GUIライブラリ「egui」を「Tauri」で使用可能にするプラグインが登場

　デスクトップアプリ作成に使用できるフレームワーク「Tauri」の開発チームは、GUIライブラリ「egui」をTauriで使用可能にするプラグイン「tauri-egui 0.1.0」を9月19日（現地時間）に公開した。

　Tauriは、先行する「Electron」と同じように、Web技術でGUIを開発できるフレームワークだが、今回公開になった「tauri-egui 0.1.0」を使用すると、独自のGUIライブラリ「egui」をTauriで利用できるようになる。eguiはWeb技術を使用したものではなく、Rust言語で記述したライブラリで、OpenGLの基本的な機能を利用できる。

　eguiのGitHubレポジトリを見ると、Rustで記述したGUIライブラリの中でも最も容易に利用できるライブラリとなることを目指しているとある。eguiを使うと、デスクトップアプリケーションもWebアプリケーションも同じコードで開発できるとしている。RustでWebアプリケーションを作成する際に、eguiを使うことが最も単純な方法になることも目指しているようだ。そして、近日中には各種ゲームエンジンでも使えるようになる予定だともしている。

　一方でeguiは、高等な機能を持つGUIライブラリとなることは目指しておらず、OS標準に見えるGUIを提供しようともしていないとしている。高等なGUIを求めてはいないが、手軽にGUIを作成したいという開発者に向いているライブラリだと言えるだろう。