米Amazon Web Servicesは、コンピューティングに最適化された「Amazon EC2 C6iインスタンス」の提供を、10月28日(現地時間)に開始した。
Amazon EC2 C6iインスタンスは、最新世代のインテルXeonプロセッサを採用することで、C5インスタンスと比較して価格あたりのパフォーマンスを最大15%向上しており、バッチ処理、機械学習、ハイエンドゲーム、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)ワークロード、広告配信、ビデオエンコーディングといった、計算集約型ワークロードの実行に適している。
ほかにも、C5インスタンスと比較してメモリ帯域幅が最大9%大きく、最大40GbpsのAmazon Elastic Block Store(EBS)、最大50Gbpsのネットワークを実現するとともに、メモリ暗号化が常時オンになる。
C6iインスタンスは、従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアにオフロードして、高性能、高可用性、高安全性のクラウドインスタンスを実現するビルディングブロックのコレクションである、AWS Nitro Systemに基づいて構築されており、最適なネットワークパフォーマンスを得るには、Elastic Network Adapter(ENA)をアップグレードしなければならない場合がある。
さらに、vCPU×128基、メモリ256GBの「c6i.32xlarge」では、Elastic Fabric Adapter(EFA)をサポートしており、HPCやビデオ処理などにおいてネットワーク遅延の低減によるメリットを享受できる。
現時点では、米国東部(バージニア北部、オハイオ)、米国西部(オレゴン)、EU(アイルランド)リージョンにて利用可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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