい。(著書「ビジネススクールで身につける思考力と対人力」を会場での先着200名様に配布します)



<ベンチャー・オピニオン>
2007/02/15(木曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【15-A-1】
徹底討論:日本のIT技術は世界一になれるか?
LUNARR, Inc. CEO兼社長
高須賀宣

1990年 広島工業大学工学部経営工学科卒業。1990年 松下電工入社、情報システム部門でネットワークを担当。1996年 ヴイ・インターネットオペレーションズ社(松下電工グループ子会社)設立、取締役副社長に就任。1997年 サイボウズ社設立、代表取締役社長に就任。2000年 サイボウズ社東証マザーズ上場。2002年 サイボウズ社東証2部上場。2005年 サイボウズ社取締役退任。2006年 LUNARR, Inc. 設立、CEO に就任。


IBM Venture Capital Group 日本担当 / Venture BEAT Project 企画メンバー
勝屋久

1985年上智大学数学科卒。日本IBM入社。2000年よりIBM Venture Capital Groupの設立メンバー(日本代表)として参画。マイノリティ投資はせず、ベンチャーキャピタルVC様との良好なリレーションシップ構築をするユニークなポジションをとる。7年間で約1800社のベンチャー経営者、約700名のベンチャーキャピタル、ベンチャー支援者の方々と接してきた。Venture BEAT Project企画メンバー、総務省「情報フロンティア研究会」構成員、ニューインダストリーリーダーズサミット(NILS)企画メンバー、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の中小ITベンチャー支援事業プロジェクトマネージャー、CNET Japan 連載インタビュー(VC x 経営者=無限の可能性)、イベント・大学・研究機関などでパネリスト、講演、審査委員などを手掛ける。


日経BP社 (「日経ベンチャー」前編集長)
奥寺憲穂

1959年愛媛県松山市生まれ。82年明治大学文学部卒。地元新聞社を経て、繊維・ファッション関係の日刊紙でレディス・ファッション担当記者として、パリ、ミラノ、ロンドン、東京コレクションの取材・執筆に従事。90年日経BP社に入社。99年1月以降、「ゴルフ名人」編集長、「日経レストラン」編集長、「日経ベンチャー」編集長を歴任。2005年10月よりビジネス局長補佐兼ビジネス局ネット事業プロデューサーに就任、「日経ビジネス オンライン(NBonline)」の開設(4月3日)に携わる。


※詳細準備中
【13:10から~14:00まで】
【15-A-3】
成長企業におけるエンジニア進化論 ~ 君は生き延びることができるか? ~
サイボウズ株式会社 取締役副社長
津幡靖久

1969年東京生まれ。1992年アンダーセンコンサルティング入社。1997年株式会社フォーバルテレコム入社。新規事業の企画及び経営企画業務に従事(取締役)。2001年A.Tカーニー入社。企業戦略コンサルティングを経験後、2003年1月サイボウズ株式会社に経営企画担当として入社。2006年4月、M&A、グループ会社統括担当として、取締役副社長就任(現任)。現在、グループ会社であるフィードパス株式会社代表取締役CEOを兼務。早稲田大学商学部卒業。


サイボウズは、日本国内のグループウエア市場では一定の成功を収めていますが、インターネットの発展、新しいビジネスモデル出現等の外部環境の変化や、中長期ビジョンである「情報共有の場を広げ、知の創造に貢献する」を実現するために、時にはリスクをとりながら、継続的な拡大と進化を狙っています。モノ作りを強みとしたい弊社では、それは同時にエンジニアに対する進化を求めていることに他なりません。弊社の変化を事例に成長企業に求められるエンジニアの成長について、参考となるお話をできればと思います。
【15:25から~16:15まで】
【15-A-5】
売れない技術なんて要らない
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 代表取締役社長
内野弘幸

1956年12月6日生まれ50才 出身地 東京 1979年 明治学院大学 経済学部卒業。オフコンディーラーでオフィスコンピュータの営業及びSEに従事。旧来のスクラッチ開発に限界を感じ、パッケージビジネスを先駆けていたソフトウエア開発会社へ入社。 1992年 業種別パッケージ開発分野において新規事業企画を担当。 1995年 重点事業となる帳票ツールビジネスに携わり、情報企画事業部 部長として、製品の企画開発・プロモーションをリード。 2004年 専業事業への拡大のため分社独立によって、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社設立。 代表取締役社長に就任。


「売れない」ソフトウエアを作ってませんか?先端をいく際立ったテクノロジーでも、世に出てその「価値」が認められ、ビジネスに役立つソフトウエアとしてはじめて脚光を浴びるのです。デベロッパに必要なことは、自分の世界に埋もれない視野の広さと、持っているテクノロジーの強みや無限の可能性をともに理解し同じ志をもって「売れる」ソフトウエアに育てるパートナを見つけることではないでしょうか?売れるソフトウエアを作るデベロッパの条件や売れるソフトウエアが生まれる土壌、最終的に日本が世界を見据えたソフトウエアプロダクトを作るために必要なことは何か?を、数々のパッケージソフトやサービスのアイデアを立ち上げてきた立場からお届けします。



<マーケティングテクノロジー>
2007/02/14(水曜日)のセッション概要

【15:25から~16:15まで】
【14-C-5】
Web 2.0とエンタープライズ・コンピューティング
株式会社テックバイザージェイピー 代表 / (社団法人)情報処理学会 ITフォーラム Web 2.0フォーラム代表
栗原潔

日本IBM、ガートナージャパンを経て2006年6月より独立。先進 IT分野と知財を中心としたコンサルティング活動に従事。

【関連著書】
戦略的データマネジメント / デジタルネイティブが世界を変える / イノベーションへの解 実践編 / オープンビジネスモデル / ライフサイクル イノベーション / MITコンピュータサイエンス・ラボ所長 ダートウゾス教授のIT学講義


Web 2.0は従来からのエンタープライズ・コンピューティングのあり方に大きな影響を与えると考えられます。本セッションでは、一般企業のIT部門の視点から見たWeb 2.0テクノロジーの活用について論じます。
【16:35から~17:20まで】
【14-C-6】
日々変化するお客様の要求をすぐにカタチにできるデータベースシステム開発術
株式会社ジェネコム 代表取締役
高岡幸生

ソフトウェアハウス数社にて経験を積み、1995年 ジェネコム 設立。10数年にわたりシステム開発や、エンドユーザコンピューティング・コンサルタントとしてビジネスを展開。クライアント企業のIT部門の代わりの役割を担い、多くのクライアントと二人三脚で企業内IT環境の導入および改善をおこなう。また、全国のAppleStoreでの講演、著作物、Webサイトを通じ、企業内の業務改善に向けたソリューション開発手法やその導入方法などについて広く伝える活動をおこなっている。


sevensdoor.com / ファイルメーカーPro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)代表
竹内康二

