Microsoftは、IE用プラグイン「Internet Explorer Developer Toolbar」正式版をリリースした。
Microsoftは9日、IE用プラグイン「Internet Explorer Developer Toolbar」正式版をリリースした。以前からWeb開発者向けにリリースされていたプラグインだが、今回よりバージョン1.00の正式版となった(リリースされたのは、バージョン1.00.2188.0)。
Internet Explorer Developer ToolbarはMicrosoftのWebサイトより無償でダウンロードできる。IE7の場合、インストールするとブラウザの右上に小さなアイコンが現れ、これをクリックするとメニューが表示されるようになる。
Webサイトにおける画面デザインでは、HTMLのDOM構造やCSS適用内容、要素のサイズなど、実際にブラウザを通した表示を見ながら検証していく必要がある。Internet Explorer Developer Toolbarを使うと検証したい変更をプレビューしながら行えるため、これらの作業を効率よく行うことができる。
Internet Explorer Developer Toolbarの主な機能は以下の通り。
- DOMツリーの表示(画面上の要素をクリックすることでツリーの該当部分を表示させることができる)
- 要素の属性表示・追加・削除
- 適用CSSの詳細表示
- Script、ポップアップブロック、CSSのオフ
- class、IDの表示
- リンクパスの表示
- タブインデックス、アクセスキーの表示
- DIVタグ、TABLEタグのアウトライン表示
- 画像の制御、代替テキストの表示
- クッキーの制御
- ルーラー
- カラーピッカー
- HTML、CSSなどのバリデートチェック
Firefoxでは、DOM InspectorやWeb Developerなど、同様の機能を実現するアドオンがあるが、IEにおいては、Internet Explorer Developer Toolbarが強力なツールになりそうだ。
Internet Explorer Developer Toolbar
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です