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Global + Smartphone by GREE10th SpecialCloud DevelopmentDeNA Specialマイクロソフト技術

Special

10周年を迎えたデブサミ、この10年の間に私たちデベロッパーの世界は大きく様変わりしました。もはや王道と呼べるキャリアなどありません。自らの道は、自ら決し、進まなければなりません。それは、逆に、私たちがより自由に道を選べるようになったことに他なりません。Specialトラックでは、けもの道を往く先達たちの生き様に触れ、自分自身の戦略を見つめ直す機会、そして、これから行動を起こす我々の背中を押すようなセッションを用意しました。ともに、道を切り開いていきましょう。

担当コンテンツ委員
メッセージ

10年前といえば、プロジェクトマネージャや組織マネージャになることがキャリアパスの王道と考えられていたように思います。今日においてはどうでしょう。私たちは、何千万というユーザーが利用するショッピングサイトのようなサービス開発や運用に携わることも、自分のアイデアを頼みにスタートアップを始めることも、お客様から受託したシステム開発で価値を届けることもできます。10年前と異なるのは、これらの私たちの行動、生き方をソーシャル化した世界が支えているということです。私たちは事を起こすにあたって、仲間を見つける無数の機会と場を手に入れたのです。デブサミもまたそのうちの1つです。ともに、道を切り開いていきましょう。

市谷 聡啓
DevLOVE
明日の開発現場のためのコミュニティ「DevLOVE」を運営しています。コミュニティと仕事との間に生まれる循環こそが、それぞれの活動に相乗効果を生み、やがて世界の端っこも変えると信じて活動をしています。
Blog: http://d.hatena.ne.jp/papanda0806/
Twitter: @papanda
Facebook: papanda0806

開発プロセス

開発プロセストラックは、毎年、その年の開発プロセスに関係した旬の言葉や概念、取り組みを切り取ることを意識しています。今年のテーマに設定したのは「変わっていくシステム開発の姿」です。ここ数年で、クラウドの登場がシステム開発の価格も時間感覚も変えました。よりビジネスに寄り添うかたちでのアジャイルの再興もありました。B2Bであれ、B2Cであれ、システムを作り、お客様に提供する枠組み、そのかたちも大きなうねりのように変わってきています。今年はSIというビジネスモデルへの新たな取り組みと、企画、開発、運用をひとつなぎにして価値を提供し続ける方法を軸にしつつ、変わっていくシステム開発の姿の今を捉えたいと思います。

担当コンテンツ委員
メッセージ

10年後の自分は技術者で、この業界にいるでしょうか?この業界はどうなっているんでしょうか。ここ数年のデブサミの講演者、ならびに参加者の方々の顔を見ていて思うのは、さらなる個の時代がやってきているということです。『達人プログラマー』の中に、自分の「知識のポートフォリオ」をつくり、管理するという話が出てきます。技術の潮流を見極め、自分の技術を棚卸しし、10年後も世界で通じるエンジニアであるために、自分の「知識のポートフォリオ」をつくるためのヒントを探す場として、ぜひデブサミを活用してください。

和田 卓人
タワーズ・クエスト株式会社 取締役社長 / Asakusa.rb / java-ja / TDDBC
タワーズ・クエスト株式会社取締役社長、プログラマ、テスト駆動開発者。 学生時代にソフトウェア工学を学び、オブジェクト指向分析/設計に傾倒する。その後様々な縁に導かれソフトウェアパターンやXP(eXtreme Programming)を実践する人たちと出会い、後のテスト駆動開発の誕生を知る。テスト駆動開発に「完璧主義の呪い(完璧な設計を得るまではコードを書けないし良いシステムも出来ないという強迫観念)」を解いてもらってからは、文章を書いたり、講演を行ったり、ハンズオンイベントを開催するなどして、テスト駆動開発を広めようと努力している。今日もグリーンバンド(テスト駆動開発者の証。ボブ・マーティンが始めた)を左手に着け、テストと共にコードを書いている。
Blog: http://d.hatena.ne.jp/t-wada
Twitter: @t_wada
Facebook: twada

Web Technology

ここ数年盛り上がっていたHTML5ですが、ようやく実用段階で使える技術となってきました。IE6のシェアは徐々に低下しており、各最新ブラウザでサポートされるWebAPIの範囲も増えてきました。JavaScriptを基軸としたプラットフォームも整備されており、サーバサイドではNode.jsのようなソリューションも登場しています。今後スマートフォンの普及率が増えてくるにつれ、Webをベースとした技術を様々なデバイスで活用する機会が増えることになります。しかし、プライバシーの問題や標的型攻撃、ソフトゥエアの脆弱性などが既に社会問題となっており、セキュリティ対策の重要性も増しています。今回のデブサミでは各分野の最先端で活躍されている方々から直々にお話しをいただけることになりました。

担当コンテンツ委員
メッセージ

3.11東日本大震災は日本に住む私たちに大きな価値変化をもたらしました。政策面では、欧州危機で世界経済が混沌とする中、TPPの問題が再浮上し、関税や政府調達の国際化や国内保護政策の問題など、これからの日本は世界各国とどう関係していくのか選択を迫られています。10年前に比べると災害時におけるITインフラの活躍は顕著であり、迅速な情報交換を促進するITサービスや復興支援が次々と立ちあがったように、ITエンジニアは未来を変える大きな力を秘めています。10年後も日本にいるエンジニアでいるのか、10年後も世界で通じるエンジニアになっていくのか、デブサミの会場で一緒に考えてみませんか?