ソリューション開発者 / トレーナー。Apple認定トレーナー。アップル技術者認定資格トレーニングコース講師。有限会社スプラッシュと共同で受託開発およびコンサルティングを実施。開発者 / ライターのコラボレーションチーム「sevensdoor.com」に所属し、米FMPtraining.comによる開発者向けトレーニングを日本向けにローカライズし、実施中。Apple Store Ginzaシアターにてエンドユーザ向けイベントをプロデュース、毎月開催中。


進化のスピードが求められる時代。業務の進化とともにシステムもリアルタイムに進化できることを、お客様は求めています。豊富な機能と優れたGUI環境を持つ開発効率の高いツールを使えば、帳票や画面などのUIからデータベース構造まで、迅速な変更が可能になり、お客様の大きな満足を得られます。お客様のさまざまな要求をすぐにカタチにできるデータベース開発を、具体例にそって、時間の許す限り、実際のデモでお見せします。
【17:40から~18:30まで】
【14-C-7】
Webサイトの提案に困っていませんか?~ 経営課題とWebサイトをきちんとリンクさせる7 の手法 ~
株式会社ミツエーリンクス 経営企画室 マーケティングエンジニア
棚橋弘季

株式会社ミツエーリンクスにて、企業のWebを使ったマーケティングやブランディングのための企画、コンサルティング業務に従事。シックスシグマやバランススコアカードなどの手法を用いてWebと企業経営のインターフェイスの構築、経営革新ツールとしてのWeb活用に取り組んでいます。

【関連著書】
マーケティング 2.0


Webマーケティングは単なる広告でも、Web活用によるコミュニケーションの効率化でもありません。企業におけるITシステムの改善が単にシステム面での改善ではなく、クリティカルな業務の改善であるように、本質的なWebマーケティングは企業が直面する経営課題そのものを解決します。その対象は販売促進などの販売プロセスだけでなく、人材などの調達プロセス、社内教育のプロセスにも及び、まさに企業経営の縮図といえます。今回は経営課題をシックスシグマの考え方を用いてWebへ変換して解決案を導く手法をご紹介します。



<開発テクノロジー>
2007/02/14(水曜日)のセッション概要

【10:00から~10:50まで】
【14-B-1】
狛犬(Seasar2)と駆けた1年 ~リアル・エンタープライズOSS ~
株式会社電通国際情報サービス R&Dセンター 統括マネージャー
飯田哲夫

電通国際情報サービス(ISID)にて Seasar2関連ビジネスの企画を担当。入社当初は金融機関向けシステムの開発・企画を担当。その後、ロンドン勤務を経て、マンチェスター・ビジネス・スクールにて経営学修士(MBA)を取得し、現在に至る。知る人ぞ知る現代美術の老舗、美学校にも在籍していた。報われることのない釣り師。


OSSの開発フレームワークであるSeasar2と関わるようになって1年が経ちました。その間、国産OSSとしてSeasar2はエンタープライズ領域での立場を固めつつあります。私はITベンダーの立場からSeasar2サポートサービスの立ち上げを支援するなか、OSSをエンタープライズ・システムへ適用する際の大手企業矛盾するニーズ、担当エンジニアの苦労と喜び、SIベンダーとしての経営判断の難しさ、コミュニティやコミッタとの関わりなど、様々な局面を経験してきました。こうした活動を振り返って、エンタープライズOSSの意義と課題、そしてこれからのエンタープライズOSSについて率直な思いをお話してみたいと思います。
【10:00から~10:50まで】
【14-C-1】
開発者が知るべき.NET Framework 3.0の本質 ~ これからのVista世代のソフトウェアの可能性を考察する ~
マイクロソフト株式会社 デベロッパー プラットフォーム統括本部 シニアプロダクトマネージャ
近藤和彦

.NET Frameworkのプロダクト マネージャを担当。 2001年マイクロソフトに入社し、コンサルタントやエバンジェリストを経て、現職に至る。


Windows Vistaと時を同じくして、 .NET Framework 3.0がリリースされました。.NET Framework 3.0は今求められるシステムを構築するための開発基盤、実行基盤を提供します。このセッションでは、この新しい .NET Framework 3.0についてその全体像を解説し、そして新たに追加された主機能とその開発ツールについてデモを交えて解説します。
【10:00から~10:50まで】
【14-D-1】
大規模ウェブサイトのスケールアウトモデル
株式会社ミクシィ 取締役 最高技術責任者
バタラ・ケスマ(Batara Kesuma)

小学生のときからプログラミングを始める。 mixiのプロジェクト開始を提案し、企画当初よりmixiの開発を担当。現在に至るまで、継続してmixi開発チームでリーダーシップを発揮している。 1999年4月来日。 Japanese Language Course for Overseas Students Preparing for University Education (RYUGAKKUSEI BEKKA)を経て2000年4月より拓殖大学工学部入学。 2004年4月 イー・マーキュリーに正社員として入社。 2006年1月 取締役 最高技術責任者(CTO)就任。 2006年2月 社名変更により、イー・マーキュリーがミクシィとなり、株式会社ミクシィ 取締役 最高技術責任者となる。


現在、Webにおける情報サービス、特にSNSに代表される人的ネットワークのコミュニケーションをサポートするシステム上では、あらゆる情報が動的に検索・成形されています。当然のことながら、このような動的な情報提 供には高い計算コストが要求され、さらに情報の迅速な受取り・提供と、確実かつ低コストな運営が求められます。本セッションではコミュニケーションサービスで取り扱うデータの性質や利用特性に応じたスケールアウトモデルを解説し、それらがどのように効果をあげているかを述べます。
【11:10から~11:55まで】
【14-D-2】
Ajax開発の効率を最大化するZen(禅)テクノロジ ~データインテンシブなWebアプリ開発を高速化
インターシステムズジャパン株式会社
テクニカルコンサルティング & 教育サービス部 部長
佐藤比呂志

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、住友スリーエムでソフトウェア製品開発マネージャとして大規模なシステム開発に従事。1986年日本DEC株式会社入社、エンジニアリングマネージャ。1996年より同社にてポストリレーショナル・データベース CACHÉ の日本語化および販売推進担当。1998年に同社がコンパックコンピュータと合併。2001年11月、インターシステムズコーポレーション入社。2003年2月インターシステムズジャパン設立時の主要メンバーの1人。データベース関連アプリケーション構築に様々な角度からの技術支援、コンサルテーションや啓蒙活動を行う。

