プログラミング言語Python開発チームは、最新ベータ版となる「Python 3.10.0b4」を、7月10日(現地時間)にリリースした。
「Python 3.10.0b4」は、現在開発が行われている「Python 3.10」の、4番目であり最後のベータプレビューで、より広いコミュニティに新機能とバグ修正をテストし、新機能リリースをサポートするためのプロジェクトを準備する機会を与えることを目的とする。サードパーティのPythonプロジェクトのメンテナは、ベータ版で見つかった問題を、Pythonバグトラッカへ報告することが強く推奨されている。
現在、「Python 3.10」に向けて、PyUnicodeObjectのwstrメンバ廃止および削除の準備、「X|Y」のような共用体型の記述、パラメータ仕様変数、デバッグおよびその他のツールの正確な行番号、zipへのオプション長さチェックの追加などが行われており、「Python 3.10.0」の最初のリリース候補は「Python 3.10.0rc1」となり、8月2日のリリースを予定する。
なお、以前のプレリリースで追加を予定していたfrom __future__ importアノテーションは、互換性の懸念があることから、「Python 3.11」に延期された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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