onPHP5.comで、非常に見落としやすいSEOのTipsが掲載されています。http://www.example.com/ というサイトに http://example.com/ でも繋がるようであれば、これは重複するURLであるといえます。このような重複するURLがあると、同じページへのリクエストが複数に分散されてしまうためSEO的に不利になるということです。この記事ではこれらをmod_rewriteとPHPスクリプトを用いて防ぐ方法が紹介されています。
onPHP5.comで、非常に見落としやすいSEOのTipsが掲載されています。これは、重複するURLを無くすことに重点が置かれたSEO対策です。
たとえば、http://www.example.com/ というサイトに http://example.com/ でも繋がるようであれば、これは重複するURLであるといえます。このようなURLが存在すると、同じページへのリクエストが複数のURLに分散されてしまうためSEO的に不利になるということです。
この記事ではこのような重複URLを、mod_rewriteとPHPスクリプトを用いて防ぐ方法が紹介されています。記事で取り上げられているのは、どちらを入力しても同じページが開く以下のような3つのケースです。
- ドメイン名の違いによる重複
- 「/index.php」 と 「/」
- 異なるGET値による同一ページの指定
これらについて、それぞれの対策を紹介します。
ドメイン名の違いによる重複
これは http://example.com/ と入力しても http://www.example.com/ に繋がるような場合です。次の2つのうちのどちらかでこれを回避することができます。
- .htaccessが編集できる場合
RewriteEngine on RewriteCond %{http_host} ^example.com[NC] RewriteRule (.*) http://www.example.com/$1 [L,R=301]
- .htaccessが編集できない場合
<?php if(strtolower($_SERVER['HTTP_HOST']) == 'example.com'){ header("HTTP/1.1 301 Moved Permanently"); header("Location: http://www.example.com$_SERVER[REQUEST_URI]"); exit; }
これで http://example.com/ を指定しても、http://www.example.com/にリダイレクトさせることができます。ここで重要なのは、http: //example.com/に接続した際に HTTP/1.1 301 Moved Permanentlyステータスコードを出し、それが外部リダイレクトであることを知らせることです。
「/index.php」 と 「/」
http://www.example.com/ と http://www.example.com/index.php など、どちらを指定しても同じページが表示される場合です。これも同様にmod_rewriteかPHPスクリプトで対応することができます。
- .htaccessが編集できる場合
- .htaccessが編集できない場合
RewriteCond %{request_uri} ^/$ RewriteCond %{request_method} GET [NC] RewriteRule ^/$ /index.php [L,R=301]
<?php if($_SERVER['REQUEST_URI'] == '/' && $_SERVER['REQUEST_METHOD'] == 'GET'){ header("HTTP/1.1 301 Moved Permanently"); header("Location: http://www.example.com/index.php"); exit; }?>
これでディレクトリを直接指定しても、index.phpに飛ばすことができます。
異なるGET値による同一ページの指定
これはほとんどのページで起こり得るものです。たとえば、http://www.example.com/?dummy=v など、ページ内のコンテンツには影響しないGET値があっても、大抵のページではそれを無視してページを表示しまうことから発生します。
ページャー機能が実装されているページにおいて、存在しないページ番号を指定してもエラーを出さず他のページを表示させてしまうような場合や、/list.php だけで /list.php?page=1 のページを開いてしまう場合も含まれます。
次のようなスクリプトで、有効なURLの配列を$linksに生成することができるので、この配列に含まれないURLがリクエストされたらエラーページにリダイレクトさせるようにしましょう。
<?php for($i = 1; $i <= $numPages; $i++){ $links[$i] = preg_replace('~(\?|&)page=\d+~', '$1page=' . $i, $_SERVER['REQUEST_URI']); } ?>
onPHP5.comでは、このような重複コンテンツの可能性を防ぐためには以下の点に注意することが必要と言っています。
- サイト内のURLはリライト済みのURLのみを使用する。
- 無効なURLは全て404ページに飛ばしてしまうくらいリライトルールは厳重にする。
- サイト内に使用するURLは、それを有効なURLに書き換える関数に全て通す。
SEOランキングが上がらずお困りの方は参考にしてみてはいかがでしょうか。(PHPプロ!)
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