【関連著書】
Cache デベロッパーズガイド


Zenは、InterSystems社がデータベースアプリケーション開発用に長年蓄積してきた開発、実行フレームワーク上に構築された新たなコンポーネントベースのWeb開発フレームワークです。XML形式のWebページ定義からビジネスロジックを除くほとんどのコードを自動生成し、開発者の開発にまつわる様々な雑用を開放します。また、高速レスポンスとリッチなユーザインターフェースをもつWebアプリケーションが簡単に開発可能になります。
【11:10から~11:55まで】
【14-C-2】
メトリクスを使用したプロジェクト運営とソフトウエア エンジニアリングの実践
マイクロソフト株式会社
デベロッパー&プラットフォーム統括本部 シニアプロダクトマネージャ
岩出智行

オージス総研にてオブジェクト指向による設計、開発に携わりエンジニアとしての基礎を築く一方、1999 年よりシリコンバレーに駐在し、技術の持つダイナミズムに刺激を受ける。C++、Java、C# による開発を経験する中、.NET Framework の洗練されたプログラミングモデルに触れ、マイクロソフトへ転職。現在は .NET Framework と Visual Studio Team System の普及に努める。


開発プロジェクトでは開発チームのメンバーにより多種多様な活動が行われていますが、残念ながらそれぞれのプロジェクトの特殊性を理由に、それらの活動を正確にまた継続的に捕捉し、プロジェクト成功率の向上や品質の改善に役立てようとする取り組みは十分に推進されていないのが現状です。このセッションでは Visual Studio Team System におけるメトリクス機能を紹介しながら、メトリクスの取得と活用のメリットについて解説します。
【11:10から~11:55まで】
【14-B-2】
「Web2.0 on Desktop」が開発者にもたらすもの ~「Apollo」で実現するアプリケーション開発の新潮流~
アドビ システムズ 株式会社 アドビコンサルティング部 コンサルタント
上条晃宏

「Apollo」(コードネーム)は、アドビが新たに提供を予定している Ajax、Flash、PDFアプリケーションをシームレスにサポートするクライアントランタイムです。今回、デベロッパー様向けのイベントでは、日本で初めて「Apollo」の詳細を最新のデモを交え、ご紹介いたします。Apolloが拓く"Web2.0 on Desktop"の世界をぜひご覧ください。
【13:10から~14:00まで】
【14-B-3】
PlaggerによるRSS/Atomフィードのマッシュアップ ~ Web2.0時代のインターネットPipe操作術 ~
サイボウズ・ラボ株式会社 / Shibuya Perl Mongers
竹迫良範

Shibuya Perl Mongers 二代目リーダーにして、ppencodeの作者。 2002年、広島市立大学情報科学部卒業後、大企業向けEIP製品の開発に従事し、2005年よりサイボウズ・ラボ株式会社に入社。 50%ルールで情報共有基盤ソフトウェアの研究開発をしています。 2006年の LL Ring では Language Update Perl, LL Gong Plagger に参戦。Namazu for Win32、Plagger、Ajaja などのOSSコミュニティに参加しています。


Plaggerは Perlで書かれたオープンソースのRSS/Atomアグリゲータです。洗練されたプラグイン機構を持ち、様々なモジュールを組み合わせることによって世の中に存在する様々なフィードを自分好みにカスタマイズできます。宮川さん個人のハックから生まれたPlaggerが、どのようにして作られどのように成長してきたかを具体例を交えながら面白おかしく紹介します。
【13:10から~14:00まで】
【14-C-3】
FlexとApolloで極める次世代RIA
クラスメソッド株式会社 代表取締役 / FxUG(Flex User Group)
横田聡

クラスメソッド株式会社 代表取締役。J2EEシステム開発、コンサル、トレーニングなどを行いつつ、面白いネタを求めてリッチクライアントへ。調べたことをブログに書いていたらいつの間にか同志が集まりFxUG(http://www.fxug.net/)を立ち上げることに。2004年にクラスメソッド株式会社を設立し、仲間と喜怒哀楽しながら、業務システムとRIAに特化したシステム開発やR&Dを行う。


既存の業務システムをWEB化すると何か物足りないってお客様に言われませんか?C/Sやホスト系の使い勝手を維持しつつ、見た目も良く、開発時には疎結合に作れて生産性も高い。そんな心躍る技術がFlexです。 本セッションでは、Javaや.NETとFlexがカンタンに連携できることを紹介します。次に、HTML、Ajax、Flash、Flex、PDFが連携する、次世代RIAの大本命!?Apolloについて紹介します。
【13:10から~14:00まで】
【14-D-3】
あなたのデータベースは、大丈夫? ~ データベース・セキュリティの実態とその対策 ~
株式会社 日立システムアンドサービス プロフェッショナルサービス部 技師
小川清司

Oracle製品に関するソリューション・サービス業務に従事し、主にDBセキュリティ分野を担当する。あらゆる業種のお客様のデータベース・セキュリティ強化相談からセキュリティ製品の導入まで幅広く対応し、日夜DBセキュリティ強化のために力を注ぐ。


個人情報保護法とともに注目を浴びたDBセキュリティ。現在もなお、日本版SOX法の登場とともに再度、注目を浴びています。本セッションでは、管理者としてやっておくべき最低限のデータベースのセキュリティ対策を事例を交えてご紹介致します。
【14:20から~15:05まで】
【14-D-4】
Excel をフロントにした業務システム連携
マイクロソフト株式会社 サーバープラットフォームビジネス本部
熱海英樹

2003年マイクロソフト入社。Visual Studio のマーケティングを経て、2005年10月より BizTalk Server のマーケティングを担当。2007年はビジネス プロセス マネージメントと BizTalk Server 2006 R2 で提供する RFID 関連の活動に鋭意奮闘中。


日常業務において申請などの各種フォームを Excel で行っている場合が多くあります。これらのデータは最終的に関連する業務システムに登録されるのですが、その作業は業務の専任者が手作業で登録しているケースがほとんどです。こういった作業の自動化により業務の効率化にとどまらず、システム上のデータ担保が可能です。本セッションでは、自動化の手段を紹介し、SI ベンダーがお客様へ提案できる具体的なソリューションを解説します。
【14:20から~15:05まで】
【14-C-4】
MIT発のEnterpriseリッチクライアントCurl ~ 松下電器産業株式会社が選んだ理由 ~
松下電器産業株式会社 パナソニックAVCネットワークス社 CS推進センター 市場サービスグループ VOEチーム 情報管理担当参事
山本富美雄

