米Adobeは、UIデザインツール「Adobe Experience Design CC」(Adobe XD)ベータ版の、4月アップデートを4月19日(現地時間)に公開した。
今回公開された4月アップデートでは、これまでMac版に搭載されていたマスクとブール演算が、Windows版にも追加されている。
マスクは、前面に配置したシェイプでオブジェクトを切り抜ける機能で、シェイプとオブジェクトを選択して、[Shift]+[Ctrl]+[M]で重なった形で画像をマスクできる。また、マスクしたオブジェクトをダブルクリックすれば、画像の位置調整も可能になっている。
ブール演算は、複数のシェイプを選択して、合体、前面オブジェクトで型抜き、交差、中マド処理できる、アイコン作成などに便利な機能。
その他のWindows版の新機能としては、Webブラウザからドラッグまたはコピー&ペーストで画像を取り込み、既存のオブジェクトにドラッグして配置可能な「アートボード」が搭載された。また、日本語と韓国語へのローカライズが行われており、近日中にフランス語版とドイツ語版も追加される。
今後は、プロジェクトで使用したシンボル、カラー、文字スタイルにすばやくアクセスして、修正・再利用できる「アセットパネル」、Photoshop、Illustrator、InDesignといったアプリで使ったビットマップ画像、カラー、文字スタイルを再利用可能な「Creative Cloudライブラリ」、自動的にバージョン管理された作業履歴にアクセスして、過去のアセットを再利用できる「Visual Versioning」の追加を予定している。
【関連リンク】
・アドビシステムズ
・「Adobe Experience Design CC」
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