米Googleは、Google Kubernetes Engine(GKE)の新機能として、イメージストリーミングの一般提供を11月4日(現地時間)に発表した。
新たにGKEに搭載されたイメージストリーミングは、アプリケーションのスケールアップ時間を大幅に改善することが可能であり、ユーザー需要の増加に迅速に対応するとともに、プロビジョニングするスペア容量の削減によって、コストを節約できる。
同機能を実現するために、コンテナにおけるイメージのプル時間を数秒に短縮し、GKEがコンテナデータを並行してストリーミングしている間、アプリケーションの迅速な起動を可能にしている。
イメージストリーミングでは、高度なネットワークマウントを使用してコンテナデータレイヤをcontainerdにマウントし、ネットワーク、メモリ内、ディスク上の複数のキャッシュレイヤでバックアップすることで機能する。イメージストリーミングマウントを用意すると、コンテナはImagePullingステータスからRunningへ数秒で移行し、アプリケーションの起動がコンテナイメージ内の必要なデータの転送と、効果的に並列化され、コンテナの起動時間が大幅に短縮されて、より迅速な自動スケーリングにつながる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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