株式会社カール Curlスペシャリスト
大谷卓弥

うどんとラーメンをこよなく愛する28歳。体重の増加を抑えるため、年明けからは水泳に勤しんでおります。さらに最近、周りからの意見を参考に、身だしなみに気をつけるように改善中。先週のゴルフで大型新人に敗北。目下安定して100を切れるように努力中。3月には、双子のパパになる予定。いまだに、性別がわからず悶々の日々。などなど。ごく普通の人間です。


データ・セントリックなC/Sとドキュメント・セントリックなWebアプリケーションのメリットを供給するCurl(カール)は、MITで開発されたWeb開発型リッチクライアント言語です。リッチクライアントCurlが大手企業のミッションクリティカルなシステムに採用される理由を、松下電器産業株式会社 パナソニックAVCネットワークス社が取り組むVOE(Voice Of Engineer)活動を支援する「サービス情報発信システム」を事例にご紹介します。
【14:20から~15:05まで】
【14-B-4】
VisualBasic, Delphiから10分でJava+Flex2にポーティング
株式会社電通国際情報サービス 事業推進本部 開発技術センター Seasar2技術推進グループ / The Seasar Foundation
比嘉康雄

1992年、東京工業大学理学部卒業後、株式会社電通国際情報サービスで、主に大手都銀のシステム開発を手がける。現在は、ITアーキテクトとして金融以外のプロジェクトにも参加する一方、JavaオープンソースプロジェクトSeasarのチーフコミッタもつとめる。

【関連著書】

XPエクストリーム・プログラミング実践記 / OracleSQLチューニング / 詳説 JDBCコンポーネントプログラミング


近年、更改のニーズが非常に高いクライアント・サーバ型システムを、簡単にJava(Seasar2)とFlex2(Flashベースのリッチクライアント)へと、簡単にポーティングするソリューションをご紹介します。
【15:25から~16:15まで】
【14-B-5】
JavaScriptの現在と未来 ~ 今JavaScriptに出来ること / 次世代JavaScriptの勢力図 ~
Shibuya.JS
天野仁史

Shibuya.JS所属のプログラマ。出身は歴史の街、金沢市。21歳でプログラミングに出会いIT戦士になることを決意。それからというもの、寝ても覚めてもプログラムを書き続けて今に至る。


最先端のAjaxテクノロジーの解説と、JavaScriptのチューニング ポイント、JavaScript2.0で何が変わるかについてご説明いたします。
【15:25から~16:15まで】
【14-D-5】
ええじゃないか AJAX ~ Javaディベロッパにもええじゃないか♪ ~
エクリプス

水島和憲

エクリプス (http://www.eclipsewiki.net/eclipse/) をずっとやってます。


さりとてはおそろしき デスマわすれて 蝕(Eclipse)のおかげで楽々開発 ええじゃないか JavaScriptのよみがえりは ええじゃないか AJAXは おめでたい Javaディベロッパにゃ 蝕(Eclipse)がある JavaScriptにも 蝕(Eclipse)がある ええじゃないか ええじゃないか
【16:35から~17:20まで】
【14-D-6】
XML開発者によるトークセッション ~ XML技術の過去・現在・未来 ~
株式会社サイバーテック 取締役 営業統括部 部長
加藤哲義

1999年、大手SI会社にてXMLDB「Cyber Luxeon」の前身である「eXcelon」に出会い、そのアナーキーな可能性に魅せられ、XMLDB一筋に7年間、市場を開拓、開花させてきた、XMLDBの第一人者である。また将来の業界見通しに明るく、加藤氏の構想は5年後に実現されていることが多い。2005年サイバーテックに入社。XMLDBの未来を描きながら、常に営業の前線で先進ユーザに学び、また啓発しながら日夜全国を奔走して活躍中。XMLコンソーシアムの「XMLDB勉強会」ではリーダーを務めている。


株式会社サイバーテック 取締役 ソフトウェア開発部 部長
白井千晶

メーカー系開発会社にてゼネコン・官公庁システム開発に携わり、2001年よりサイバーテックに入社。汎用機からオープンソースまで、15年の開発・マネージャ経験に裏打ちされた知識と技術力を持って、開発部部長 兼 XMLDB「Cyber Luxeon」(サイバーラクセオン)の統括マネージャとして活躍中。また技術者と語るのが好きで、隔月に一度『技術者交流会』を自社で開催している。各方面にアンテナを立てており、常に最新の技術動向、情報に目を光らせて職務に臨んでいる。


株式会社ビズモ 代表取締役 兼 CEO
鈴木高弘

オブジェクト指向技術分野で15年以上の経験を持ち、同分野のスペシャリストとしては日本の草分け的存在。 1991年 日本エクセロンの前身であるオブジェクトデザインジャパンの設立に加わり、システム構築のコンサルタントとして、多くの先進的なプロジェクトを手がけると同時に、オブジェクト指向技術関連書籍を出版する。 1999年 株式会社豆蔵を設立し、代表取締役に就任。


XMLやXMLDBを活用した開発の過去、現在、未来を知る3人が、データベースエンジニア・アプリケーション開発者の立場からXML技術の利用シーン、開発スタイルなどについてトークセッションを繰り広げます。過去にXMLを使った開発経験をお持ちのエンジニアからこれからXMLを学ぼうとしている方まで、お気軽にお立ち寄り下さい。マニュアル本や参考書には決して書かれていない生の声と本音トークをお楽しみに!
【16:35から~17:20まで】
【14-B-6】
SOAを実現するコンテンツ~プラットフォームとテクノロジーだけでSOAは実現出来るでしょうか?~
SAPジャパン株式会社 エンタープライズSOA推進室
平子正博

エンタープライズSOAの実現に向けたマーケティング活動やプロジェクト支援を担当。2001年 SAP Japan入社。モバイル・アプリケーションのフレームワーク開発、Webア プリケーション・フレームワークの開発に従事。2006年より現職。Japan Open SOA Communityメンバー


WebサービスやBPEL、アプリケーションサーバといったSOAを実現するテクノロジーとプラットフォームは着実に揃い始め、また実際の案件でも広く利用されるようになってきました。ですが、テクノロジーとプラットフォームの充実だけでSOAの実現は可能でしょうか?本セッションでは、SAPのERPベンダーとしての長年の経験をWebサービス化したコンテンツ群と、またそれらと開発者である皆様の経験を融合してエンタープライズSOAを実現可能とする、JEE5準拠のプラットフォームをご紹介します。
【17:40から~19:10まで】
【14-B-7】
出張Shibuyaイベント ~ Shibuya.pm presents "Shibuya.js x Shibuya.pl mashup night" ~
Shibuya.pm