竹迫 良範
サイボウズ・ラボ株式会社 / Shibuya Perl Mongers
サイボウズ・ラボ株式会社。広島市立大学 情報科学部 情報機械システム工学科知能ロボット講座を卒業し、Shibuya.pm二代目リーダーに就任。Microsoft MVPアワード 2008 Developer Securit 受賞。U-20プログラミングコンテスト審査委員、不自然言語処理コンテスト審査員、アドバイザーなど。セキュリティ&プログラミングキャンプ講師などで早期IT人材育成に携わっています。SC22専門委員会ISO/IEC 16262 ECMAScript Ad Hocや、オライリーPerlクックブック第2版の監訳にも参加。
Blog: http://developer.cybozu.co.jp/takesako/
Twitter: @takesako

Mobile Technology

2011年は、スマートフォンの国内シェアが携帯端末出荷台数の半数を超え、本格的な普及期に入ってきました。今回10周年を迎えるデブサミですが、10年前はちょうどノートPCがデスクトップPCの出荷台数を上回った時期です。スマートデバイスの登場で、高機能な端末を手軽に持ち歩けるようになった今、コンピューティングの形態は、今後もめまぐるしく変化していくことでしょう。現在、モバイルにおいて最も注目度が高いのは「HTML5」「Android」。今回のデブサミでは、それらの最新技術プレビューから、実践的なノウハウの共有まで、様々なセッションをご用意させていただきました。

担当コンテンツ委員
メッセージ

クラウドコンピューティングやグローバル化により効率の追求が進む中、ITエンジニアとして「10年後も世界で通じる」ためには、代替がきくような仕事のやり方から脱却し、自分ならではの価値を身につけていく必要があると思います。そのためには生の情報交換の場が最適。様々な講演や来場者同士の交流を通して、ぜひ自分ならではのヒントを持ち帰ってください。

株式会社翔泳社 CodeZine(コードジン)編集部
ソフトウェア開発者向けのWebメディアです。ソースコードを中心に、現場の開発者が実装上の問題を解決するためのアイデア、ノウハウ、テクニック、ハウツー、チュートリアル、その他関連情報を幅広く公開しています。
URL: http://codezine.jp/
Twitter: @codezine
Faebook: http://www.facebook.com/pages/CodeZine/152219658174983

これからのアーキテクチャ

この10年間でITは社会の中で大きな意味を持つようになりました。これからの10年では社会基盤としてなくてはならない存在になるでしょう。であれば、「これからのアーキテクチャ」を考えるためには社会の変化に目を向ける必要があります。そこで、ITという分野に閉じず、ITを軸に社会の中で活躍する人々に講演をお願いしました。明日、役立つということはないかもしれませんが、10年後の未来を感じるために、ぜひご参加ください。

担当コンテンツ委員
メッセージ

10年後の未来を想像することにあまり意味はないのかもしれません。そう思われるほど世の中の変化は大きく、そして複雑です。ですが、10年という時間を意味あるものにするのかは、自分自身の姿勢で決まります。ひたむきに自分が信じる道を進む人だけが、10年後も世界で通じると思います。
『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています』(イチロー)

鈴木 雄介
グロースエクスパートナーズ株式会社 事業推進本部 本部長 / 日本 Java ユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザー会 幹事
1975年生まれ。百貨店のシステム子企業で開発/運用/保守をしたあと、ネットサービスや企業システムのアーキテクト・PMとして活動し、2008年より現職。ITアーキテクトを名乗ってはいるが、もはや何屋か不明瞭。 「拡張する空間 建築家とITアーキテクトがつくるもの」共著。「ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと」監修。
Blog: http://www.arclamp.jp
Twitter: @yusuke_arclamp
Facebook: yusuke.arclamp

Global + Smartphone by GREE

2010年から本格化してきたスマートフォンへのシフト、そして2012年はそれに伴いサービスのグローバル化がさらに進んでいく1年になるかと思います。この2012年が、日本の多くのサービスが世界中で使われる大きな節目の年になるような、何かのきっかけになればということで、グリーからはHTML5やNodeといったスマートフォン関連の技術や、サービスのi18nについてのセッションをお届けいたしますので、ぜひご参加ください。

10th Special

デブサミ10周年スペシャルは、日本を代表するハッカーの人たちにざっくばらんにお話していただくセッションです。スピーカーの皆さんが選んだテーマは「アジャイル開発」「コンピュータ言語」「エンジニアのスキル」「ソーシャルコーディング」。ITの未来をこの場で一緒に考えましょう。

