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サーバーレスでAIシステム開発スタートダッシュ

OpenAI APIを使って議事録作成Botを作ってみよう!

サーバーレスでAIシステム開発スタートダッシュ 第3回

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 本連載では、AIシステム開発の始め方が分からないという方に向けて、サーバーレス技術を活用したAIシステム開発の進め方を紹介します。第3回では、OpenAIのAPIのなかからChatGPTとWhisperを利用して、会議の議事録を自動で作成してくれるSlack Botを作ります。

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はじめに

 これまでの連載で、サーバーレス技術の解説とそれを用いたAIシステムの実装例について紹介をしてきました。前回の記事では物体検知を行うモデルを学習の段階から用意し、AWSを利用しながらサーバーレス環境でのシステム構築を行った実装例について解説をしました。

 最終回となる今回のテーマも、今までと同じくサーバーレス技術を用いて手早くプロトタイプのAIシステムを作る方法を紹介していくものとなります。今回はOpenAIが公開しているAPIの中でもChatGPTとWhisperを利用して、Google Meetで行なった会議の議事録を自動で作成してくれるSlack Botを作っていきます。また、前回はサーバーレス環境にAWSを利用しましたが、今回はGCPを利用した開発を紹介していきます。

自動議事録作成Slack Bot

 OpenAI APIを利用すると、自動で会議の議事録を作成してくれるシステムを作成することもできます。今回は、Google Meetで行った会議の議事録を自動でまとめて、Slackに投稿してくれるBotをGoogle Cloud Functions上で実装する例を紹介していきます。

今回作成するアプリ「議事録作成くん」
今回作成するアプリ「議事録作成くん」

 このシステムを組むためには、音声ファイルから文字起こしをする機能と、会話文を議事録としてまとめあげる機能、インターフェースとして入出力を担う機能の3つが必要になってきます。

 音声ファイルからの文字起こしにはWhisper APIを、議事録としてまとめるのはChatGPT APIを、入出力はSlack Bolt for Pythonライブラリを利用してシステムを構築していきます。

 それでは、順を追って説明していきます。

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この記事の著者

株式会社ブリューアス AI-TEAM(カブシキガイシャブリューアス エーアイチーム)

 モバイルのアプリを中心にUI/UXデザインから開発保守まで、幅広い実績を持つ会社です。専門的な知識と豊富な開発経験を活かし、AIとサービスの統合を推進しています。 Brewus.inc

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/19051 2024/03/05 11:00

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