Shibuya.pm は東京地区とくに渋谷周辺のインターネット関連企業に勤務している Perl ユーザのコミュニティ形成を目指す非営利の団体です。主な活動内容はプログラミング言語に関係するメンバー主催の勉強会やインターネット上での啓蒙活動や情報交換です。類似の地域コミュニティとして Shibuya.js(JavaScript)、Shibuya.pl(Plagger)があります。 http://shibuya.pm.org/


Shibuya.js

■ Shibuya.js 結成宣言 10 年。世界が JavaScript の真の実力を発見するのに要した時間である。 1995 年、Netscape 社の Brendan Eich により開発・設計された JavaScript は、「世界で最も誤解されたプログラミング言語」などと呼ばれもした、ともすれば不遇とすらいい得る歳月を経て、あたりのそこここに満ち充ちていた「Web の旧来的なインタラクションの窮屈さを革命したい」という思いによって、ふたたび表舞台に招来された。 JavaScript は、Web の「あちら側」と「こちら側」とを取り結ぶ、もっとも古くてもっとも新しい、そして、もっとも重要な技術だ。次の 10 年を自らの手で創り出すために、我々は Shibuya.js を結成した。 http://shibuyajs.org/


Shibuya Perl Mongers 主催で、Shibuya.js のイベントをデブサミの 会場の中で一緒に開催してしまおうという出張イベント企画です。 USからの宮川達彦さんのインターネット生中継を予定しています。 Shibuya.Plagger の乱入ライトニングトークも健在です。 JavaScript と Perl/Plagger の最前線の話題をお届けします。
【17:40から~18:30まで】
【14-A-7】
「地味&地道! 現状分析から実装まで、SIという業務をIT化したらこうなった!」
株式会社スターロジック 代表取締役兼 CEO
羽生章洋

1968年6月生まれ。1989年 桃山学院大学社会学部中退。ソフトハウスにてオペレータ、プログラマ、システムエンジニア、プロジェクトマネージャなどを経験。様々な業種向けのシステム開発に従事する。1998年よりアーサーアンダーセン・ビジネスコンサルティングにシニアコンサルタントとして所属。その後、独立系証券会社の新規創業にIT部門マネージャとして参画の後、数社のIT担当取締役などを担当。2001年4月に現在の株式会社スターロジックを設立。以後、現職。

【関連著書】
楽々ERDレッスン / 幸せなITパーソンになるためのいきいきする仕事とやる気のつくり方


マジカ!を使ったユーザによるDIYな現状分析。UCD(ユーザ中心設計)によるおもてなしの心を実現するUI。OSSを活用して、DI時代のアーキテクチャにワークフロー/ルールエンジンを組み合わせた徹底的な疎結合。ABDによる変化に強いDB設計。自動生成ツールによる省力化。これらを統合してSIという業務のIT化を目指した結果生まれたのがスターロジックの Cuppa(クッパ)です。Agileとも Waterfallとも似て非なるThink Firstなシステム構築の流れを是非ご覧ください。

<開発テクノロジー>
2007/02/15(木曜日)のセッション概要
【10:00から~10:50まで】
【15-D-1】
実践『From Java to Ruby』 ~ 血があつい鉄道ならば/走りぬけてゆく汽車はいつかは心臓を通るだろう ~
株式会社永和システムマネジメント / 日本Rubyの会
角谷信太郎

『楽しさ』がシステム開発の生産性を左右する」と信じてアジャイル開発を現場で実践するテスト駆動開発者。目標は達人プログラマ。好きな言語はRuby。好きなメソッドはextend。(株)永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部所属。日本Rubyの会理事。


微妙な規模のSIベンダである弊社では、現在進行形でRubyの導入に取り組んでいます。SIベンダにとって、昨今ますます注目を集めるRuby、そしてRuby on Railsの意味とは何でしょうか。業界恒例のうたかたなるバズワード? 破壊的イノベーション? それともアジャイル開発者の聖杯? SIベンダはRubyを導入して成功できるのか? 本セッションではRubyという「新興」テクノロジをSI組織に導入するための作戦と注意点について、話者の実践経験を元にお話しします。キーファクタは、愛です。本セッションが皆さんの参考になるかどうか、話者にはわかりません。
【10:00から~10:50まで】
【15-C-1】
Vista時代の描画テクノロジWPFとmacでも使えるWPF/E ~ クロスプラットフォームでのXAMLの現実 ~
株式会社ディーバ / VSUG (C# フォーラムのフォーラムリーダー)
青柳臣一

大阪のソフトウエア開発会社に勤務。主にWindows、.NET系のソフト開発。また、.NET関係のコンサルティングなども行う。 Visual Studio User Group (VSUG) の C# フォーラムリーダー Microsoft MVP for Visual Developer - Visual C#


Windows Presentation Foundation (WPF) は Windows Vista と同時期にリリースされた .NET Framework 3.0 に含まれる Vista 時代の描画テクノロジです。このセッションでは、XAML (描画要素記述用のマークアップ言語) を通して WPF を解説します。また、WPF のクロスプラットホーム版とも言える WPF/E (コードネーム) についてもあわせて解説します。WPF/E は、XAML をブラウザ上で表示可能にする描画エンジンで、IE・Firefoxなどの各種ブラウザ、Mac・Linuxなどの各種OSに対応予定とされています。
【11:10から~11:55まで】
【15-C-2】
ASP.NET 2.0によるAJAXとWeb標準サポート手法
マイクロソフト株式会社 デベロッパー&プラットフォーム統括本部 デベロッパービジネス本部 デベロッパー製品部 エグゼクティブ プロダクト マーケティング マネージャ
鈴木祐巳

ASP.NET 2.0は.NET Frameworkおよびコンポーネント化により生産性の高いWebアプリケーション開発技術です。しかし、HTMLがコンポーント化され隠ぺいされると、最終的に出力されるHTMLの品質に不安を覚えます。特に、Web標準サポートが重要な今日ではその傾向が顕著になります。このセッションでは、ASP.NET2.0によるWeb標準サポート手法の紹介するとともに、昨今、Webアプリケーションをリッチ化する手段として多用されるAJAXを活用する概要を解説します。
【11:10から~11:55まで】
【15-D-2】
まだ手組みしてるの? らくらく簡単!多目的データ編集ツールで開発工数を削減
株式会社データ・アプリケーション ACMS統括本部 マーケティング部 上級コンサルタント
藤野裕司

