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GitHub Satellite 2020

クラウド開発環境「GitHub Codespaces」や、ディスカッション機能、セキュリティ機能の強化など発表【GitHub Satellite Keynote】

GitHub Satellite 2020


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 今年のGitHub Satelliteは、5月6日(米国時間)ライブストリーミングで開催。GitHubのCEO、ナット・フリードマン(Nat Friedman)氏によるキーノートから開幕し、新しいリリースを発表した。

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GitHub上での開発は増加傾向

 GitHub CEOのナット・フリードマン(Nat Friedman)氏は、まずここ数か月のGitHubのリリースを振り返った。主な発表は以下の通り。

  • GitHub Actions
  • GitHub for Mobile
  • GitHub Sponsorsが32の国と地域に拡大
  • チームでの利用無料化
  • npmの買収

 現在、約5000万人の開発者が利用しているGitHub(4月26日現在)。昨今の情勢から、GitHubではどんな変化が見られるのか。

 まず、2020年1月からイシュー作成数は25%の増加が見られた。また平均よりも4時間早くプルリクエストがマージされるようになっている。ユーザー全体の傾向としては、1日平均1時間多くGitHub上で開発を行っているという。

GitHub CEO ナット・フリードマン(Nat Friedman)氏
GitHub CEO ナット・フリードマン(Nat Friedman)氏

 これについてフリードマン氏は、「通勤がなくなり、その分の時間を仕事に使えるようになったのかもしれません。あるいは、家にいて他の趣味に取り組めないので、夜や週末にコードを書いたり、それを世界にシェアしたりする時間が少し増えたのかもしれません。いずれにせよ、トレンドとしてはこれまでより多くのコラボレーションが見られます」と考察した。

GitHub Discussions

 今回発表されたリリースは4つ。1つ目はコミュニティのコラボレーションを加速する「GitHub Discussions」だ。議論を行う場として機能追加される。

 従来、ある程度の議論であればイシューやプルリクエストを通して済んでいたが、「GitHub Discussions」は、正式にイシューの立っていない議論やアイデアの共有、FAQの作成・修正にも利用できる。

「GitHub Discussions」
「GitHub Discussions」

 authorとadminが質問に対する回答のコメントをマークできるため、答えを探して長いイシューのスレッドを読む必要がなくなる。また、スレッドリプライの機能によって会話が追いやすくなっている。

 さらに、Discussionsで生まれた良いアイデアをイシューにあげられるよう、イシューとDiscussionsを行き来できる機能を備える。

「GitHub Discussions」の主な特徴
「GitHub Discussions」の主な特徴

 今年の夏に正式リリース予定だが、既にオープンソースコミュニティ向けにプライベートベータ版を提供中。まもなく他のコミュニティでも試用できるようになる。

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この記事の著者

岡田 果子(編集部)(オカダ カコ)

2017年7月よりCodeZine編集部所属。慶応義塾大学文学部英米文学専攻卒。前職は書籍編集で、趣味・実用書を中心にスポーツや医療関連の書籍を多く担当した。JavaScript勉強中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/12256 2020/05/08 10:48

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