小規模で簡単に共有可能なソフトウェア作成のためのプログラミング言語「Scrapscript」が公開

　ソフトウェアを安全で共有可能にするための新たなプログラミング言語「Scrapscript」が、1月23日（現地時間）に発表された。

　Scrapscriptは、コンパクトで、ピュアで、機能的で、コンテンツにアドレスを指定できる、ネットワークファーストのプログラミング言語。小規模で簡単に共有可能なプログラムの作成を可能にすべく設計された。

　もともとは、Taylor Troesh氏によって作成されており、主要な実装はMax Bernstein氏とChris Gregory氏とのやり取りを通じて行われ、Justine Tunney氏によるlibc実装であるCosmopolitanと、Pythonランタイムよって構築された自己完結型実行可能ファイルは、すべての主要なプラットフォームで簡単に実行でき、このファイルを基に作成されたDockerコンテナは、ファイルサイズがわずか25.5MBと非常にコンパクトになっている。

　開発チームは現在、さまざまな機能の実装に加えて、Scrapscript自体で書かれたコンパイラの作成に取り組んでおり、将来的にはコンパイラをPythonインタプリタ上でJavaScriptへコンパイルし、それをWeb上で実行することによってWebブラウザにScrapscriptを移植することを目標としているという。