米Microsoftは、オープンソースのプログラミング言語TypeScriptの最新版となる「TypeScript 4.4」の提供を、8月26日(現地時間)に開始した。
「TypeScript 4.4」では、タイプガードがconst、 readonlyプロパティ、または変更されていないパラメータで動作する場合に、その値を適切に絞り込めるようになるとともに、判別式を抽出可能になり、元のオブジェクトを絞り込めるようになっている。
また、symbolsおよびテンプレート文字列パターンのインデックス署名が許可されるようになり、catch句変数のデフォルトの型をanyからunknownへ変換する--useUnknownInCatchVariablesフラグの追加や、オプションのプロパティ型を記述された通りに解釈するよう指定する--exactOptionalPropertyTypesフラグの追加、クラスにおける静的ブロックのサポート、--helpの更新および改善などが行われたほか、宣言発行やパス正規化の高速化などによるパフォーマンスの向上など、数多くの機能追加・改善が実施された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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