担当コンテンツ委員
メッセージ

本トラックは、いわばハッカートラックです。ハッカーとは、予言者であり、エバンジェリストであり、ビジョナリーでありながら、手を動かし実際に動くソフトウェアを作り続けている人たちです。そして、コードで、世の中を変えて行く人達でもあります。日本を代表するハッカーたちのたたずまいや現在の関心が向かう矛先は、あなたの10年の戦略を考えるヒントがあるはずです。たくさんの参加者をお待ちしてます。

岩切 晃子
株式会社翔泳社 取締役 メディア事業部
26歳で翔泳社に入社。Dr.Dobb's Journal日本版プロジェクトに配属されたことをきっかけに、この道へ。プログラミングのことは、全く分からなかった入社時から、現在に到る人とのつながりの中で、テクノロジーの変遷を学んできました。そんなわけで、独学で知恵を学ぶ際に一番効果的なのは、「本」と「コミュニティ」と思うようになりました。そんな思いから、各種コミュニティの立ち上げに関わったり、Developers Summitのコンテンツを担当しています。

Cloud Development

今年のデブサミは10周年です。
そこで10年という時間を考えてみました。10年前はどのような時代だったでしょうか?インターネットが普及期に入り、Webアプリケーションが一斉に出現した時代です。そして今。多くの企業ではクラウドを活用しています。10年前、自社のデータをネットワークの向こう側に置くことは想像出来なかったと思います。そして今、今年の大震災の際、クラウドをはじめとするネットワークの向こう側は安定してサービスを提供し続けました。そして10年後。おそらくクラウドは当たり前のものとなり、ネットワークのこちら側と向こう側の概念が無くなっているかもしれません。
しかし、今のクラウドを支える技術の源流はすでに10年前に存在していました。10年後のシステムがどのようになっているかを想像し、セッションに参加してみてはいかがでしょうか?

担当コンテンツ委員
メッセージ

10年という時間は技術の世界ではとても長い時間です。そこで、10年後の世界を想像するのはとても難しいことです。おそらく技術は今と同じもしくはそれ以上のペースで進化し続けるでしょう。そのような中で今にスティックしてしまうと新しいことを受け入れるのは難しくなります。新しいものがもたらす変化を恐れずに勇気をもってそこに踏み込んでいきましょう。
10年前と比べるとテクノロジーは確実に世の中に浸透し、生活に無くてはならないものになってきています。10年前に抱いたテクノロジーはこうあって欲しいという想像のいくつかは実現され、その時には想像もできなかったものが存在しています。おそらく10年後も同様だと思います。テクノロジーによって生活が確実に進化している。エンジニアとしてその一翼を担えるように頑張っていきましょう。

河村 嘉之
日本Javaユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザグループ 幹事
メーカー系SI企業にて、おもにサーバサイドを中心にJava関連のプロジェクトや技術評価をしていました。2度の米国勤務、オープンソースを扱うスモールビジネスを経て、現在は、クラウドベンダーの技術コンサルティングに従事しています。また、日本Javaユーザグループ、日本Springユーザグループでは幹事として活動しています。
Twitter: @kazkawamura

DeNA Special

2011年2月のDevelopers Summitにて併催させていただいた「Mobile Future Conference」から約1年。 X-platform Game engine「ngCore」はどのような進化を遂げたのか、HTML5におけるアプローチ、そしてスクラム開発への取り組みなどDeNAの最新技術情報をお話しさせていただきます。

マイクロソフト技術

今年はマイクロソフト技術トラックを設けていませんが、マイクロソフト技術に関係するセッションは、HTML5、NUI、開発プロセス、スマートフォン、クラウドコンピューティング、UX……と今年も多岐にわたっています。その中でも、今年は新しいデバイスとともに生まれる新しいユーザー体験についてのセッションがいくつも開かれます。10年後のコンピューティングについてイメージを膨らまし、いまコードを書きましょう。

担当コンテンツ委員
メッセージ

ベンダーロックインは高くつくことになりかねないため回避すべきとされる。
そのためプロプライエタリな技術が避けられることがある。
ユーザーにとってはひとつの正しい選択だ。
でも僕らは技術者なんだから、オープンな技術とプロプライエタリな技術の両方を習得したっていい。道具箱に工具が増えただけのことだから、それらを必要に応じて使いこなせばいい。
好き嫌いがあるのは当然だけど、食わず嫌いはもったいない。
特定の技術の達人にも憧れるけれど、いくつもの技術を軽やかに使いこなすのもいいんじゃないかな。10年後も通用する技術者の姿としては。

猪股 健太郎
日本ユニシス株式会社 システム統括部 AP基盤技術室
9歳からのプログラミング好き。
2002年より.NETによる業務アプリケーション開発に従事。
プログラミング以外では猫とウサギと音楽好き。
URL: http://matarillo.com/
Twitter: @matarillo

アドバイザー

太田 健一郎
角谷 信太郎
川口 恭伸
和智 右桂
参加申込み

お問い合わせ

Developers Summit運営事務局 (株式会社翔泳社内)
E-mail: devinfo@shoeisha.co.jp