1980年代初頭より企業間データ交換に携わり、1991年より日本のEDI標準開発などを行う。また、コンピューター センターの運営、EDIの技術サポートの経験をベースに、ユーザーの立場から考えるEC/EDIを提言。企業や業界のEDIコンサルティング活動や論文執筆、講演などを通してEDIの普及に努めている。日本GCI推進協議会関連委員 、次世代電子商取引推進協議会(ECOM)関連委員など数多くの業界団体のメンバーとして活躍しながら現職に至る。


株式会社データ・アプリケーション ACMS統括本部 営業本部 テクニカルサービス部
湊本智昭

2001年株式会社データ・アプリケーションに入社。 以降、データ変換ツール「AnyTran」の開発に携わり、2006年より現部署でAnyTran 教育コースのインストラクター他、次世代EDIの普及に向けて活動中。


複数の業務アプリケーションが稼働する場合、システム間のデータ編集や変換には、簡単なプログラムを開発するのが一般的です。でも、果たしてそれでよいのでしょうか? 同じようなプログラムが多数動いたり、仕様の分からないプログラムがあったりと、開発後の管理が非常に煩雑になります。 本セッションでは、幅広い機能を標準搭載したツールの利用で、データの編集・加工やコードの変換における開発・管理工数を大幅削減する具体的な解決方法をデモを交えてご紹介します。
【13:10から~14:00まで】
【15-D-3】
「いばらの道」を歩まぬパフォーマンスチューニング
日本電気株式会社 IT基盤システム開発事業部 プラットフォームエンジニアリングセンター エキスパート
木村英一

登場のころからJavaに関する仕事をしてきた一開発者。最は .NET にも手を出しつつあり、Java Community Process でのJSR-204やC#,. CLI JIS 化の作業にも携わってきた。


パフォーマンスが要件を満たしているかどうかの試験は、開発の最終盤で行われるケースがほとんどでしょう。もし、パフォーマンスが要件を満たせていなかったら、プロジェクトも開発者は複雑に絡んだ糸をはぐすかような日々を送ることになるかもしれません。これまでのPJ支援の経験から、共通項を見出すことができました。そこには、ほんのちょっとした誤解もあります。このセッションでは、設計やコードを書いている時に気づいて対処していれば、という点を具体的な例を交えてご紹介します。
【13:10から~14:00まで】
【15-C-3】
Visual Studio 2005+Table Moduleによる、ビジネス・ロジック構築の生産性と保守性の向上
日本ユニシス株式会社 コンピテンスセンタ .NET基盤技術室
尾島良司

1993年日本ユニシス入社。入社後はオープンシステムの開発(言語はC++からJava、.NET Frameworkへと変わりました)を経て、現在は自社標準である開発方法論LUCINA for .NETを主管しています。雑誌記事執筆などで、.NET FrameworkとVisual Studioを広めるために鋭意活動中。

【関連著書】
ドメイン駆動


ビジネス・アプリケーション開発において最も重要かつ困難なことは、ビジネス・ロジック部分の構築です。このビジネス・ロジック部分の生産性と保守性は、エンタープライズ・アプリケーション・アーキテクチャのTable Moduleパターンで大きく向上できます。ただし、Table Moduleパターンには特殊な道具が必要ですけど……。本セッションでは、Table Moduleパターンの適用に必要なすべてを提供する.NET FrameworkとVisual Studio 2005を使い、Table Moduleパターンの解説、有効に機能する理由の考察、具体的な実装のデモをやります。
【14:20から~15:05まで】
【15-C-4】
WindowsフォームコントロールとWPFコントロール
グレープシティ株式会社 ツール事業部 テクニカルエバンジェリスト
八巻雄哉

2003年1月グレープシティ入社。PowerToolsシリーズのテクニカル・サポートを担当する傍ら、製品開発やマーケティングにも従事。現在は.NETとPowerToolsシリーズ普及のため、エバンジェリストとして活動中。好きな言葉は「逆に考えるんだ」。Microsoft MVP for Visual Developer - Visual Basic Jan 2007-Dec 2007


WPFというと3Dやアニメーション、きれいなグラフィックスといった部分に目がいきがちですが、WPFにもWindowsフォームなどと同様にコントロールが存在します。本セッションでは具体的なデモ交え、Windowsフォームコントロールと比較するかたちでWPFのコントロールをご紹介します。このセッションをお聞きいただいた皆様の開発に、WPFがどう関わり、どんな可能性をもたらしてくれるのか、そういった疑問への手助けとなれば幸いです。
【14:20から~15:05まで】
【15-D-4】
エージェント技術を使ったウェブサイトのユーザビリティ向上…100=0にならないために
アイエニウェア・ソリューションズ株式会社
舟木将彦

独立系ベンダを経て2000年デジマ・ジャパンの立ち上げ時に入社、同社の買収に伴いアイエニウェア・ソリューションズに。この間、汎用機からUNIX, PC, 組み込みまで、また、日本語から英語、中国語まで自然言語処理、情報検索、自動分類、ユーザインタフェース向上に携わる。


ウェブサイトに必要なのは「情報」ですが、ユーザにとって、その情報を活用するために必要なのは「対話」です。例えば、この後何を食べようか、条件を設定して検索した結果が100軒のレストラン。目を通しきれない100軒の情報では、0件のデータと同じ価値しか持ちえません。本セッションで取り上げるAnswers Anywhereはエージェントと呼ばれる部品を配置し、メッセージという名の線でつないでいくことにより、本当にユーザが欲しい情報は何なのか、システムとユーザとの対話を自動生成し、意図をつかむための開発ツールです。
【15:25から~16:15まで】
【15-D-5】
ここまで来たかリアルタイムJava最新事情
サン・マイクロシステムズ株式会社 ソフトウェアOEM営業本部 システムエンジニア
草薙昭彦

2000年よりサン・マイクロシステムズにてソフトウェアライセンシへの技術支援、プロジェクト支援に従事。特に最近は組み込みソフトウェア、モバイル系システムに注力しています。


リアルタイム性の要求される開発においては「Javaなんて使えるの?」というイメージがあるかもしれませんが、しかし、Javaでリアルタイムシステムをサポートしようという取り組みは着実に進んでいるのです。ここではJava標準仕様のひとつReal-Time System for Javaの見どころと、最近のサンの面白い取り組みについてご紹介します。
【15:25から~16:15まで】
【15-C-5】
IronPython でお気軽 .NET プログラミング
Visual Studio ユーザーグループ C#フォーラムリーダー
菊池和彦

1972年生まれ、現在は個人営業でプログラマーとして活動している。最近は一般的なプログラミング業務以外にプロジェクトのマネージメントも行っており、開発プロジェクトにおいて総合的に活動している。得意分野はWindowsアプリケーション全般、特にCOM等のRPCやSocket等のプロセス/ホスト間通信の技術で「境界線の住人」を自称している。 2004年 MSMVP - .NET Framework、2005年 MSMVP - Visual C#


