米Googleは、WebGLアクセラレーションに対応し、インストールおよびバックエンドの必要がなく、Webブラウザで実行可能なオープンソースの機械学習JavaScriptライブラリ「deeplearn.js 0.1.0」を、8月11日(現地時間)にリリースした。
deeplearn.jsは、WebGLによってGPUで計算を行い、完全なバックプロパゲーションを実現しているため、従来のWeb向け機械学習ライブラリのようなJavaScriptの限界による速度の制限や、トレーニングに非対応で推論のみしか利用できないといった制約がなく、大幅な高速化を実現している。
APIは、トレーニングのためのTensorFlowのような遅延実行モデルと、推論のためのNumPyのような即時実行モデルで構成される。また、広く用いられているTensorFlowの操作を採用している。なお、今回のリリースには、TensorFlowのチェックポイントからウェイトを読み込むツールが付属しているので、推論のためのWebページにインポートできる。
【関連リンク】
・Google
・deeplearn.js(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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