GNU/Linuxディストリビューション「Debian」の開発チームは、最新安定版となる「Debian 11(コードネーム:bullseye)」の6番目のアップデート「Debian 11.6」を、12月17日(現地時間)に公開した。
「Debian 11.6」では、主に脆弱性修正と不具合の修正が加わっている。そして今回の新バージョンはポイント・リリースとなり、Debian 11を構成するパッケージの一部のみを更新する形になる。Debian 11のユーザーは簡単な操作でDebian 11.6にアップデートできる。
主な修正点としては、カーネルをバージョン5.10.158-rt77にアップデートしたほか、GNU Cライブラリ(glibc)で、IntelのHaswellマイクロアーキテクチャーのプロセッサで発生していた不具合を修正。さらに、NVIDIA製GPUのデバイスドライバが抱えるセキュリティ脆弱性を修正している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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