最近はやりの軽量言語の一つ、Pythonが .NET環境で利用できるようになりました。軽量言語の特徴と言えば柔軟性です。特にPythonは以前から糊言語とも言われるようにシステムの部品間のつなぎ合わせに威力を発揮します。本セッションではIronPythonをシステムの開発のどこにどのように投入していくと開発者が幸せになれるのかを紹介します。
【16:35から~17:20まで】
【15-C-6】
AJAX アーキテクチャとデザイン
インフラジスティックス・ジャパン株式会社
松原晋啓

国内ベンチャー企業でJavaエンジニア、外資系ITコンサルタント企業でJavaと.NETのエンジニアを兼任し、その後インフラジスティックスに入社。入社後日本法人設立メンバーに選定される。NetAdvantage製品(.NET、WPF、Java)のローカライズやエバンジェリストとして活動中。関西人なのでお笑いが大好き。現在は楽しいセッションとするために日々精進中!?


ユーザからCool!!と言われるWebサイトを作ってみませんか?今まさに進化を続けるAJAX技術の最新アーキテクチャとデザインの真の力を世界中のUI技術とWebデザインを牽引してきたインフラジスティックスが披露します。
【16:35から~17:20まで】
【15-A-6】
Eclipseを使ったJEEアプリケーションプロファイリング
ボーランド株式会社 デベロッパーツールズ事業本部
高橋智宏

Java、Delphi、C++など幅広いプログラミング言語の知識とCORBAやJ2EEをはじめとするシステム開発に関するコンサルティングサービス提供の豊富な経験を持っています。技術力に裏付けられたそのサービスには定評があります。


チューニングが難しいJEEアプリケーション。EclipseとJBossを使って、効果的なプロファイリング手順を解説します。セッションでは、オープンソースツールを使った例や、ボーランド デベロッパーツールズグループ(CodeGear)が提供するEclipseプラットフォームに対応した最新のJBuilder 2007と、これに搭載されているOptimizeit 2007 for Eclipseを利用した高度なプロファイリングテクニックもご紹介します。
【16:35から~17:20まで】
【15-D-6】
XMLデータベース活用の最前線
株式会社ジャストシステム
六戸力

大手印刷会社でマルチメディアに関するシステムの開発、電子カタログ、電子商取引システムの開発などを行う。その後、外資系EAIベンダーを経て、現在にいたる。


みなさんが今使われているSQLServerやOracle、DB2、実は、XMLも扱えるハイブリッドデータベースなのはご存じでしょうか。 XMLデータベースが提供する機能と可能性を、XMLを最も簡単に活用できるフロントエンドであるxfyを使ってご紹介します。
【17:40から~18:30まで】
【15-D-7】
JavaEEシステム開発をRubyで加速しよう!
株式会社日本総研ソリューションズ 技術本部
橋本吉治

2002年北陸先端科学技術大学院大学修了後、(株)日本総合研究所に入社。入社後は主にJavaEEを利用した多くのプロジェクトに携わる。現在は2006年7月3日に誕生した(株)日本総研ソリューションズの技術本部で、現場支援業務と研究開発業務に従事している。

【関連著書】
JRuby on Rails システム構築入門


Javaを利用した基幹システムの再構築など大型案件がここ最近増えています。 確かにWebアプリ用のJava言語製フレームワークを利用すれば生産性は向上します。 しかし、大型システムになればなるほど細かい用件に手が届くツールが必要になるのです。 Rubyはこういった細かいツールを素早く、キレイに作ることができる言語です。 本セッションではDSL,JRubyをキーワードにあなたの開発現場の生産性向上の秘策を伝授します。
【17:40から~18:30まで】
【15-C-7】
Development Baselineで変わる.NET開発 ~ 開発者たるもの開発基盤構築スキルをキチンと身に着けよう!~
株式会社アークウェイ大阪事業所 大阪事業所所長 / XPJUG
中西庸文

.NET系アジャイル開発者。現在は株式会社アークウェイに在籍し、開発メンターとしてメンタリングサービスを行っています。


僕はVisual Studio .NETが初めて発表される前から今日に至るまで、ずっとアジャイル開発を実践してきました。その経験の中で特に開発者にとって重要だと思われる自己管理のスキルをDevelopment Baselineとしてご紹介します。あなたは開発を行う上でよいと思われるあたりまえのことがあたりまえのように出来ていると言い切れる自信がありますか?



<開発プロセス>
2007/02/14(水曜日)のセッション概要

【11:10から~11:55まで】
【14-E-2】
アプリケーションフレームワークとDSLツールによる高生産性開発環境
NEC 開発環境技術本部 マネージャ
小堀賢司

統合CASEツールおよび開発方法論の開発を担当した後、95年よりアプリケーションフレームワークを用いた業務システム開発に取り組む。以来、業務システム開発における生産性、品質向上のためのアプリケーションフレームワーク、開発ツール、ソースコードジェネレータを開発。現在に至る。


これからもJ2EEや.NET Framework上の多種多様なアプリケーションフレームワークを使う開発のままで良いのでしょうか。従来以上の高生産性・高品質達成の近道は、上流からテストまでのライフサイクルを通貫したDSLツールを合わせて使うことです。DSLツールによる実践的なモデル駆動開発の取り組みをご紹介します。
【16:35から~17:20まで】
【14-E-6】
実践! モデルベースSOA  ~モデリングとオープンソースを活用した開発方法論と適用事例~
株式会社オージス総研 技術部 チーフアーキテクト
大場克哉

90年代、オージス総研にてオブジェクト指向分析、設計、ミドルウェアに関するコンサルティングに従事したのち、2000年から2005年まで、シリコンバレーを拠点として、現地のエンジニアと共にWebサービス、SOAに関するツール開発、方法論開発を行う。現在は、ふたたびオージス総研にて、複数のSOA適用プロジェクトに携わっている。

【関連著書】
仕事の流れで理解する 実践!SOAモデリング


SOA実現を成功させるためには、「ビジネスとITの可視化とロードマップの策定」「ビジネスとITの変化に独立して対応可能なオープンなアーキテクチャ」「ビジネスとITをつなぐSOAフィードバックループの構築」が不可欠です。本セッションでは、ビジネスモデリングからサービス分析、設計、運用まで、モデリングをフルに活用することによって、これらを実現するモデルベースSOAの開発手法を解説するとともに、オープンソースESB Muleを利用して構築した事例を紹介します。

