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AI活用で企業に新たな価値が生まれると予想、UiPathが「自動化とAIのトレンド:2024年版」を発表

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 UiPath社の日本法人であるUiPathは、レポート「自動化とAIのトレンド:2024年版〜2つの革新的なテクノロジーが来年どのような価値をもたらすかの7つのトレンド」の日本語抄訳版(英語原版題名:Automation and AI Trends 2024)を12月11日に発表した。

 今回のレポートは、現在注目され、今後世界を変えていくと考えられている技術である自動化とAIが、組織においてどのように活用され、価値をもたらしているかについて考察したものとなっている。

 同レポートは以下の通り。

  • トレンド1「自動化によって、経営層はAIの価値を理解する」:AIの活用を進めるために、多くの企業が自動化にも目を向けられており、2024年はビジネスにおいてAIの実装が進む年になると予想されている。
  • トレンド2「AI+自動化のユースケースの需要が高まる」:AIと自動化を組み合わせた「すぐに使えて、成果が出る」ソリューションは、迅速に価値を生み出すことができるとして、導入が進むことが考えられている。特にインテリジェント・ドキュメント・プロセシング(IDP、データ文書からの情報抽出などを含む、AIを活用した文書処理技術)については、大幅なスピードアップ、機能強化、コスト改善が想定されている。
  • トレンド3「透明性の高い組織への注目が集まる」:最先端の組織では、業務の状態をリアルタイムに可視化し、ワークフローの改善シナリオによってもたらされる影響を事前にモデル化することも可能になっている。2024年以降、こうした機能を導入し、組織全体の効率などを改善することが考えられる。
  • トレンド4「LLMs (大規模言語モデル)がバーチャルアシスタントを強化」:LLMsの機能は、人々の作業状況やタスクを理解し、簡単なことばでのコミュニケーションが可能となっており、業務を手厚くサポートすることが予想されている。
  • トレンド5「自動化自体に「自動化」の要素が追加される」:AIにより、自然言語理解の進化や、自動修正機能の改善が進み、ワークフロー作成や修正を行う作業が大幅に削減された。2024年もこの分野の継続的なイノベーションが期待されている。
  • トレンド6「『安全なAI』が人々の行動と革新の焦点となる」:堅実なAIによる効果を上げるためには、優れたガバナンスが不可欠であり、リスクと恩恵のより良いバランスを模索する中で、AIの実装がさらに進むことになると考えられている。
  • トレンド7:「業務のありかたの再定義がはじまる」:新たな役割と責任を担う従業員のリスキリングとともに、デジタルと人間の新しい関係性を構想していく必要がある。

 同社は、市場全体から先行きが明るい様子が見られ、多くの顧客やパートナーが、多くの変化や不確実性を目の当たりにしつつも、同時に成長・適応し、新たなチャンスを見出されるとしている。AI活用のリスクと恩恵を十分に理解した上で、自動化とAIが互いの長所を引き出し、あらゆる企業で新たな価値が生まれる年となると予想されている。

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