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ローカル環境でコンテナやKubernetes環境を操作できる「Podman Desktop 1.5」がリリース

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 ローカル環境にてコンテナやKubernetes環境を操作できる、オープンソースのGUIツールPodman Desktopの開発チームは、最新バージョンとなる「Podman Desktop 1.5」を11月3日(現地時間)にリリースした。

 Podman Desktop 1.5では、PodmanとComposeの初期セットアップのためのガイド付きフローを提供するオンボーディングフローが導入されるとともに、Windows/mac版インストーラにPodman 4.7.2が含まれている。また、新たに検索主導型のコマンドパレットが利用可能になり、Podman Desktopで使用できるさまざまなコマンドへの迅速なアクセスが可能になった。

 Kubernetes Podでは、ネットワーク、ボリューム、環境変数、その他主要なメタデータを含むより包括的な情報が「Summary」タブに表示されるようになっている。

 さらに、イメージリストからコンテナを作成する際に、新しいコンテナの環境変数を設定するための環境ファイルを提供するオプションが追加されたほか、Dockerとの互換性を有効または無効化するためのUXが向上した。また、UI内のコンテナ、ポッド、その他のオブジェクトの状態変更に関するUXが向上し、明確なステータスメッセージと状態変更のアニメーション表示インジケータが改善されている。

 あわせて、Podman Desktop拡張機能APIでは、拡張機能からのイメージのプッシュやリストに加えて、プルできるようになるとともに、イメージとネットワークをリストする機能と、コンテナとネットワークを作成する機能の両方が追加された。さらにカスタムKubernetes構成ジェネレータを登録できる機能、UIメニューへのコマンド追加、特定の条件に基づいたUIのメニュー項目提供といった機能追加が行われている。

 ほかにも、Kindへのイメージ読み込みの進行状況がタスクマネージャにタスクとして表示されるようになったほか、新たなPodmanマシンが作成後すぐに起動可能となり、PodmanマシンとKubernetesプロバイダの作成フォームのルック&フィール更新およびマイナーなバグの修正、検索フィルタの結果が一致しない場合に表示される画面における、特定のフィルタ用語やフィルタをクリアするためのボタンなどの表示といった、さまざまな機能追加・改善が実施された。

 なお、レジストリの無効化コマンドが無効なレジストリからの後続のプルをブロックしていなかった不具合の修正や、ネットワークプロキシの背後にいる一部のユーザーが、オンラインリソースのダウンロードを含むワークフローを完了させられなかった問題の解消、Kubernetesで実行されている削除プロセス中のポッドステータスがPodman Desktop UIへ正確に反映されるようになるなど、数多くのバグ修正も行われている。

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