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オープンソースのJavaScript実行環境「Node.js 21」がリリース

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 オープンソースのJavaScript実行環境であるNode.jsの開発チームは、最新バージョンとなる「Node.js 21」を10月17日(現地時間)にリリースした。

 Node.js 21では、V8エンジンの最新版であり、Chromium 118の一部であるV8 11.8への更新が行われており、パフォーマンスが向上するとともに、配列のグループ化や、ArrayBuffer.prototype.transferおよびWebAssemblyの拡張const式が実装されている。

 また、テストランナでは--testパラメータを指定する際のglob式をサポートしており、強力なglobパターンを使用してテストをより効率的、かつ柔軟に実行できるようになった。

 さらに、新たに追加されたフラグ--experimental-default-typeによって、Node.jsで使用されるデフォルトのモジュールシステムの入れ替えが可能になっている。ただし、package.json "type"フィールド、ファイル拡張子.mjs/.cjs、--input-typeフラグなどによってESモジュールまたはCommonJSとして明示的に定義されている入力は影響を受けない。また、現時点で暗黙のうちにCommonJSとして扱われているものは、代わりに--experimental-default-type=moduleでESモジュールとして解釈されるほか、--experimental-wasm-modulesが渡され、ファイルがWebAssemblyプリアンブルである\0asmで始まる場合は、拡張子のないファイルはWebAssemblyとして解釈される。

 ほかにも、モジュールのカスタマイズフックglobalPreloadが削除され、代わってアプリケーションスレッドからカスタマイズフックにデータを送信するためにregisterを使用し、initializeフックによってスレッド間の通信チャネルを確立するようになるとともに、fs.writeFile関数へのフラッシュオプションの追加、パフォーマンスの向上、llhttp 9.1.2厳格モードの強化、navigatorオブジェクトの統合など、さまざまな機能追加・改善が行われた。

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https://codezine.jp/article/detail/18557 2023/10/24 12:21

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