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Meta、モバイルアプリフレームワーク「React Native 0.73」をリリース

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 米Metaは、オープンソースのモバイルアプリフレームワークであるReact Nativeの最新バージョンとなる「React Native 0.73」を、12月6日(現地時間)にリリースした。同リリースでは、Hermesによるデバッグの改善、安定したシンボリックリンクのサポート、Android 14のサポート、新たな実験的機能の追加などが行われている。

 デバッグの改善としては、Hermesがconsole.log()によるすべての呼び出しをバックグラウンドでキャプチャするようになり、Webブラウザでのデバッグエクスペリエンスと一致するよう、デバッガが最初に接続された際に呼び出しが「Console」タブに送信されるようになった。

 React Native開発チームは、Flipperを置き換えることを目的に、新たなJavaScriptデバッガの開発に取り組んでおり、今回のリリースではテクニカルプレビューとして新JavaScriptデバッガも搭載されている。

 安定したシンボリックリンクのサポートでは、Metroバンドラにおけるシンボリックリンク解決がデフォルトで有効となっており、ディレクトリがwatchFoldersで構成されている場合は、monorepoセットアップでの動作が可能になった。

 さらに、React Native 0.73以降におけるAndroidアプリ開発では、Kotlinが推奨言語になったほか、最新のAndroid SDKバージョンであるAPI レベル34(Upside Down Cake)をターゲットにできるようになり、Android 14を完全にサポートしている。

 また、古いコンポーネントやモジュールとの下位互換性を保つために用いられてきたブリッジの作成を完全に無効にするブリッジレスモードが実験的に追加された。あわせて、ブリッジレスモード時に古いモジュールの運用を可能にする、Native Module Interop Layerも追加されている。

 ほかにも、FlipperやリモートJavaScriptデバッグが非推奨になるとともに、Babel関連パッケージをMetroからReact Nativeのリポジトリとバージョン管理スキームに再配置することによって、メンテナンスとバージョンアップを容易にするなど、数多くの機能追加・改善が行われた。

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https://codezine.jp/article/detail/18840 2023/12/25 12:00

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