米Appleは、「iOS 14.6」および「iPad OS 14.6」の提供を、5月25日に開始している。
「iOS 14.6」「iPad OS 14.6」では、起動時にパフォーマンスが低下する可能性がある問題が解決されたほか、新機能として「SKAdNetwork 3.0」を使用して広告に署名する、複数の広告ネットワークにインストール検証ポストバックを送信できるようになった。
そのほか、ベータプロファイルを削除することなく、iOSまたはiPadOSデバイスを最新リリース候補に直接更新可能となっており、リリース候補への更新後に、次に利用できるベータ版に更新するか、プロファイルをアンインストールしてデバイスをベータプログラムから削除するかを選べるようになっている。
なお、XcodeではiOS MinimumOSVersion情報プロパティリストキーを使用した、アプリが実行されるmacOSの最小リリース宣言が非推奨となっており、macOSの今後のリリースではMac Catalystで構築されたアプリを含むMacアプリのMinimumOSVersionキーが無視される。また、「Xcode 12.5」以降でビルドされたiOSアプリのLSMinimumSystemVersionキーが使用されることになり、このキーが含まれていない場合、macOSの今後のリリースではアプリのMinimumOSVersionとMac Catalystランタイムのバージョンを比較して、互換性を判断する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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