<開発プロセス>
2007/02/15(木曜日)のセッション概要
【10:00から~10:50まで】
【15-E-1】
自分を鍛える:ソフトウェアのプロとは何か--要求するもの、されるもの--
日立ソフトウェアエンジニアリング 株式会社プロセス改善技術センター センター長
角田文広

社内の開発プロセスの改善、および、ソフトウェア開発の生産性向上を担当。CMMIをベースに組織のプロセス改善を行ってきた。組織のプロセスを実施するのは、個々のエンジニアであることから、組織のプロセス改善は、各人が仕事のやり方を変えることであり、PSP/TSPは、各人の技術力向上に役立つと考えている。・SEI認定SCAMPIリードアプレイザ、CMMI Introduction講師。・技術士(情報工学部門、総合技術監理)、PMP


富士フイルム株式会社 R&D統括本部 ソフトウエア開発センター ソフトウエア技術部 / 日本SPIコンソーシアム 運営委員
鈴木圭一

入社後、社内ネットワークシステム管理、工場生産管理システム開発、組込み機器ソフトウェア開発を担当後、ソフトウェア開発プロセス改善活動およびソフトウェア技術者育成カリキュラム開発に従事。2000年の発足と同時に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)活動に参加。2001年から組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)活動に参加。


皆さんは、プロの技術者に何を期待していますか。自分の仕事はその期待に応えられていると思いますか。たとえば、約束したQCDはどの程度守ることができているでしょうか。日本国内だけでなく、海外のソフトウェアエンジニアとも競ってプロの技術者であり続けるためには、何を身につけている必要があるのでしょうか。ソフトウェアの重要度が高まるにつれ、ソフトウェアエンジニアにもプロとしての期待が高くなっています。プロのソフトウェアエンジニアに求められているものが何かを一緒に考えてみましょう。
【11:10から~11:55まで】
【15-E-2】
ExtraViewで実装するマルチissueトラッキング
株式会社東陽テクニカ ソフトウェア・ソリューション 係長
岡野喜久男

約 10年間のプログラマ・ SE 業務を経て、1994年に株式会社東陽テクニカに入社。以来、ソフトウェア構成管理を中心にソフトウェア・プロセスに関する技術サポートおよびコンサルティング業務に携わる。最近では、変更要求管理の重要性を再認識し、開発プロセス/ワークフローを改善する切り口をここに見出そうとしている。


ExtraViewは、登録したissue(不具合情報、開発仕様、変更要求、FAQなどビジネスの中で発生する様々な情報)を、データベースを用いて一元管理し、追跡することを可能にします。単なる不具合管理システムと異なり、ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
【13:10から~14:00まで】
【15-E-3】
セルフ・ベンチマーキング ~ パーソナルソフトウエアプロセス(PSP)によるデータ計測でスキルアップ! ~
株式会社日本科学技術研修所 / 日本SPIコンソーシアム(JASPIC)
宮脇祥子

アプリケーション系システム開発プロジェクトのプレーイングマネージャを務めながら、「予測可能なソフトウエア開発」をめざして、日々現場でのプロセス改善を実施している戦うマネージャ。


ソフトウエア開発のプロフェッショナルになるためには、自分自身を知らなければなりません。そのためには自分のデータをとり、どうすれば能力を向上できるか考え、改善していくことが重要ですが、実践するのはなかなか難しいと思っていませんか?このセッションでは、パーソナル・ソフトウエア・プロセスを紹介しながら、自分のためのデータ計測とデータの活かし方をご紹介します。
【14:20から~15:05まで】
【15-E-4】
ソースプログラム検証サービスを利用した品質・生産性向上
株式会社日立システムアンドサービス デジタルメディア部 主任技師
猪川徳信

1983年、日立西部ソフトウェア株式会社(現在)、株式会社日立システムアンドサービス)入社。エキスパートシステム構築ツール、臨床検査システムなどパッケージ製品開発に従事。その後、文書管理システム分野等の研究開発を経て、2006年よりソースプログラム検証サービスInspectProに従事。


コーディング工程で作り込まれるある種の欠陥は、第三者により客観的に指摘可能です。設計者自身をこれら第三者が指摘可能なテスト作業から開放し、創造性がより必要な設計・機能テストに、多く従事させることでソフトウェア開発の品質・生産性向上を図れます。「InspectPro」はソースプログラムを静的に解析し、コーディング工程で作り込まれる欠陥を報告するサービスです。欠陥の発生条件、着目すべきコード等、短時間で対策の緊急性や修正方法を判断できる内容を報告しますので、欠陥摘出のアウトソーシングとして有効です。
【15:25から~16:15まで】
【15-E-5】
一点突破、全面展開で開発プロセスを組織に!~ マネジメントや現場への売り込みテク教えます ~
オリンパス株式会社 IT改革推進部 課長 / 日本SPIコンソーシアム 運営副委員長
岩見好博

入社後、受注出荷業務を手始めに製造、経理システム開発を担当。ソフトウェア品質不具合を解消するための商品向けソフトウェア開発プロセス改善を推進、業務システム開発でのプロセス改善も担当。社内のプロジェクトマネジメント研修も行う。2003年にPSP、TSPに出会いこの普及に情熱を注ぐ。日本SPIコンソーシアム(JASPIC)運営副委員長。JASPIC主催のSEPG Japan2005にて最優秀発表賞を受賞。


現場がアジャイルなど新しい開発のやり方(プロセス)を導入したいと思ってもマネジメントのサポートや了解が得られないと実現が難しいでしょう。逆にマネジメントが開発プロセスを変えたいと思っても現場が納得しないとうまく行かないでしょう。この壁を乗り越えないと組織に開発プロセスを広げられません。そこでマネジメント、開発現場のBuy-inを得る、つまり売り込む必要があります。成功、失敗事例を紹介しながら、売り込みの成功条件とタイミングのつかみ方を教えます。
【16:35から~17:20まで】
【15-E-6】
今、開発者は何をすべきか?変化に対応し続けるシステム開発のヒント ~ 大規模企業システム開発の現場から ~
株式会社野村総合研究所 情報技術本部 開発技術部 グループマネージャー
高山崇

NRIの手がける全てのSIプロジェクトにおいて、開発生産性向上のための技術開発を実施・推進する部署に所属。その部署において最も開発現場に近い位置におり、様々なプロジェクトに直接参画しながら生産性向上、品質向上の支援を推進するグループの長。


今、システム開発の現場では何が起きているのか?そしてこれから何が起こるのか?その原因と根本的な対応策を考察し、これまで培ってきた経験をもとに、当社がシステムインテグレーションの要として日々の取り組む「開発技術」のご紹介から、「変化に対応する」ためのシステム開発のヒントをお伝えします。



 

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Developers Summit 2007