米Googleは、TypeScriptベースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークAngularにおける、最新のCSSサポート状況について、11月17日(現地時間)付の公式ブログ投稿にて解説している。
同記事によれば、「Angular Material 12」では、Angular Material Sassスタイルのすべてのインポートに対して@importから@useへの移行が行われた。
「Angular 13」では、Internet Explorer 11のサポートが廃止され、CSSグリッドやCSS論理プロパティ、calc()、::hoverといったモダンWebスタイルが利用可能となっている。
さらに、IE11のサポート廃止によって、CSS変数(CSSカスタムプロパティ)がサポートされ、開発者がスタイルをカスタマイズするためのAPIサーフェスを定義できるようになった。また、CSS変数を使用することで、開発者はCSSオーバーライドおよび::ng-deepから移行できるようになったほか、Angular Materialコンポーネントのさらなる個別化を実現している。
「Angular 12」では、AngularコンポーネントでインラインSassを使用するオプションが導入されており、CLIではinlineStyleLanguageオプションが用意され、Angularコンポーネントから直接Sassをコンパイルしてスタイリングできる。また、「Angular 11.2」ではAngular CLIでTailwindCSS PostCSSを実行するためのネイティブサポートが追加された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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