SQLも使えるオブジェクトデータベース「CACHE'」を知る 2
トップスタジオ [著] 2007/04/02 08:00

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はじめに

 連載の第2回では、Caché(キャシエ)のユーティリティの基本操作を説明し、Caché ObejctScriptによるオブジェクト指向開発のプログラム例を示します。続く連載において、より具体的なシステム開発について触れますが、その基礎となる考え方を学習しましょう。

対象読者

  • アプリケーション/システム開発をしている人
  • データベース関連の開発およびメンテナンスをしている人
  • JavaやC#でプログラミングしている人

CACHÉの基本操作(1/2)

 Cachéの基本操作を学ぶうえで、クライアントPC上で動作するCachéユーティリティの習熟は必須です。ここでは、ユーティリティの概要と基本操作について触れると共に、Caché独特のデータベース作成まで説明します。

CACHÉのユーティリティ

 第1回でも説明しましたが、タスクバーアイコンのCaché Cubeをクリックまたは右クリックして、コンテクストメニューを表示させます。

CACHÉユーティリティメニュー
CACHÉユーティリティメニュー

 このメニューの4行目[スタジオ]~7行目[ドキュメント]がCachéユーティリティです。

スタジオ……CACHÉの統合開発環境(IDE)

 Caché独自のスクリプト記述言語であるCaché ObjectScriptとCaché Basic用のIDEです。ここでは、クラス定義の作成・CSP(Caché Server Page)ファイルの作成・Web Service用クラス定義の作成やSOAPクライアントウィザードやXMLスキーマウィザードが利用できます。また、このスタジオでは、プロジェクト単位でアプリケーションに必要なソースをまとめて保存できます。

CACHÉスタジオ
CACHÉスタジオ

ターミナル……CACHÉの端末エミュレータ

 このターミナルで、Caché ObjectScriptのコマンド、システムユーティリティなどを実行できます。アプリケーションを作成する際、作成したルーチンの動作確認にも利用可能です。

CACHÉターミナル
CACHÉターミナル

システム管理ポータル……CACHÉの統合管理環境

 次の3つの機能が提供されています。

  • システム管理(システム管理者タスク)
  • システムの構成情報(ネームスペースおよびデータベースの作成、ECP(Enterprise Cache Protocol)の設定、起動環境調整用項目など)、セキュリティ管理、ライセンス管理、データベースの暗号化など。
  • データ管理(データベース管理タスク)
  • クラス定義、ルーチン、グローバル変数の一覧やインポート/エクスポート機能。また、SQL文操作用メニューなど。
  • 運用(システム運用タスク)
  • バックアップ、ジャーナル管理、ロック管理など。
CACHÉシステム管理ポータル
CACHÉシステム管理ポータル

ドキュメント……CACHÉのヘルプドキュメント

 このドキュメントは、Caché独自のWeb技術であるCSPを使用しています。

CACHÉドキュメント
CACHÉドキュメント

 それぞれのユーティリティの詳細は、以降、より具体的な例を挙げて説明します。


プロフィール
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1997年の創立以来、一貫してPC/IT関連書籍、雑誌等記事の制作業務を手掛けるプロフェッショナル集団。翻訳・編集・DTPのほか、技術監修や著作も多数。


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